クサカベ透明水彩のレビューを書きます。今回は全色の色見本がついたレビューとなります。クサカベ透明水彩の特徴やおすすめの色も紹介!
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クサカベ透明水彩とは
全色ドットカード
皆さんはクサカベ透明水彩の絵具使っていますか?クサカベは日本の絵具メーカーで、どちらかというと透明水彩よりも、油絵具とアキーラのウェイトが高い画材メーカーとなります。
クサカベ透明水彩は、画材店での取り扱いも多く、明るい色が多いので、愛用していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
他のメーカーの透明水彩と比べてもクサカベのラインナップは華やかです。今回はその理由とともに、どんな色が売られているのか徹底検証してみたいと思います。
クサカベ透明水彩も日本では人気があるよね!
どんな色があるか楽しみ〜〜✨
2021年にクサカベ透明水彩の全色ドットカードが限定販売されたため、それを使ってこちらの全色レビュー記事を書きました。(2025年現在はドットカードは発売されていません)

このサイトではクサカベ透明水彩の情報を、あまり載せることができていません。なぜかというと、他の絵具メーカーの絵具と比べて、単一顔料の絵具が少なく、使用されている顔料も他の違うものが多いからです。なので、どうしても各メーカーに必ずあるような色がクサカベにはなかったり、使用されている顔料が違うので、比較がしづらいという面がありました。
でも素敵な色が多いのです✨
ただ、その分、クサカベには、他のメーカにはないような個性的な色が多いです。
今まで、クサカベの絵具をあまり使ったことがなかったのですが、今回ドットカードの販売により、実際に塗ることができたので、レビューを書いてみようと思います。
クサカベ透明水彩の特徴
混合色が多い
単一顔料はわずか90色中24色。
ほとんどが混合色!
混合色が多いということは、個性的な色が多いということでもあります。
私は、単一顔料の絵具はあまり、どのメーカーで買ってもあまり違いがないけれど、混合顔料はメーカーの個性が出ていて面白いなと思っています。

ただ、混合色が多いのは、他のメーカーと色を比較したり、同じ色を他のメーカーでも買ってみようと思う時は、選びにくかったりします。
単一顔料の絵具は、混色のときにも色が沈みにくいとされていたりするので(もちろん例外もあります)、ヨーロッパの画材メーカーの中には単一顔料がメインのメーカーもあります。
ただ、気に入った色味であれば、顔料など、中身のことはあまり気にしなくてもいいと思います。
大事なことは絵に生かせそうな色なのか?ということだと思います!
有毒な顔料の使用がない
絵具の中には有毒なものもあります。代表的なものが「カドミウム系」と「コバルト系」です。どちらの色も発色に優れ、美しい色味が特徴ですが、有毒です。絵具の場合の有毒は、もちろん猛毒ではないので、普通に使用する分にはそこまで怖がらなくて大丈夫です。
これは安心♪
ただ、クサカベ透明水彩の場合は、「カドミウム系」「コバルト系」の使用をしていないので、安心して絵具を使うことができます。それにかわる代替の絵具がありました。
パステルカラーと蛍光色が多い。
混合色が多いということとも被りますが、特に白が混ざっている混合カラー(パステルカラー)が多いです。こちらは用途が限られるものの、色味自体が可愛いですし、キャラクターの固有色にしたいという用途がある時などには便利だと思います。
クサカベのパステルカラーはかわいい✨
単純に可愛い色が好き、という人にも嬉しいと思います。
蛍光色についても同様で、オペラピンクは比較的どのメーカーにもあるのですが、オレンジ色の蛍光色や紫の蛍光色は珍しいです。このような色も、刺激的で面白いと思いました。全体として、華やかな色が多いラインナップです。
個人的にはクサカベの落ち着いたカラーも好きです。
絵具の感触が硬め
乾くと、カチカチになります。絵具の感触は硬めなので、その辺りは好みが出るかもしれません。筆で溶かすとき、時間がかかる色もあります。
12色セットに入っている色は、どの色も濃厚で、溶け方も良かったです。これは顔料にもよるので色によって違いがあったりします。
ただ、全体の傾向は硬めです。
パレットに入れておくと、ポロッと取れてしまう色もあるようです。
使う前にスポイトなどで、絵具を湿らせておくと使いやすいと思います。また、使うたびに絵具を出していく方が使いやすいかもしれません。
クサカベ透明水彩の全色レビュー
ここからは、クサカベ全色を色別に並べて、レビューしていきます。
紫・青系
どの色も個性的でびっくりです。

