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パレット中間報告(2024年夏)

パレットを半年間使ってきて、の満足度、よく使っている色、使っていない色について語ってみます。

2024年のパレットのようす

今年のパレットはこんな感じに作りました。2024年の1月ですね。

作りたてなので、パレットはとても綺麗!明るい感じの色が多いので、ぱっと見華やかですね。

パレットは1年に1回入れ替え制にしています。

パレット入れ替えの様子はこんな感じ↓

半年使ってみて、活躍している色、活躍できていない色、とあるので、自分のためにも中間報告をしてみたいと思います。

ひよこ
ひよこ

どんな色をたくさんつかったのかな?

ハーフに切ったハーフパンの調子はどう?

と、その前に…

今年はハーフパンの絵具をパンから出して、さらに半分にしてパレットにくっつけたのですが、結論から言うと大正解でした!!いつもだとハーフパン一つは1年で使いきれないかな(1年半くらいかかかる)という感じなので、半分だとちょうどいいです。

ハーフパンって不思議なんですが、上の方は硬くてなかなか減らないのに、1/3くらい使うと一気に柔らかくなってごそっと減るんですよね。

そういう意味でも大きい塊を崩していくより、半分にした方が使いやすいと思いました!!これはおすすめの使い方です。

かれは
かれは

ハーフパンは簡単に半分になります。
ぜひお試しを✨

一度綺麗にした

いつもだとパレットの混色スペースが汚いまま使い続けるのですが、今年は暑くなるのが早いこともあって不安を感じ、7月頭に一度綺麗に洗いました。なんだかいつもより絵具も柔らかくなっています。おそらく湿気と温度のせい…

混色スペース、表面の汚れがきれいになって、とても気持ちが良いです。

汚いパレットを放置しがちですが、ちゃんときれいにすると絵具も鮮やかな色で使えますし、メリットがたくさんあります。

表面がカビ臭くなっていることもあるので、夏場は匂いを確認しておくとよいかもです。

ひよこ
ひよこ

やっぱりきれいにすると気持ちいい!

よく使った色

上半期によく使った色は、コバルトブルー、コバルトターコイズ、コバルトバイオレットライトのコバルト系の3色でした。特にコバルトブルーはハーフパンの半分を使い切りそうな感じなので、かなり使った方だと思います。今まであまり使ったことのない青でしたが、澄んだ色味がとても使い勝手よく、ウルトラマリンブルーの代わりにたくさん使いました。とくに色を淡く使いたいときには、コバルトブルーのほうが使いやすいくらいです。

コバルトブルーについてはこちら↓

このあたりがよく使った色たちですね↓

あとはマホガニーブラウンはウルトラマリンディープと一緒によく使いました。

シュミンケホラダムのスピナルブランも自分の中では鉄板ですね。つい頼りすぎているので、少し距離をとった方がいいかなと思うほどです。

全然使っていない色

一方で全然減っていない色があります。

まずオキサイドオブクロミウム。今年はあまり緑を使った絵を描いていないこともあって、ほとんど減っていません。こりゃいかん、と少しずつ使い始めています。ピンクの花を描くときの葉っぱの色として最適なので、下半期はバンバン使いたいですね。半分くらい減ったら記事も書きたいな!と。いい渋みで、色も濃くて使いやすいんですよ✨

ひよこ
ひよこ

使ってないとはもったいない!

コバルトブルーグリーン。こちらもほとんど減ってません。気に入っているのに。ちょっと色が渋いので使いどころに迷います。思ったほど分離もしないし。単色で使うとちょっと味気ない感じもあって、もう少し使い方を研究したいですね…!

リーフグリーン。こちらもほとんど減っていません。使いどころが見出せないでいます。植物や果物を描くときに、下地に使えそうなんですが、そもそも植物を全然描いてないんですよね。どうしたものか?下半期は葉っぱをたくさん描こうかな?

と言うわけで、緑系の色はフタログリーンが混色に活躍しているだけで、その他の便利そうな緑はほとんど使えていないです。でももったいないので、もう少し使い方を研究してみたいと思います。

あとペリレンバイオレット!こちらは去年大活躍だったのですが、場所を変えたんですよね。紫のところから茶色のゾーンに移したのですが、それがあまりよくなかったみたいで。存在を忘れがちでした。やっぱり紫のところにあった方がよく使うみたいです。本当にちょっとしたことなんですけどね〜

困っていること

1つ致命的なことがありまして。それが赤!!

カドミウムレッドパープルを今年はメインにしているのですが、これが正直のところ…

かなり使いにくい(笑)

ひよこ
ひよこ

あらら
きれいな色なのに!

真紅って感じの濃い赤で、単色で塗ったときには鮮やかなのですが…混色したり重ね塗りすると色がかなり沈みます。水で薄めてピンクにすると、くすみピンク。もちろん美しい色です。でも基本の赤にするにはちょっと物足りなかった。

いつもだとキナクリドンローズPV19をメインの赤にするのですが……やっぱりこの色がいかに優秀なのか、思い知りました。キナクリドン系の色だとこちらのキナクリドンマゼンタはパレットに入っているのですが、色はかなり青寄りなので、基本の赤にはならないんですよね。他にちゃんと使える赤が入っているなら、こちらのカドミウムレッドパープルも良いのですが、赤がこの色だけ、というのは無理がありました。

同じカドミウムレッドでもカドミウムレッドライトというオレンジ系の朱色があって、こっちは使いやすい色です。(この色も別に基本の赤が必要になりますが)

と言うことでカドミウムレッドをもう少し活用して、もし使い切ったら、キナクリドン系の赤と替えるかもしれません。

デザイナースカラーの活用

そしてもう1つ。今年は透明水彩だけではなく、不透明水彩もかなり活用しています。具体的に言うとニッカーのデザイナースカラー。今年はじめに案件をいただき、紹介させていただいたのですが…

実は案件が終わった後もかなり使っていました。主に背景や、少しマットな質感が欲しい部分に使っています。今まではアクリル絵具を使うことが多かったですが、デザイナースカラーは透明水彩との併用に向いているので、とても良い感じです。透明水彩にはない、色の厚みやマットさ、ムラのない描写を楽しんでいます。

また作品を通じてご紹介できればと思っています。

不透明水彩は透明水彩の基本のパレットには出さないので、その都度チューブから出して使うような形にしています。

おわりに

という感じで、今年は色々チャレンジしてみているので、いつもと違う混色を楽しんでいたりします。今までなんとなく選んでいた色も、やっぱり必要と思ったり、意外となくても大丈夫だったり。絵具と向き合う毎日です。

下半期は上半期に使いこなせなかったものを中心に使っていきたいと思います。

また年末に振り返りをしますのでお楽しみに✨