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gallery hydrangea「あじさい駅で待ち合わせ」に出展します(顔にこだわって描いてみたよ、の話)

gallery hydrangea「あじさい駅で待ち合わせ」に出展しますので出品作のご紹介です。

展示情報

「あじさい駅で待ち合わせ」(グループ展)

会期:5月2日(金)〜11日(日) (火、水は休廊)

時間:13:00~18:30(最終日は17:00まで)

会場:gallery hydrangea(東京、曳舟)

https://gallery-hydrangea.shopinfo.jp/posts/56361018

作品テーマ

作品テーマは「少女」、少女をテーマにした37名の作家の作品が並びます。

いつも少女ばかり描いているため、改めて、となると何を描くか迷いますが、タイトルに「あじさい」が入っていたので紫陽花と絡めた少女像を描くことにしました。

巡りあうものたち

今回は顔にこだわりました。とにかく人物画の肝は顔。いまさらですが、今年に入ってから「やっぱり顔だな〜」と思うようになり、顔にこだわった制作をしています。女性の顔をメインに描くものとして、やはり流行とか今っぽさって外せないと思うのですが、自分の画風に無理なく馴染ませるにはどうしたらいいのだろう、って毎回考え込んでいます。

どうしても手癖に頼ってしまう部分もあるので、それなりに観察や分析は欠かせません。ということで最近、クロッキー帳に練習しています。

具体的には目の下部分の描き方を変えました。口元もあまり強調しない感じにしました。自分の中では目よりも口の方が何倍も難しい…

顔って、本当にちょっとしたバランスで、すごくよくなったり、また逆もあるので、「慣れたな」と思うことがありません。美しい顔って絶妙なバランスで成り立っているのだとつくづく思います。私が描くのはイラストでも物語でもなく「絵画」なので、なるべく理想を追求する気持ちは捨てないようにしたいです。

もう一つのこだわりは雨の表現。ちなみに雨は私のすごく好きなモチーフ。白い縦の線を入れていくのが、なんというか、とても気持ちがいいです。小さい頃浮世絵で雨が描かれているのを見て「おおっ」となったんですよね。これは西洋絵画には表現できないものだなと。不規則な縦の線が、絵に動きを入れる感じですね。躍動感のあるポーズや構図ではないけど、そこに時間の概念が生まれる感じです。

↑上の画像を見ても、背景の色を同じ色で塗っただけだとどうも単調な感じですが、白い雨の線が入ると生き生きした画面になると思いませんか。

テーマは「少女の移りゆく心」と「大切にしていて何度も巡りあうもの」にしました。

「巡りあうものたち」

画材:透明水彩、アクリル絵具、ストーンヘンジアクア水彩紙

作品サイズ:170×230mm

額装サイズ:225×275mm

作品価格: 35,000円

紫陽花色の夢

もう一つは、私が主催したグループ展「空想絵画博覧会」の在廊中に描いていた作品です。4日目だったかな、雪が降ってきまして。客足が完全に途絶えた時間がありましたので、せっせせっせと絵を描いていました。(なので、見た人もいたかもしれません!)

最初は薔薇の冠だったのですが、せっかくなので紫陽花に。紫陽花好きなんです…。(ギャラリーの名前にもhydrangea(紫陽花)が入っているし)

水筆で塗っているので、ぼかしながら塗るとか難しくて。きっちりはみださないように塗っていくのはできるのですが。水加減が多くなってエッジができやすいのも気になりました。とはいえ、在廊中に水入れを用意しなくて良いのは便利。

こちらも顔にこだわりつつ描きました。

ギャラリーで描けたのは左の状態まで。この状態も水彩らしくていいですね。こちらは少し固めの表情にしています。

「紫陽花色の夢」

画材:透明水彩、アクリル絵具、ストラスモア水彩紙

作品サイズ:170×120mm

額サイズ:275×225mm

作品価格:20000円

最後に

ということで、もしお時間ある方いたら足を運んでくださいませ。gallery hydrangeaさんはとても雰囲気があって素敵なギャラリーですので、素敵な時間を過ごせることと思います。