パーマネントバイオレット(PV15,PV23,N/A) 基本の紫に良さそう。蛍光顔料が入っているためか、かなり鮮やかです。
マゼンタ(N/A,R122) とても鮮やかな赤紫です。蛍光顔料が入っているので、とても鮮やかです。青系と混色して、鮮やかな紫を作ることができます。(耐光性は厳しそうな感じがします)
モーブ(PR122) 定番の赤紫。ピンクを作りたい時や、混色して紫を作る時に重宝。オペラやマゼンタに比べると耐光性に優れた絵具です。
フローラルバイオレット(N/A) 他で見かけないような、華やかな色味。蛍光顔料のみなので、耐光性は心配ですが、美しい赤紫色。
バイオレット(N/A,PB15) フローラルバイオレットと似ていますが、少しだけ青より。
ライラック(PW6,PV19,PR122) 紫のパステルカラー。ホルベインのライラックとも似ているが、もっとピンクがかった色。
ウルトラマリン(PB29) クサカベのウルトラマリンは2色。こちらは粒子が粗いタイプのウルトラマリンかな。分離色を作りたい時はこっちがいいかも。
ウルトラマリンライト(PB29) 粒子が細かく、伸びの良いウルトラマリン。初心者にはこちらがおすすめ。
コバルトブルー[ネオ](PB29,PB15,PW6) どこかで見かけたことがあるな…と思ったら、ホルベインのコバルトブルーヒューに似ています(中身も色も)くせのない青色なので、初心者にもおすすめ。
セルリアンブルー[ネオ](PW6,PB29,PB15) 淡い水色。セルリアンブルーの名前がついていますが、本来の顔料ではなく、白、ウルトラマリンブルー、フタロブルーの混合色。
プルシャンブルー(PB15,PG7,PB61) 普通は単一顔料(PB27)の絵具なのですが、クサカベのプルシャンブルーは混合色。渋めの紺色で、これはこれでいい色ですが、本来のプルシャンブルーとは違う色なので注意が必要。
インジゴブルー(PB15,PBk7) フタロブルーと黒顔料で作られた、紺色。色はかなり緑よりなので、青だけでなく、緑とも相性がいい。1つ持っておくと便利な色。
モナトストラルブルー(PB15) こちらはPB15の単一顔料。おそらくPB15:6 の色味です。フタロブルーレッドシェードの方ですね。
オーロラブルー(N/A,PB36) 蛍光顔料とコバルトブルーグリーンの混合顔料。いわゆる水色で鮮やかな色味です。
ブルーコンポーゼ コバルトターコイズに似た色。でもコバルト系の顔料ではなく、他の顔料で同じような色を再現しているのがすごい。
スカイブルー(PW6,PB15) かなり色が淡めの水色。滑らかな色。そのまま使うだけでなく、他の色と混ぜて色を淡くするのに使うのもよい。
アクアブルー(PW6,PB36,PB15) 青緑のパステルカラー。イラスト描く人に人気のある色であまり他に似た色がないので、おすすめ色の1つ。
ロイヤルブルー(PB60,PR122) こちらもPB60の単一顔料かと思っていたら、違いました。PB60をベースにしつつ、PR122(赤紫の顔料)が混ざった混合色です。少し紫がかった色味が独特で美しいです。
緑系
クサカベのグリーンの特徴は「鮮やかなグリーンが多い」ことです。

