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絵と額装はセット?額変えてもいいの?作品購入と額装の関係について考えてみた

額装のあれこれを語ってみます。今回は額装を変えてもいいのか?が話題の中心です。

額装が話題になった元ポスト

先日、軽い気持ちでしてしまったX(Twitter)での額装ポスト。思ったより拡散され、色々な作家さん、または作品購入者からの意見を見ることができました。それぞれ色々な意見があって面白いな〜と思ったのですが、X(Twitter)では字数も少ないので、改めて疑問点やいただいた意見の整理をしてみたいと思います。

まずはこちらのポストをご覧いただけたらな〜と思います。

買う人の視点と制作者の視点両方があります。

論点は

①額装と作品はセットとして自分は考えているので、買った人が額装をチェンジするのはNGなのではないか?

②作品の購入する際、額の価格と作品の価格が見合わない場合(100均など)はそれが気になって購入を躊躇うことがある。特に作品価格が高い場合は、それに見合った額装の方がのぞましいのではないだろうか?

という意見でした。(ニュアンスちがったらすみません)

それに対して私は自分の意見として、自分は作品購入の時に額が気に入らない場合は、額装チェンジはためらいなくするし、コレクターさんと話すとそれをする人は多い。また自分の作品も(製作者目線)額装が好きでなかったら好きなものに変えてもらって構わない、というスタンスです。

いくつか整理して考えてみたいと思います。

絵についていた額装を変えてもいいのか?という問題について(購入者の視点)

まず一般論からお話しします。こちらは当然のことですが、購入した作品の額装を変えるのはもちろんOKです。変えたい理由は色々だと思います。今回は額縁が極端に安っぽいので、変えたいのが話題に上がりましたが、単純に好みでない、やもっと家のインテリアに合う額縁にしたい、という理由もあるかと思います。あとは気分転換したい、という理由もあるかと思います。必ず作品と額縁をセットにしておかなければいけないということはありません。

こちらのコレクターさんのインタビューでも聞いた話ですが、山本さんは額つきで買った作品でも、自分の好みの額に入れ替えることが多い、とおっしゃってました。元の額縁はどうするんですか、と質問したところ、また別の作品を入れたりする。とおっしゃってましたね。インタビュー記事の下の方に書いてあるのでまだ読んでない方は読んでみてください。

山本さんに限らず、購入した作品の額縁を買えて自分好みにするコレクターの話はよく聞きます。額屋さんでも、そういう話はよく聞きます。

そして自分も作品購入した作品の額を変えるのは、時々します。理由はついていた額が100均のもので安っぽくて嫌だった、額と作品が合っていない(と感じた)などです。でも全ての作品ではなくて、額と作品がぴったり、と言う場合はそのままです。

なので、今まで額装を変えてはいけないと思い込んでいた、という人も多かったので、それは「そんなことはないよ〜」というのは伝えておきたいと思います。

絵画購入はそのあたりの着せ替えも醍醐味で楽しい要素だったりします。

なぜ額縁を変えたいのか?(購入者目線)

作家さんの中には額装にこだわる人もいます。私もどちらかと言うと、額装は大事にしていてこだわる方だと思います。ただ、作家が額装する場合、一つ制約があります。それは一つの作品にかけられる額装代に上限があるということです。そしてどのくらい額装代をかけられるか、は作品の価格によります。作品に額装代をのせなくてはいけないからです。

特に安い作品になると額縁代がダイレクトに響いてくるので、なるべく安い額縁に入れたいとなります。特に出した作品がなかなかお迎えされないとなると、そこにコストをかけづらいです。そのため全体の傾向として、作家が額装する時、なるべく安いものにする傾向があるのです。

ひよこ
ひよこ

作家はなるべく額装安くしたい!
だってねだん高くなっちゃうし…

かれは
かれは

購入する方は額装にお金がかかってもいいと思ったりする!

