描いた豆色紙が100枚を超えました。最近とっても気に入っている豆色紙についてご紹介していきます。豆色紙とは何なのか?豆色紙の活用法、種類など。
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豆色紙とは?
豆色紙とは、とっても小さい7.6cm角の色紙のことです。私は豆色紙と呼んでいるのですが、「姫色紙」と呼ばれることもあるそうです。

とっても小さい色紙だよ
1/4色紙と比較するとこんな感じ↓ 1/4の方もそんなに大きくはないのですが、比較すると豆色紙はかなり小さいですね!

こちらの豆色紙、最近目にする機会も増えてきました。主に展示や即売会などで、このサイズの色紙が好まれているようです。ATCと並んで、この豆色紙の規格も人気があります。この小さなサイズ感がとっても魅力的なんですよね。
私は一昨年くらいから、作品展示を再開するようになって、小さなサイズの作品にも挑戦するようになりました。最初は「こんなに小さい紙に何が描けるだろう」と思ったのですが、ミニ額やATC、ハガキサイズなど色々描いていくうちに、小さいサイズに魅了されていきました。その中で特にハマったのが、この豆色紙でした。
どハマりしたきっかけとなったのが、2022年のホルベイン主催の水彩マラソンでした。30日間1日1枚絵を描いていくのですが、専用の30枚セットが販売されていたので、それを購入し、1日1枚絵を描きました。描き終わって並べた時、何とも言えない達成感を感じました!小さい紙なんですけど自分の世界をギュッと詰められて嬉しかったです。

それをきっかけに、豆色紙はたくさん描くようになりました。
主に販売のために描いていますが、自分の挑戦のためにも描いています。小さな作品なら早く描き上げられるので、新しい挑戦もしやすいからです。
というわけで、今まで描いた豆色紙と豆色紙の魅力について語っていきたいと思います。
今まで描いた豆色紙を紹介
最初に挑戦したのが2022年のホルベイン水彩マラソン。31日間毎日1枚ずつ仕上げるというのが、思った以上に大変で、息切れしながらゴールしました。でも使ったことのない絵具を使ってみたり、色数を縛ってみたり、粒状化する色を使ってみたり、キラキラ絵具を背景に使ったり…とにかく新しい挑戦を毎日していました。なので、その挑戦がその後の制作に繋がったりもしました。大変だったけどやってみて本当によかったです。
失敗も含めて32枚。(実際に販売したのは31枚↓)

グループ展で6枚、個展でも5枚ほど販売しました。個展で描いたものは、その場で描いて販売してしまったので、写真を撮り忘れてしまいました。

こちらは水彩ブロガー文化祭というイベントで出させていただいたもの。2枚ですが、色がすごく気に入ったので、あとで同じ配色で大きな作品をいくつも描いています↓

通販のために描いたもの↓宝石テーマで6枚描いたのと(本当は30枚描く予定だった、いつかリベンジしたい)色々テーマフリーで描いたもの合わせて15枚↓

2024年デザインフェスタ個で。テーマを決めて白い花、紫の花、で9枚ずつ。計18枚
白い花↓

紫の花↓

次に、青い花で9枚、ピンクの花で9枚、計18枚描きました。
青い花↓

ピンクの花↓

ひよこ色紙も描いてすぐに販売してしまったものが多く、写真に残っていないのですが、通算15枚くらい描いてます(構図とかワンパターンで申し訳ない💦)何だかんだでたくさんお迎えしていただいているんですね。ありがたい🙏


残念ながら自分的には失敗で、お蔵入りになったものが10枚くらい。

たくさん描きました!
ちゃんと数えていませんが、120枚ほど描いたはず。
なぜ豆色紙が気に入っているのか?
なぜ、こんなにも豆色紙が気に入っているのか??自分の気に入っているポイントを考えてみました。
①色紙なので厚みがあり、しっかりして見える。
小さな原画なので、薄くペラペラしていると頼りなく見えてしまいます。クリアケースに入れてそのまま販売することもでき、見栄えもします。小さいなら厚紙が折れにくく破損もしにくいので、配送の時も安心感があります。

②金色の縁で豪華に見える
縁に何もないシンプルなATCとは違って、豆色紙には金の縁取りがあります。これのおかげでちょっと豪華に見えます。この金の縁が「いかにも色紙」って感じで苦手だという意見もあるので、作品との相性があるかもしれませんが。枯葉の作品と金の縁取りはかなり相性がいい気がしています。