ビリジャン[ネオ](PG7) 基本のフタログリーン。12色セットに入っています。このサイトではお馴染みですね。そのままでは鮮やかすぎて、あまり使い道がありませんが、混色してあらゆるグリーンを作ることができます。とても汎用性の高い色。
オキサイドグリーン(PG17) 渋みのあるオリーブグリーン。ホルベインでは売っていない色ですが、海外メーカーでは定番色。単一顔料。植物の色として最適。
カドミウムグリーンネオ(PG36,PY184,PB15)鮮やかな緑ですが、ビリジャンよりも調整された色なので使いやすいかも。カドミウム顔料は入っていない。
カドミウムグリーンライト(PY184,PG36) かなり鮮やかな黄緑色。カドミウム顔料は入っていない。
コバルトグリーン[ネオ](PW6,PG7,PB15) コバルト顔料は入っていない。青みがかった緑。白が入るので不透明。滑らか。
パーマネントグリーンディープ(PG7,PY1,PB15) 少し落ち着いたグリーン
パーマネントグリーン(PY1,PG7)鮮やかで透明感のある黄緑。
パーマネントグリーンライト(PY1,PG7)鮮やかで透明感のある黄緑(少し黄色より)
パーマネントグリーンペール(PY1,PG36)鮮やかで透明感のある黄緑(かなり黄色より、黄色としても使用もできる)
エメラルドグリーン(N/A,PG36,PY184)蛍光顔料入りなので、かなり鮮やか。色自体はミントグリーンに似ているが、やや透明感がある。
テールベルト(PY42,PBk8) 個性的な灰色がかったグレー。こちらは単一顔料ではなく、黒が混合されているため、一般的なテールベルトに比べると色が濃い。植物や風景画の影の色にも。
ジャングルグリーン(PG36,PY1) フタログリーンに少し黄色が混ざった色。とても鮮やかで透明感もある。
サップグリーン(PY100,PG7,PG36) 黄緑の定番。他メーカーのサップグリーンと比べると色が鮮やかで黄色味が強い。華やかさがあり、汎用性も高い。こちらも人気色。
オリーブグリーン(PY100,PG36,PBr25) オリーブグリーンにしては色が鮮やか、黄色が強い。自然のものを表現するときに重宝する。
グラスグリーン(PW6,PY100,PG7) 隠れた人気色。パステルカラーの黄緑。下地に塗ったり、発色の強い色の繋ぎに使ったり。ありそうでない色なので、重宝する。
ミントグリーン(PW6,PG7,PY17,PB15) 青みの緑、パステルカラー、色は淡め。キャラクターを描く人の人気色。
グリニッシュイエロー(PY83,PBr25,PG7) かなり黄色が強いオリーブグリーン。自然のものを描くときに重宝する色味。黄色として、下塗りすると、色彩に厚みがでる)
ピーコックグリーン(PG36,PB15) コバルトグリーンとも似ているが、より色が濃く、青みが強い。透明感があり、伸びもいい。
黄色、オレンジ系

カドミウムイエローディープ[ネオ](PY184,PO62) クサカベにはカドミウム系の顔料を使った絵具はなく、代わりにバナジウムイエローを主体とした代替色がある。こちらはややオレンジがかった黄色。ムラなくしっかり塗れる
カドミウムイエロー[ネオ](PY184,PO62) カドミウム系顔料ではなく、バナジウムイエローに少しオレンジが入る黄色。はっきりした黄色だけど、やや濃淡がつく。
カドミウムイエローライト[ネオ](PY184,PY83)2種類の黄色が混ざる混合色。鮮やかなはっきりした黄色。
カドミウムイエローペール[ネオ](PW6,PY14)こちらは少し白が入り、発色がおさえられたレモンイエロー。
パーマネントイエローオレンジ(PY1,PO6) 黄色よりの明るいオレンジ。透明感があり、はっきり発色する。
パーマネントイエローディープ(PY1,PO16)はっきりした鮮やかな黄色。やや濃淡がつく。
パーマネントイエローライト(PY1)はっきした鮮やかな黄色。発色も強め。単一顔料なので、基本の色としておすすめ。
レモンイエロー(PY184)バナジウムイエローなので、不透明で発色の強いレモン色。こちらも単一顔料で、混色に向く。鮮やかな黄緑を作りたいならこちらがおすすめ。
ジョンブリアン(PW6,PY110,PR242) ホルベインのジョンブリアンよりもピンクがかっていて、より肌の色として自然。コミックイラスト描く人に人気。
ネープルスイエロー(PW6,PY154) よく知られているネイプスイエローの色味と違う。色が相当に淡く、どちらかというと黄色としての使用より、クリーム色として下地に使う感じかもしれない。白の代わりに混色するとか。
ネープルスアイボリー(PW6,PY110)ネープルスイエローよりもさらに淡い。色をつけるというより、混色、下地向き。
イエローオーカー(PY42) 定番、12色セットにも入っている黄土色。かなり混色で便利な基本色。
インディアンイエロー(PY100,PBr25)黄土色のように渋みのある黄色だが、透明感が強く発色も強め。
ガンボージ(PY17,PY110) 透明感が強い黄色で、混色に向くかも。面白い色
ゴールドイエロー(PY42,PR101)イエローオーカーが主体で、より赤みがかった色。イエローオーカーと同じような使い方ができそうだけど、こちらの方がやや発色が強く便利そう。
全体として黄色は優しい発色のものが多く、鮮烈な黄色やカドミウムイエローのような強い黄色は見当たりませんでした。この中ではパーマネントイエローライトがクセがなく、使いやすさを感じました。
赤