ところが購入者の意識はちょっと違います。せっかく宝物を購入したのだから(原画を買う時は本当にこの気持ちです)とっておきのいい額縁に入れてあげたい!と思う人も多いのです。なので、原画と同じくらいの価格の額縁に入れたり、なかには原画の価格以上の額縁に入れるというケースもあります。つまり額装にお金をかける傾向にあります。(もちろん予算感は購入者によっても違う、あくまで傾向の話)

額縁店で話を聞くと、作家と購入者の意識にはすごいギャップがあるそうです。なので、特に安めの額装にした場合は、このギャップから、額装の変更というのは起こりやすくなると思います。

私も作品購入した時は、ちょっといい額縁に入れたいな〜と思います。買った作品の価格とか関係ないのです。安く買ったものでも作品見栄えする額装にしたいな!と考えたりします。何せ宝物だしね。

Xでも100均額に入れるのは「作品価格をおさえるため」という作家が多く「お迎え後に購入者さんが好きなように額装してもらうのは構わない、むしろ歓迎!」という意見が多かったですね。

額縁にはこだわったから変えてほしくない?(作家目線)

「せっかくこだわりの額装にしたのでできれば変えないで欲しい」や「せっかくこだわりの額に入れたのに安っぽい額に入れ替えられてしまった」などのモヤモヤも目にしました。私も作家で額装にはこだわる方なので、そういう作家さんの気持ちも分かります。

が、作品は購入した人のものになります。どういう風に飾りたいか、どういう風に保管するか、というのは購入者が決める自由があります。それは念頭に入れてなくてはならないですね。

どうしても額装を変えて欲しくないならば、額装家さんに特別オーダーする、額を手作りする、額縁を非定型のサイズにオーダーする、裏をビス留めして簡単に出せないようにする、という方法もありますが、そういうことをしたとしても、それはあくまで額装の自由がききにくくなる、というだけの話です。やっぱりどのような額装にして飾るか、は購入側の自由だと思います。

また額装を変える以外にも、額縁から出して、かさばらない形にして保管する、という方法を取る購入者もいます。私の作品を買った人の中にも「買った作品はすべてクリアファイルで保存している」という人もいました。水彩などの平面作品に限りますが、クリアファイルの中に保存しておけばかなりの数をかさばらずに保管できる、退色の恐れもない、とのことでした(若いコレクターに多め)

ひよこ
ひよこ

ファイルにいれておけば、確かにかさばらないね〜。

買う側にも色々な住宅事情があって、色々な形で保管、飾っている人がいて、楽しみ方も色々です。お金を支払って購入しているのだから、それぞれ原画を大事に思っていると思いますが、その中でも優先順位があったりします。

購入後の作品が大事にされて欲しい、というのはどの作家さんも願うことです。が、作品を販売したなら、販売後にどうなったかということにまであれこれ思いをはせたり、お気持ちを表明するのは、長い目で見て作家さんにメリットはないです。アートも売ったら商品です。購入した後もあれこれ制作者が「こういう風に飾って欲しい」「額は外さないでほしい」「こう言う風に楽しんで欲しい」などお気持ち表明する商品って重たくないですか?

そのあたり、作家さん全員がドライなスタンスを取っている方が、購入者も気楽に買えて、マーケットも活性化すると思うんですよね。

かれは
かれは

自分の気持ちも大事だけど、買ってくれる人に喜んでもらえることを考えていきましょう!

作品だけ欲しいと言われてショック!(作家目線)

これもちらほら目にしたのですが、作家さんに知っておいて欲しいです。

中身(作品)だけ欲しい、と言われることは時々あります。ギャラリーによっては、作品価格と額つき価格を二重で表示させるところもあって、購入者に選択を委ねるというケースもあります。中には海外からの観光客が作品だけ持ち帰りたいというケースもあります。作品だけ欲しい、の裏には色々な事情があったりします。

このあたりは水彩の場合は、作品のみの状態が紙一枚となるので、持ち帰りに心もとない感じがあるので、必ず額装とセットで購入してもらうことにしてもよいと思います。

私の場合は、個展などでは「中身だけ欲しい」と言われても、額ごと買ってもらってあとは「ご自由にどうぞ」のスタンスで統一しています。一方、通販だったら、額なしにすると、より安く楽に配送できることもあって、原画のみで売ることも多いです。売る場所でスタンスを変えてます。

