次世代のカラーインクとしておすすめ、リキテックスリキッドを紹介

今回は、よもやま座談会で少し話題になったカラーインクについてと、リキテックスリキッドについて紹介します!

透明感あふれる絵具とカラーインク

座談会で質問があった透明感のある絵具とカラーインクについて。

その場で回答したことに関しては

透明感のある絵具として、パッと思いついたのはまっちの絵具。シュミンケホラダムも透明感を重視した絵具として定評がある(というより透明色のバリエーションが豊富、不透明色もある)が、透明感はメーカーというより顔料の特性なので、パンフレットなどで透明度を調べて選んでみるといいかも。

カラーインクに関しては、市販されているカラーインクのほとんどが染料インクのため、透明感には優れている。一方で、耐光性にやや不安があるのがカラーインク。そこでインクタイプのアクリルがおすすめ。さらさらなので、ほぼ使用感がカラーインクだが、顔料なので、耐光性に優れている

という感じでした。

で、そのときにご紹介したのがリキテックスリキッドです。私も持っているのですが、中身はアクリル絵具ではあるのですが、絵具の形状がさらさらで、かなりカラーインクに似た画材となっています。

リキテックスリキッドは、アクリル絵具のよいところである、耐水性(重ね塗りしやすい)速乾性(乾くのが早い)耐光性(色あせしにくい)固着性(どこにでも描ける)という特性を備えつつも、絵具が液体状になっているため、透明水彩やカラーインクに近い使い方ができるようになっています。

最近新色も出て色数も増えてきたので、まとめてご紹介しようと思います。

従来のカラーインクについても後ろの方で商品リンクを貼っておきますので、ご興味のある方はぜひ。

リキテックスリキッドの特徴

リキテックスリキッドは前々から気になっていた商品で、「アクリル絵具を透明水彩の代わりに使う」という内容の記事の中で紹介しています。

もともと5色持っていたのですが、さすがに5色では色数が足りないので買い足しました。最近新色が発売されたことも後押しになりました。

アクリル絵具というとほとんどの方は、マヨネーズくらいの硬さのものを想像されると思います。

この記事のタイトル面白いですね…久しぶりに見て笑いました。

この記事でも書いているのですが、一番一般的なのが、マヨネーズくらいの硬さのアクリル絵具。このくらいだと油彩のように使えるし、しっかり塗って不透明感や厚塗りして、こんもり盛ることもできます。普通アクリル絵具と言ったらこれ↓

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透明水彩のように薄塗りすることもできなくはないのですが、透明水彩として使うにはかなり水で薄めないといけません。そうすると色も一緒に薄まってしまうんですね。濃い色として使いたい時はちょっと困ることも。しっかり塗ったら厚塗りになっちゃうし。

ひよこ
ひよこ

リキテックスリキッドはさらさらなのに色が濃い!

そこで、このリキテックスリキッドは、最初から粘度が低くさらさらの状態なんです。ちょうど醤油くらいの粘度。そのため、色を塗る時、水で薄める必要がないので、濃い色のまま塗ることも可能!これ、結構すごいことなんですよ!なので、透明水彩風に使うのだったら、こちらのインクタイプのアクリルの方が向いています。

透明水彩にはないアクリルとしての優れた機能

その上、透明水彩にはない機能もあります。

それが先ほどお話しした

耐水性、速乾性、耐光性、固着性

です。一つずつ見ていきましょう!

耐水性

透明水彩だと、重ね塗りしたら下の色が剥げちゃった〜ということがありますよね。アクリルは乾くと完全な耐水性なので、上から何度重ねても下の色が剥げません。これはすごくありがたい特性です。あまりに重ねすぎて、絵具が分厚くなってしまうこともあるんですが…笑

速乾性

アクリル絵具はどれも速乾性です。つまり乾くのがめちゃくちゃ早い。

油彩などはなかなか乾かないので、それと比べるとアクリルはどんどん描けるのでメリットがあるのですが、透明水彩はそこまで乾くのに時間がかからないので、あまり恩恵を感じにくいかな。ただ、時間が限られている時、どんどん重ね塗りして塗り進めたい時はありがたいですね。

ただ、乾くのが早すぎてにじみがあまり広がらないことも。そういう時はリターディングメディウムで乾くのを遅くしたりもできます。調整できるのがアクリルのいいところかも。

耐光性

リキテックスリキッドは太陽の光で、色あせしにくいです。

ただ、透明水彩も耐光性はあるので、これはカラーインクとの比較になります。カラーインクは一部のものを除き、耐光性が低めです。

展示する作品には不向きかもしれません。

かれは
かれは

耐光性は展示や販売をする人だったら
押さえておくべきポイントです!

似たような使用感を求めるなら、アクリルインクがいいと思いました!

固着性

これもアクリル絵具の凄いところなのですが、どこにでも描けちゃいます。プラスチックののようなツルツルの部分には無理ですが、紙だけでなく、キャンバスや木の色にも描けます。

よく定着するので、紙も安めのものでもある程度強度があれば問題なく描けます。透明水彩は繊細で、かなり紙によっても影響を受けますが、どこにでも同じような感じで描けるのがアクリルのいいところです。

ひよこ
ひよこ

安い紙でも描けるのは助かる!!

リキテックスリキッドの使い方

よく降ってから使います。顔料のため、沈殿しています。

スポイト形式なのが、とっても使いやすいです。好きな量だけスポイトで吸い出します。パレットに移して使うこともできるし、画面に直接垂らすこともできます。

パレットが悩ましいです。アクリルなので、すぐに乾いてしまいますし、乾くと取れない(ぺりぺり剥がすことはできるけど)ので、使い捨てのパレットの方が後片付けは楽です。ですが、紙パレットだと、絵具が流れてしまうので、できればお皿のような感じのものの方がいいんですよね。

梅皿とか…絵皿を使う人が多いみたいですが、乾いてしまうと取りにくいので。

ひよこ
ひよこ

お皿にラップをかけてみたらどうだろう。

かれは
かれは

色々試してみよう!