カドミウムレッドディープ[ネオ](PY184,PR254,PO62) カドミウム系顔料の絵具はクサカベにはありません。代わりの別の顔料で、似たような色が置き換えられてます。カドミウムレッドに比べると透明感があり、発色はやや弱いけれど、鮮やかな赤。
カドミウムレッド[ネオ](PY184,PR254,PO62) カドミウム系顔料ではなく、代替色。やや朱色がかった赤。伸びはよい。
カドミウムレッドライト[ネオ](PY184,PR254,PO62) カドミウム系顔料ではなく、代替色。よりオレンジよりの朱色。
カドミウムレッドオレンジ[ネオ](PY184,PO62) こちらもカドミウムオレンジ顔料ではなく、代替色。伸びがよく透明色。
バーミリオン[ネオ] (PY154,PR254)こちらは12色セットの中にも入っている朱色。オレンジよりの赤。透明感があり、鮮やか。

プライムレッド(PR254) 鮮烈な赤。定番の顔料PR254で、ホルベインのピロールレッドと同じ。伸びがよく滑らかで塗りやすい。そして真っ赤で色がわかりやすいのも特徴。
クリムソンレーキ(PR114)ホルベイン のクリムソンレーキはもっと紫よりですが、クサカベのものは赤が強いです。落ち着いた深い色味が、自然のものを描くときに重宝しそう。
ローズマダー(PR83)やや発色は弱めで、赤としては物足りないかも。重ね塗りなどに。対光性が低いので、やや注意が必要。
ブライトレッド(PR3)独特の凝集がある赤。あまり見かけない顔料。面白い色。
チェリーレッド(PR53:1)透明感が強く、発色は弱めだけど独特の鮮やかさ、色の明るさが可愛い。
ルビーレッド(PV19)鮮やかなローズレッド。こちらも定番の顔料PV19。発色が強く、伸びもいい。こちらの方が混色が得意で、色に幅を出しやすい。おすすめ色。
バーミリオン[ネオ] 定番の朱色。明るい赤で、黄色との混色の相性がいい。12色セットにも入っている
ピンク系
コーラルレッド(PW6,PO16,PY1)人物画と相性のよさそうなオレンジ色がかったピンク。
ちなみに…
画像では分かりにくいのですが、オーロラピンクはオペラのような鮮やかなピンク、フレッシュピンクも淡いですが鮮やかさのあるピンクです。(スキャンで読み取りにくい色でした。)

ピーチピンク(PW6,PY110,PR254)赤っぽい肌色のベースになるかな?淡いオレンジです。
ベビーピンク(PW6,PY110,PR242)もっと色が淡い!白の代わりに混色して色を整えるのにも使えそう。
オレンジ
ポピーオレンジ(PY110,PO34) 明るいオレンジ。みかんのような色
パッションオレンジ(PY3,N/A,PY53) 衝撃の蛍光オレンジ。クサカベ以外では見かけたことのない色。蛍光ペンのオレンジのような色。スキャナで取り込みにくい色のようですが、肉眼でみるとインパクトがあります。ハッとさせられるような鮮烈な色味。蛍光ピンクと黄色の混合だそう。