もちろん、額とセットでしか売りません、のスタンスを取ってもいいし、場合によっては中身だけ販売もOKにしてもいいし(額は手元に残るから別に困ることもない)このあたりは作家さんの自由で決めてよいと思います。

「中身だけ欲しい」でショックを受けるのは、「額装のセンスを否定されたように感じた」からだと思いますが、どちらかというとお客さんの家の事情が多いです。「壁にかけられないから、フォトフレームにいれたい」、「ファイル保存したい」「家のインテリアに合わせたい」など色々な事情があることが多いので、「失礼なことを言われた!」と過敏に反応しなくて大丈夫と思います。

かれは
かれは

凹まないで、いやなら丁寧にお断りしよう!

ひよこ
ひよこ

ケースバイケースだね

かといって無理に作品のみを売ることをしなくてもいいです。額装セットで考えているのなら、「原画のみでは売れないので、額装つきで購入して、後で変えてください」とさらっと伝えるのでいいのではないかと思いますね。

額装含め作品?(購入者目線)

これは意外と多くてびっくりしたのですが、「額装ふくめて作品。額を外すのはとんでもないし、作家さんに失礼。少なくとも許可をとるべき」という意見でした。

作家さんと作品を大事にしてくださっていることが伝わってきました。作家の方は「自由に額装変えてもらって構わない」という意見が多かったのに、購入者は「額装変えるなんてとんでもない!」という意見が多かったのも興味深かったです。

「額装含めて作品」と感じ、そのままの形で飾りたいというのはそれはそれで素晴らしいことだと思います。私の作品を買ってくださった方は、「作家が選んだ額装」に価値を感じてそのまま飾ってくださる方が多いです。中にはフレームレスの作品であっても「枯葉さんに額装してもらいたい」と私が額装してお送りするケースもあります。

このあたりはフレームレスで売れて、私が後日額装してお届けしてます↓

そのままがいいという購入者の中には「額装含めて作品だからそこにも価値がある」という人と「正直額のことはよく分からないから、なるべくセットで買いたい」と言う人、両方のタイプがいると思います。

ただ、そういった方も、「購入後に額装を変えたい、自分好みにしたい」タイプの購入者がいることは理解してほしいし、そこに批判的な気持ちを持って欲しくないです。楽しみ方はそれぞれなので。

また、購入した作品の額がちょっと安っぽくて頼りないと思った時には、よりしっかりした額に変える手段もあることは知って欲しいです。特に100均額は面材がペラッペラのPETシートであることが多く、これは紫外線を透過して作品が退色しやすくなるので、作品のためにも額装変えたり、面材をアクリル板に変えるのはアリですね。

額縁のタカハシの面材解説が参考になります!↓

https://www.gakubuti.net/user_data/acrylic.php

額装変えたいときに作家さんの許可を取った方がいい?(作家目線)

許可取らなくていいです。むしろ取らない方がいい。

先ほどもいったように「額装はどんどん変えてもらってOK!」と言う人もいれば「額装できれば変えた欲しくないな」という作家もいます。なので、報告しないで、お家の中で楽しむのでいいと思います。

作家も自分の知らないところで変えられている分にはなんとも思いませんので。(思いようがない)

(本当は作家さんは、自分の作品の色々な額装例が見れると勉強になるんですけどね〜!特に予算かけられない若い人は…)

私に関しては、額装変えてもらって、全く構いません。できたら額装のお写真いただけると嬉しいです!それを材料に記事を書いたりできるので。フレームレス作品を額装したものもときどきお写真いただくのですが、すっごく嬉しく拝見してますし、自分の作品の額装事例として資料にしています。別に高いフレームじゃなくて全然構いません。