混色した絵具をストック可能

空の瓶も売られていて、混色した絵具をストックしておくこともできます。これについてはまた詳しくご紹介したいと思います。

ホネ山さん方式ですね。

肌色や髪の毛の色など、よく使う色はストックしておいてもいいかもしれませんね。ホネ山さん記事は水彩絵具を混色してストックしておく内容ですが、「混した色を保存しておく」のはカラーインクにも向いている方法でした。何しろ絵具が液状なので混ぜやすいんです。

ひよこ
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だからこそ空ボトルが売られているんだね♪

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試しに1色作ってみました!なかなかいい感じ!

これについてはまたいずれ詳しく!

色々水彩技法を試してみた

絵具として使うだけじゃない

リキテックスインクのすごいところは、絵具やカラーインクとしての使い方だけではありません。

呉竹の空っぽペンに詰めてペンとして使ったり、ホルベインのマーカーに詰めてペンとして使うことも!

つけぺんで使うのもいいですが、乾くと固まってしまうので、ガラスぺんの方が始末がいいかもしれません。

主線を引くのに、リキテックスインクを使い、色ぬりもリキテックスインク、というのも可能です。完全に耐水性なので、線を描くのにも向いていますね。しかも色も色々あるので選べる。個人的にはミューテッドカラーが線画向きの色だと思うんすよ。。

空っぽペンでオリジナルペンも作っちゃいまいした!

空っぽペンで新しい色のペンも作れてしまった!というお話はまた今度♪

新色も増えて、選択肢が増えた!

今回、リキテックスリキッドは24色新しい色が増えたんです。

蛍光カラー、ミューテッドカラー(くすみカラー)、キラキラカラー、あとは通常色も何色か増えました。個人的にはウルトラマリンが欲しかったのですが、粒子が荒いから難しいのかな。その代わりフタロブルーレッドシェードが増えたので、前よりだいぶ赤みの青が表現できるようになったと思います。

ミューテッドカラーは今世界的に流行しているというくすみカラー。おしゃれな色合いです!なんという曖昧で素敵な色たち…!ミューテッドピンク、バイオレット、グリーン、ターコイズ、グレーです。ちょっとお試しさせて貰っちゃいました。

メタリックカラーも光沢が強くて綺麗でした。カラーインクなので、そこまで隠蔽性はありませんが、にじみでふわっと広げることもできるし、通常カラーと混ぜて馴染ませる使い方もできそうです。

蛍光カラーは枯葉はほぼ使わないのですが、すごく彩度が高いので、彩度を求める人に!

特にペイトさんのような下塗りを蛍光カラーでするやり方にとても良さそう。

カラーインクとの違い

カラーインクは染料なので、さらさらとした色水のような感じです。なので透明感は抜群。まあ万年筆やサインペンに入っているのが染料インクなので、それを絵具として使うイメージですね。どちらかというとマーカーのテイストに近いです。より彩度や軽いタッチを求める場合にはカラーインクがいいかもしれません。

もともとは少女漫画の扉絵にカラーインクを使用している漫画家さんが多かったそうです。確かに抜群の透明感なので、線画を生かす漫画絵とは相性よさそうです。

ですが、問題は先ほども説明しましたが、耐光性。染料インクはもともと耐光性が低めなのだそう。なので、展示したり、販売したりする作品には不向きの画材。(漫画の扉絵なら、印刷用なので問題にはならなかったんでしょうね。)

後々になって額装して飾ってみたくなったり、人にプレゼントしたり、展示に出したくなったりするかもしれません。

かれは
かれは

耐光性の高い画材の方が安心♪

その点リキテックスリキッドは顔料でアクリル絵具なので、耐光性はバッチリ。顔料であるため、ボトルの底に顔料が溜まってしまい、使うたびに降ってかき混ぜなくてはいけないのですが、それ以外はカラーインクと同じような感覚で使うことができます。

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なのでこれからカラーインクを使いたいと思っている人にはリキテックスリキッド大変おすすめです!

代表的なカラーインクを紹介

カラーインクについても代表的なブランドを紹介しておきますね。

カラーインクと言ってパッと思いつくのが、ドクターマーチン!20年くらい前に2色くらい買ったことがありました。どんな商品だったか、全く記憶にないので語れません笑

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ドクター・フィリップ・マーティン(Dr. Ph. Martin's)
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こちらもよく見かけますね。ウィンザー&ニュートンのカラーインク。パッケージが可愛すぎてそそられますね。色ごとに違う柄のパッケージなんす。コレクションしたくなる〜〜

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Winsor & Newton
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ターレンスのエコラインはちょっと知名度が下がるかもしれません。こちらは耐光性のあるカラーインクだそう。頼りになる!ボトルがちょっと大きめですね。

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ひよこ
ひよこ

カラーインクも魅力があるね

最後に

と、このような感じになりました!リキテックスリキッドは水彩風に使うだけでなく色々な使い道があるので、気になった方はトライしてみてもいいかもしれません。

リキテックスリキッドと似たような商品として、ホルベインのアクリリックインクというものがあるのですが、こちらはボトルが大きめです。リキテックスリキッドと同じくらいのサイズでいいのに〜〜とよく思います。でも収納場所に困らないなら、こちらもおすすめです!

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ホルベイン画材(Holbein Art Materials)
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リキテックスリキッドは色々な使い方ができて、汎用性の高い画材です。ご興味ある方はセットで買ってみてもいいし、1色ずつお試ししてみてもいいと思います。ぜひ〜