茶色、グレー、黒

ライトレッド(PR101) 定番の赤茶色ですが、かなり色が明るく使い出がありそうです。割と赤みが強いタイプです。混色にも下地にもおすすめです。
ベネチアンレッド(PR101) ライトレッドと似ていますが、より深みのある赤茶色です。顔料は同じです。の色はおすすめです。明るめの赤茶色で、混色にもいいし、下地にもおすすめ。ただ、着色力が半端ないので、混色に使いたい時は、少しずつ混ぜて。クサカベのは、赤みが強くいい色だな、と。
ローシェンナ(PY42,PG17,PR102) こちらは単一顔料のことで粒状化色であることが多いんですが、クサカベめっちゃ混合色です。しかも塗り心地なめらか。意外と便利な色かも。このような感じの色を混色で作ると、レシピが複雑になるので。金髪や金属の表現にも絶対便利。ありそうでない色です。
バーントシェンナ(PBr7,PR101)こちらも珍しく混合色。ザラザラしにくく、発色もよいです。
ローアンバー(PY42,PR101,PBk7,PG17)こちらも珍しく混合色(しかも複雑なレシピだ)ローシェンナのように明るめの茶色ですが、もっと色がグレーよりでくすんでいます。あまりザラザラせず滑らかです。
バーントアンバー(PBr7) この色はわりと、色が明るいものが多いのですが、クサカベのものは深みがあり素敵な色合い。シュミンケのバーントアンバーが一番好きなのですが、2番目はクサカベです。
バンダイクブラウン(PR102,PBr7)赤みの強いブラウン。こちらも発色が強く比較的滑らかに塗れます。

セピア(PR102,PBk7) 深い焦げ茶色で、薄めてグレーやベージュとしても使える。かなり彩度が低め。
ブラウンマダー(PY100,PR114) 茶色というより、明るめのオレンジ。色は少しくすんでいるけど、透明感があり、重ね塗りにも便利。
ブルーグレー(PW6,PB15) グレーと名前がついていますが、水色。明るく鮮やかな青です。
イエローグレー(PW6,PY42,PBk7) これも便利そうな混合色、ローシェンナにも似ている黄色みの強いベージュ。こちらは白が混ざっている色なので、よりマイルドですね
グレーオブグレー(PW6,PBk11)淡いグレー。白の代わりに混色して色をくすませるのにも便利。
ペインズグレー(PBk7,PB15) 一般的なペインズグレーと違い、あまり色が濃くないです。なので、黒の代わりに使うことはできないですが、重ね塗りには良さそうです。
アイボリーブラック(PBk7) やや発色が弱く、半透明。重ね塗りに最適。
オフブラック (PBk7)真っ黒で不透明。黒をしっかり塗りたいときや暗い色を作りたい時に。
チャイニーズホワイト(PW6) 半透明の白。混色で色の透明感を保ちたい時に。
オペイクホワイト(PW6)不透明の白(といってもそこまで隠蔽力はないです)白をしっかりのせたいときに。
クサカベの単一顔料
クサカベの単一顔料は少ないので、単一顔料の方をピックアップした方が、話が早そうです。定番の色はしっかりありますが、その他は混合顔料でクサカベにしかないような個性的な色が多いです。
モーブ(PR122)
ウルトラマリン(PB29)、ウルトラマリンライト(PB29)、モナストラルブルー(PB15)
ビリジャン[ネオ](PG7)、オキサイドグリーン(PG17)
パーマネントイエローライト(PY1)、レモンイエロー(PY184)、イエローオーカー(PY42)
プライムレッド(PR254)、クリムソンレーキ(PR114)、ローズマダー(PR83)、ブライトレッド(PR3)、チェリーレッド(PR53:1)、ルビーレッド(PV19)
ライトレッド(PR101)、ベネチアンレッド(PR101)
バーントアンバー(PBr7)
アイボリーブラック(PBk7)
オフブラック(PBk7)
終わりに
クサカベの絵具は、とても明るく、並べてみるととても華やかで、見ているだけでも楽しいです。
今回は省略してしまいましたが、ひとつひとつの絵具に和名もついていて、それも素敵です。色に関しては、好みもあるのですが、クサカベの色は個性的で面白いなーと改めて思いました。
また、少しずつ追記しますので、お楽しみに♪
12色セットは発色のいい色が多くておすすめです↓
クサカベといえば、分離色のイメージの方が強くなってきたかもしれません!
日本のメーカーの透明水彩といえば、ホルベインとターナーが有名ですね。
それぞれ色がちがうから比べてみよ〜

