楽しんでもらえていることが素直に嬉しいです。

作品の価格と額装価格のバランスについて

もう一つ興味深いなと思ったのが、値段の高い作品に低価格な額をつけるのはどうなんだろう?と言う意見でした。

一応作品価格と適正な額装費のバランスというのがありまして、

作品価格の1〜3割程度だと言われています

1万円の作品だったら額装費1000〜3000円くらいというところでしょうか。

確かにそれでいくと数万の作品に100均の額はちょっとアンバランスなのかな〜という感じはありますね。

最終的に額装や作品価格の設定は作家次第なので、どんな額をつけようと自由です。ただ、作品価格が上がるごとに額装も豪華なものにしていく、というのが見ている人にも価値が伝わりやすく、この業界の通例でもあります。

安く設定する作品(1万以下)だったら、むしろ額装費にお金をかけるのはおすすめしません。(もちろんあえて高い額にして豪華に見せるにするというのも手!)そこでとりあえずの100均額をつけるのは悪くないかなと。

1万以下 100円〜2000円くらいまで

1万〜15万 作品価格の1〜3割くらいまでを目安に、メーカー品の既製額を中心に。

逆に50万とか100万のような高価格帯の作品にはそれ相応のオーダー額縁をつけるのがよいとされています。私は逆に50万とかの作品に、5000円程度の既製額がはまっている時に妙にモヤモヤします。

ちなみに、面白いのですが、既製額に関して言うと、小さい額の方が割高で大きい額の方が割安になります。なので、意外と大きめの作品の方が、作品価格に対して安く額装できたりするんですよね。小さい作品、あるいは作品価格が安い作品ほど、額装は苦戦することは覚えておくといいと思います。

額装は見る人にとって大事なのか?

見る人の中には「額縁は関係ない、中身が大事」とか言う人もいます

私も作品を見る時は「作品の中身が大事、額縁じゃない」派なんですが…

そもそも合ってない額縁、安っぽい額縁に入っている作品が「そもそも魅力的に見えない」というのはよくあることなんです。どうしても作品と額はセットで目に入るので。

それも作品購入をたくさんしてきたコレクターや作品の額装を1年に何度もしていて慣れている作家などは、たとえ作品と額縁が合ってなくても、「額縁入れ換えたら、グッとよくなりそうだな」と心の中で思って作品購入に踏み切れるのですが、普通の人はその想像ができないので、「そもそも魅力的ではない」と判断して素通りしたりします。

本当にこれはよくあるんですよ。実体験として。

枯葉の作品は本当にシンプルな額装に合いづらくて…なのでどんどん予算が必要になってしまいます。作品が違って見えると思いませんか?

「額縁変えたら売れた」というの、すごく多いです。

私も予算の都合でありあわせの額縁で妥協することがあります。あとは額装ふつうに失敗することもあります。作品が売れ残った後に、額装をやり直したりすると、それで作品がぐっとよく見えて(あ、全然違う…)そのままお客さんにも伝わって作品が売れた、ということ、本当に多いんです。

↑もちろん左も悪くないですが、右の額装で売れました。背景の濃い部分が深い色に感じるかな?ご縁もあると思いますが…

↑左も悪いわけではないのですが、絵が繊細な割に額とマットがいかついです。右でお迎えされました。右はマットも額も白っぽいので、ドレスの白さが引き立っています。

それだけ作品って額縁によって見え方が変わってくるので。

なので、作品買う側の「額縁一切気にしないよ」というのは正直な気持ちなんだと思うのですが、作家側はそれを鵜呑みにして「じゃあ、てきとうな額でも構わないか」としてもいいかというと…

このあたりは文字通り受け取るのではなく、色々な方法とトライしてベストな形を探っていきましょう。

なるべく額縁代をおさえたいなら

なるべく額装代を抑えたい作家が多いことはさきほどお話ししました。

かといって水彩作品を飾るためには、額装しないと飾れないわけで。ただ、額装しなくて済む方法がもういくつかあります。

その一つがパネル貼りです。パネル貼りならは裏に金具と紐をかけておけば、額縁に入れなくても飾ることができます。

メリット

・額装費はかからない

・配送する時も割や破損に気を使わずに送れる

デメリット

・裏やサイド含めて360°きれいに仕上げる必要がある

・差し箱や額箱を作る必要がある(また有料で買う)

