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コリンスキーを超えた?アルテージュ、アクアレリスト100シリーズをレビューしてみる

カワチ画材さんで購入したアルテージュのアクアレリスト100のレビューです。久しぶりの筆レビュー!

アルテージュ、アクアレリスト100シリーズとは?

1ヶ月に1回、いやせめて2ヶ月に1回くらいは筆のレビューをしたいと思っている枯葉です。久しぶりに筆を買いました!購入したのはこちら、アルテージュのアクアレリスト。2年くらい前に出た比較的新しい筆だったと思います。

https://www.aobagasou.com/post/sendaigazaifesamssuisaihude

「この筆はコリンスキーを超える」という大胆なキャッチコピーが印象的です。

ひよこ
ひよこ

おおっ✨
これは期待!

2025年3月大阪のカワチ画材さんに行ってきまして。うろうろ在廊しているうちに欲しくなって購入させていただきました。こちらでもコリンスキーを超えたかも?のキャッチが。つまりコリンスキーを意識した人工毛の筆のようです。

気になるっ!

ということで購入したのはラウンド102 の6号、2号の2本。ラインナップとしては

ラウンド102(丸筆、オールラウンドな毛先、0号〜14号)

ライナー107(穂先が眺め、長い線を描くのに適す、0〜6号)

ダガー108(尖った平筆、シャープな面や線を両立する)

の3種類です。

かれは
かれは

ラウンドが一番一般的かと思います!

ちなみにアクアレリストには青い軸のものもありまして、こちらは結構前からあったと思います。こちらはアクアレリスト900シリーズとなっています。(こちらはリス毛ブレンドで、全く異なった特徴の筆になるので、こちらもいずれ!)

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アクアレリスト100シリーズの特徴

アクアレリスト100シリーズは、獣毛ではなく、人工毛の筆になります。

メーカーさんのHPによると

新開発PBT(化学繊維)・・・天然毛特有のキューティクルを再現した、サイズが異なる繊維をブレンドしています。

とのことだったので、天然毛のようにキューティクルのある繊維で作っているようですね。よりコリンスキーの使い心地に近づけたのかなと思いました。

私が感じた特徴は

・しなやかな穂先(ナイロンにしては柔らかめ)

・滑らかな塗りができる

・戻りがよく適度なコシがある

という感じです。

アクアレリスト100シリーズの固さ

早速使ってみます。

水につけてみると…

意外と柔らかい!今までのナイロン筆ってどうしても固さがあるというか、弾力が強すぎるのですが、わりと柔らかでしなやか。どれでいて弾力もあるので、しっかり元の形状に戻ります。

絵具をつけてみます。わりと絵具をよく吸うので、絵具はたっぷり取れる感じ。ここは確かに今までのナイロンと違うかも。水もよく吸っています。

アクアレリスト100シリーズの水含み

水含みはまあまあでした。一般的なナイロン筆よりはよく吸っていて、かすれにくいし、たくさん塗れます。

(最近使っているのが東紅なので、それに比べると段違い…ではあるのですが、東紅は含みすぎて調整が難しいので、そういう意味では使いやすい感じかも)

驚いたのが、絵具の含み方で、ちゃんと絵具の粒子をキャッチできている感じ!

なので、色がしっかり濃く塗れているのはいいな〜と!これは頼もしい。ナイロンの筆って顔料の粒がキャッチできないのか色が薄くなっちゃうものが多いので、しっかり色がとれる人工毛、すごいって思いました。

出力が安定していて、滑らかな塗りができる

絵具の落ち方というか、筆から絵具が出る量といいますか、表現が難しいのですが。

筆から一定の感じで絵具が落ちてきます。わりとマーカーとかで塗っている感覚に近い。正直最近のコリンスキーって、速めに筆を動かすと線がかすれちゃったりすることもあるのですが、こちらのアクアレリストはとても滑らかに塗れる。かすれにくいです。水彩紙が荒めでも、紙の凹凸に負けないで、スッと塗れます。

そしてムラにもなりにくいです。

なので、滑らかに塗りたい人にはとても快適だと思いました。。塗りの均一さにこだわる人、そしてまだ筆の扱いになれていない初心者さんにも向いているかと!

個人的には小さい筆の安定感が気に入りました。

(獣毛筆はサイズが小さくなると、安定感が減ると思うことが多かったので)

あと、透明水彩だけでなく、アクリル絵具や油彩でも細かい部分の描き込みが多い方に良さそうだと思いました。

コントロール性

やっぱり人工毛なので、コントロール性は抜群です。なので、東紅や羊毛筆が合わないな〜という方はアクアレリストの方が向いてそう。

紙に押しつけると柔らかさはあって柔軟なのですが、ふにゃっとつぶれたりはしません。戻りは抜群なので、細かいところも仕上げやすいですし。先っぽが割れたりしないので、整えたりする手間がないのもいいですね。

逆に、ムラっぽく仕上げたいときはこの筆じゃないかも。

耐久性

耐久性は使ってみないと分からないので、また発見があったら追記します。

今のところは快適に使っていますが、ナイロン筆は毛先がひしゃげて曲がってしまうことが多いので、そのあたりはどのくらい持つか、注目していきます。

弱点が出てくるとしたらこのあたりかな〜と思います。

価格の話

この筆は決してそこまで、お安い筆ではありません。人工毛のわりにはそこそこするんです。

枯葉が購入した6号で2200円、2号でも1650円でした!

でもとっても使いやすいので、使い心地を考えたらわりとコスパはいいかなと感じました。

私の愛用している東紅や蒼鷹とは別のベクトルなのですが、ただ同じくらいのレベルに感じました。このあたりの筆がピンと来なかった人には、アクアレリストはハマるんじゃないかな。と思ったり。またちょっと毛色が違う筆なので試してもらいたいです!


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コリンスキーっぽいか?

コリンスキーに肉薄している感じはあるけど、やっぱりコリンスキーではないです。でもかなり近くなってきている感じ!

なのと、人によってはコリンスキーより好きかも!という人もいそうな筆。

最近入手したナイロン筆の中では一番好きかも。特に絵の塗りが細かい時や、作品サイズが小さい時に使おうかな。今度は長いのを買ってみようかな。

また配信などでご紹介できれば、と思います。

ではまた!