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金の絵具を比較してみた。アクリル、水彩、顔彩など。

金の絵具が好きなので、色々な金絵具を比較する記事を書きたいと思います。アクリルや、不透明水彩、顔彩など、色々な画材の金色を集めてみます。どうかお付き合いください^^

金の絵具について

私は金の絵具が好きで、作品にもよく使っています。金色を使うと、やはり作品は華やかになります。金属色は、独特の輝きや光があり、アナログ画材ならではだと思います。

月や魚に金の絵具を使用しています

私は金色の絵具を色々使っていますが、アクリル絵具や顔彩、ガッシュなど種類は様々です。なので、画材の垣根を越えて、金色の絵具を比較してみたいと思います。

表面がマットに仕上がるもの、厚塗りできるもの、粒子が大きくキラキラするものなど、使ってみるとかなり違いがあります。

色も、赤みがかったもの、黄色味が強いもの、青味がかった落ち着いた金など、それぞれ違います。

色味や輝きが違う、色々な金色

色を試すときには、白い紙の上だけでなく、黒い紙にも塗ってみた方がよいです。どのくらい下の色を覆い隠す力があるか、わかります。(隠蔽力)

私は、マットで隠蔽力の強い、濃い目の金色が好きです。色は青金と呼ばれる、あまり黄色くない落ち着いた金をよく使います。他の色とのなじみもよい気がします。

アクリル絵具の金

金の絵具は、なるべく不透明がいいと思って、濃そうなものを選んでいます。

アンティークゴールド(リキテックスプライム)

リキテックスプライムの金です。絵具が硬めなので、しっかり紙にのせられます。

水を少し、またはメディウムを少し混ぜて、塗りやすい硬さに調節して使っています。

アクリルなので、乾いた後に何度も重ね塗りすることができます。厚めに塗ることもできてとても便利です。

色はイエローゴールドで華やかな色味です。

アンティークゴールド(リキテックス アクリリックソフト

リキテックスのアクリルでもソフトタイプの金色です。色味はリキテックスプライムの金色と似ています。

少し、薄くて透明感があります。通常のアクリル絵の具と比べると柔らかいです。少し塗りあとが残るのが気になります。

不透明にしっかり塗りたい時には、重ね塗りするほうが良さそうです。

青金(ターナーアクリルガッシュ和)

ターナーの和シリーズの青金です。

アクリルガッシュなので、不透明です。マットに塗ることができ、隠蔽力も高いです。

和シリーズは他にも赤金、緑金、黒金など

ターナーのアクリル絵具には金色は他にゴールドライト、ゴールドディープ、ゴールドオレンジ、アンティークごらゴールドなど。

金の他にも銀、銅色や色のパール色などがありかなりバリエーション豊かです。

なかでも、和シリーズの青金は気に入っていて、何度もリピートしています。本物の金の色というより、真鍮のような落ち着いた金色です。黄色っぽくないので、何色にも合わせやすく、私のように絵のトーンを落ち着いた感じにしたいという方にはおすすめです。

ターナーアクリルガッシュ普通のシリーズの、アンティークゴールドも落ち着いていて素敵な金です。

不透明水彩

パールゴールド(ホルベインガッシュ)

ホルベインの不透明水彩(ガッシュ)の金色の絵具です。名前はパールゴールド。

色は明るめの黄色がかった金色です。華やかな色味です。

この金色も不透明水彩なので、色が濃く隠蔽力があります。厚塗りしてのせると、存在感が増します。表面がマットなので、派手すぎません。

不必要にきらめきなどがないので、絵の邪魔になりません。

顔彩

呉竹耽美スターリーカラーズ6色セット

呉竹のスターリーカラーズ6色セットで売られていたので、買ってみました。アクリルや不透明水彩(ガッシュ)と比べると、キラキラ感が強めです。伸びがいいのが特徴です。微妙な色の差が楽しい。

青金 F05 No.91 呉竹 深美

他にも。吉祥、呉竹、上羽の金の顔彩があったのですが、裏に色名や番号の記載がなくどれがどれだか分からなくなってしまいました。

なので、ひとつだけ。呉竹の青金です。

キラキラ感はありますが粒子が小さく細かく光る感じがきれいです。華やかなので、かなり使用頻度も高いです。

顔彩は透明水彩の固形タイプのように、固まった絵具を水で溶かしながら使うものです。成分は膠とアラビアゴムのようです。透明水彩と似た感触なので、同じような感覚で使うことができます。

水に溶くと、意外と濃くのせることもできて、私はとても気に入っています。そして、アクリルやガッシュに比べて滑らかで、細い線もひきやすいです。

水彩

リッチゴールド(ファインテック)

ファインテックは、キラキラ系の絵具がたくさん売られていますが、金の種類も豊富です。

中でもお気に入りはリッチゴールド。しっかりした濃さがあり、隠蔽力も高いです。マットな感じで塗ることができておすすめです。

顔彩のように固形の状態で売られていて、水で溶かしながら筆でこすって塗ることができます。種類も豊富でキレイなので、色々な色が使ってみたくなります。

おすすめの使い方

他の色と独立させて使う

ポイント、ポイントではっきり塗ります。厚めに塗ります。他の色を先に塗り、最後に金色の絵具を塗っていきます。

上から別の色を塗ってしまうと、金色がくすんで見えます。

厚めに塗ると、しっかり金色に見えるし、薄めに塗ると下の色が透けます。

混ぜて使う

パレットの中で他の色と混ぜ切ってしまうと、金の感じが消えてしまい面白くないので、紙状で混ぜるような気持ちで塗るとちょうどいいかも。

ウェットインウェットで金の絵具をぼかしながら垂らしてもいい感じ。

ただ、他の絵の具と混ぜるときは、同じ種類の絵具同士で。アクリルの金ならアクリル絵具と。水彩の金なら水彩と。というふうに。乾いてしまえば、別のものを重ね塗りするのは大丈夫です。

全体の傾向として、アクリルでも水彩でもガッシュ(不透明)の絵具は金の顔料が濃く、しっかりしています。

終わりに

探してみたところ、透明水彩の金は持っていませんでした。買ったこともあるのですが、やはり、透明感が強く、あまり下の色を覆い隠すような使い方はできなかった、と記憶しています。

その点、アクリルや不透明水彩、顔彩は、不透明にしっかり色がのるので、お気に入りです。特にアクリルのターナーと顔彩の呉竹は金属色がたくさんあり、おすすめです。

ファインテックもどの色もしっかりした濃さと輝きがあり、種類も多いので、自分好みのメタリックカラーが見つかりそうです。

最近は他にも色々なメーカーから、新しいメタリックカラーの顔料、絵具がたくさん出てきているので、使ってみたらレビューを書き足そうと思っています。

このサイトは透明水彩がメインなので、他にも絵具の記事をたくさん載せています↓

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