・パネル代がかかる

・展示中の汚損がこわい

これは作家目線のことです。

購入側からすると、特に油彩や日本画を多く集めるコレクターは、パネル作品に抵抗がなく、額縁代がないぶんお得でありがたいという意見もありました。なので、パネル貼りにする時はF3やSMなど既製額に入れられるような定型サイズにすることが大事です。(まちがってもA4とかにしないように)

こういう油彩用の額に入れる形になります↓

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あとはBOXフレーム↓

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一方水彩作品を中心にコレクションする人は、パネル貼りは、厚みの分かさばるので保存しにくいから購入を避けてしまう、という意見もありました。飾らない作品をクリアファイルに保存する人もいるからです。

また、購入者には額装そのものがハードルが高い、と言う人もいるので、パネル作品を買う人は作品購入に慣れた人、になりがちです。このあたりはメリットデメリットあるかもしれません。

ひよこ
ひよこ

額に入っている方が安心して買える気がする!

ちなみにイラストボードはどうか、という提案もあったのですが、こちらは油彩用の額には入れられないので、水彩用のA4額とかに入れる形になるかと思います。あんまり一般的ではないから、どんな額装のアイディアがあるか下調べしておくといいかも。

フレームレスで売るアイディアは他にもあるのでこちらの記事を。

作家の方で額縁交換OKにしておくのも手

個展の際、通販でお迎えがあったのですが、その時にお問い合わせがあって額を交換したことがありました。それを体験談としてお話しますね。

購入されたのは、こちらの作品。通販だったので、実際に観にくることができないので、額装の写真を詳しく欲しい、とのことでした。(確かにマットの質感や、額縁のサイドの様子は分からないですよね。数枚写真を撮って、言葉で説明もしました)

↓左の、ラーソンジュールの朱雀(白)にスエード紺マット、面金シルバー

実はこの作品の出展は2回目で、1回目(ARTs*LABo)の展示では全く別の額装でした(それが右の額装)ラーソンジュールのソフィアに白マットの額装。

3年前の出展だったにも関わらず購入くださった方は1回目の額装を覚えてくださっていて、「1回目の額装も素敵でした」とおっしゃっていたので、「あまり額縁の金額が変わらないので、1回目の額装に変えましょうか?」と提案し、そちらに変えてお送りしました。結果、とても喜んでくださいました!嬉しい。

ちなみに額装はどちらも評判で、どちらが好きな人も半々くらいいました。なので、どちらも合っている額装だと思います。2回目の方がシャープで豪華、1回目はレトロでエレガントな感じだと思います。本当に好みの世界!

ひよこ
ひよこ

本当に好みなんだね

何が言いたいのか?というと、私の場合額装を重視しているので、額装についての発信も多くしています。こだわりはそれなりにありますが、お客様が喜んでくれることの方が大事なので、ある程度柔軟に対応することにしています。

なので、「額装の変更をしてほしい」というリクエストに応えることができるんですよね。気軽に、お客様の相談にも乗れるように額縁の知識を磨いておく、というのも自分の強みの一つとなります。

(どの額がどのくらいで買えるのか、自分の作品にはどれが合いそうか、日頃から下調べしておく)

最後に

というわけで、大好きな額縁の話題なので熱く語ってしまいました。

途中、うっとおしく感じたらすみません(情熱ゆえなのでお許し下さい🙏)

私は普段から多く在廊することもあって、お客様とお話しする機会も多いので、絵画購入も色々な楽しみ方があるなあと感じています。

作家さんも視野を広げてもらえたら、少し気持ちが楽になると思います。

実は、額縁はあまり興味を持ってもらえることがないので、今回色々な意見が出たのはすごくよかったなあと思いました。色々な意見が出て欲しいと思います。

私としては額縁沼はすごく深いので、1人でも多くの人にハマって欲しい、とつい考えちゃいますね。作家さんだったら「額縁代が頭痛い!」って人も多いと思いますが、一方で額装が作家さんを助けてくれることもあるので、少しずつ仲良くなって欲しいって思いますね。

額にまつわるエピソードは面白いものがたくさんあるので、またできたらと思います!