金の部分についた絵具はふき取れるので、きれいに見えますね。確かに水色とか白など別の色の縁もあったらいいかもしれません。
③正方形が描きやすい
これも人によると思いますか、同じくらいの小ささである縦長規格のATCよりも描きやすいです。なぜか構図の幅が広いです。縦長だと横顔きゅうくつですし、人物を斜めにいれてもきゅうくつ。小さいサイズならば正方形の方が描きやすいのでは?と枯葉は勝手に思っています。
豆色紙 76✖️76mm=5625m㎡
ATC 64✖️89mm=5696m㎡

ほんとに同じくらいの面積なんだねえ
④小さいので1日で描ける
このサイズはぎりぎり1日で描きあげられるサイズです。もちろんこれ以上のサイズでも1日で描きあげられるのでしょうが、これくらいなら!と心理的ハードルの低いサイズ感です。疲れた時ややる気のない日でも1枚制作できます。




⑤お迎えしていただきやすい
小さな原画のため、やはり単価は低くなるので、お迎えする方の人数が増えます。原画を気軽に!は今のところの目標の一つなので、頑張りたいと思っています。複数枚お迎えする人もすごく多いですね。(2枚の豆色紙を並べて額装されている方もいました)
大きな作品に比べると描く枚数もお迎えしていただける枚数も増えてきますので、自分の作品の売れ筋なども掴みやすくなりました。

気軽に手に取ってもらえるね!
豆色紙の種類について
最近は水彩紙のものも増えてきました!
ホルベインからはウォーターフォード、ホワイトアイビス、アルビレオが出ています。高級紙ほど1枚あたりの価格は高くなりますが、水張りの必要もありませんし、気軽に試せるのがよいところだと思います。
ミューズからはサンフラワーA画、コミックケント、ワトソン、ホワイトワトソン、最近ランプライトも加わりました。
色々使ってみて、枯葉が一番気に入ったのがホワイトワトソンの豆色紙です。小さいサイズなので、にじみが大きく広がるコットン紙である必要は特にないかなと。適度に滑らかで発色もはっきりしているホワイトワトソンに描いたものが1番作品が映えている感じがします。たまにナチュラルワトソンにも描きます。黄みが強いので、紙の色を生かした色合いだとなかなか良い感じでした。
↑何度もリピ買いしてます!いつも3パックまとめ買い。
縁が水色の豆色紙を見つけました↓
ピンクもある↓
このあたりは好みもあると思いますし、ぜひ色々お試しして欲しいなと思います。
販売について
販売する時はクリアポケットふたつきに入れてます。こちらはセリアに売っていました。コースター缶バッジ用の正方形なので、ぴったりです。

販売する時は額装せずそのままです。厚みがあるので、通販でも安心して送れます。小さい原画ですか、小さい封筒に入れて発送すると迷子になることがあるそうで。余ってしまうけど大きめの封筒に入れて発送してます。

通販で販売が多かったのですが、前回2024年春の個展でも販売しました。お持ち帰りもしやすく喜ばれました。
額装
一応規格があるサイズなので、専用の額縁が存在します。サムトレーディングの豆色紙用の額。ロッサとイーリスは白黒金銀で展開があるので、どれかは合うのがありそう。
大額にも豆色紙用の額があります、こちらはちょっとお手頃ですね!
あとは10センチ角額にマットをつけて入れる。このように台紙に接着してから縁を見せる形で額装でもいいかもです。あとは小さい額に入れなくてはいけないということもないので、2枚を並べて細長い額に入れるのもいいかもしれません。
自分の豆色紙を額装したことがないので、何か額装例を作らないとですね。
10角額はマルニでも豊富です。
自分の練習やチャレンジにも!
販売のことを中心にお話してしまいましたが、あまりそういうこと関係なく、自分のために描いてみても良いと思います。かなり小さいため、細い筆で細かく描く必要が出てきます。描くのが大変ではあるのですが、小さいので、気軽な気持ちで描けるというメリットはあると思います。

個人的におすすめなのは、テーマを統一して複数枚連作を描くことです。小さいサイズならばテーマなど統一した方が、並べた時に豪華な感じに見えますよ!たとえば、お花とか動物、のように。私も豆色紙のポストは1枚ずつの投稿にはいいねがつきづらいのですが、9枚とかまとめて並べたものには注目度が高くなる傾向があります。
練習するならSMやF3くらいの紙でのびのび描いた方が、描きやすいし、塗りの練習にはなると思いますが。豆色紙のいいところは、小さくても「作品」っぽくできるところだと思います。たくさん練習したい方にはぜひ!

小さくて難しそうだけど
描いてみたいな✨
ということで豆色紙が好きすぎるので、これからもしばらくは描いていきたいです。そのうち豆色紙の企画展などできたらよいな、と思いつつ忙しすぎてなかなか実現しにくいかな?
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