透明水彩の水彩紙はたくさんあるのですが、値段別に並べてみようと思います。コスパの良い水彩紙もあるので探してみてください。
アナログで制作される全ての方に!きっとお役に立てると思います。
目次
水彩紙の値段を知りたい!
意外と比べにくい水彩紙の値段
画材店に行くと、たくさんの水彩紙、スケッチブックが売られています。あまりに多すぎて迷ってしまいますよね。

安いものもあるし、びっくりするほど高価な紙もあるよね!

何を基準に選んだらいいか分からない!という人も多いのでは?
水彩紙は高いものほど機能も上がるのですが、高いといってもピンキリで、それぞれ得意な表現も異なります。
この記事では水彩紙を値段別に並べてみることにしました。
なぜこんな記事を作ったかというと…
水彩紙の値段って比べにくいから!
水彩紙によって入っている枚数が違うので、値段が比べにくいんですよね。一見値段が高い!と思えても、たくさん枚数が入っているなら、意外にお得なこともあります。あとは、同じ水彩紙でも、スプリングか、ブロックかで値段違ったりします。
なので、水彩紙一枚あたりの値段で比較しないと、水彩紙の価格ってよく分からないんです💦

えっ!1枚ずつの値段、知りたい…
コスパのいい水彩紙を探そう
水彩のためにいくらでもお金をかけられる!というなら、高いものから順番に買っていけばいいのですが、ほとんどの人は機能と価格を天秤にかけて、どの水彩紙を購入するか考えると思うんです。そのときに、今買おうと思っている水彩紙が、全体の中でどのあたりのクラスに位置しているかがわかると、購入の目安になるはずです。

やっぱり値段は大事!
使い心地は、ほぼ値段通りと考えてよいですが、コスパのよい水彩紙は存在します。安価ながら自分の表現にぴったり!ということもあったりします。
もちろん高い水彩紙でも、自分の画風に合うとは限らないので、色々試してみることが大切です。
表の読み取りかた
値段は全てF6サイズ、1枚あたりの値段で比較。
規格が違うものは、近いサイズで比較しています。
スプリングかブックかによっても価格が違いますし、紙の厚さによっても、価格は違います。どちらで買ったらお得かということも分かります。
そして、サイズによって価格の違いの割合はマチマチなので、目安程度に信用してください。大体の価格も小数点以下は四捨五入しています。
価格は変わることもあるのでご了承ください。(変わるたびに変更を加えるつもりではいます)

あくまで目安ということでお願いします!!
素材はコットン100%、パルプ、コットンパルプ、その他でよく分からないものも多いのです。
コットン100%のものだけ「コットン」と書いています。
コットン100%ではないが配合されているものは「コットン配合」と書いています。
1枚/60〜150円
とりあえず、安さが魅力。使える技法は限られてしまうが、たくさん練習したいときには最適。
R画用紙 | スプリング | 67.5円 |
アルビレオ | ブロック(218g) | 62.5円 |
スプリング(151g) | 75円 | |
クレスター | ブロック(並厚口210g) | 75円 |
スプリング(並厚口210g) | 105円 | |
ブロック(特厚口310g) | 112.5円 | |
スプリング(特厚口310g) | 150円 | |
シリウス | スパイラル(220g) | 92円 |
ヴィフアール | ブロック | 100円 |
スプリング | 125円 |
1枚/150〜250円
厚みが厚い紙が増えてくる。コスパがよいのは、ホワイトアイビスとランプライト。
マーメイド水彩紙 | スプリング(235g) | 172円 |
ニューブレダン(版画用) | ブック | 183円 |
ワーグマン(コットン配合) | スプリング(厚口200g) | 170円 |
ブロック( 特厚口245g) | 204円 | |
ブック350(超厚口350g) | 249円 | |
ファブリアーノウォーターカラー(コットン25%) | ブロック(300g) | 192円 |
ワトソン(コットン配合) | スプリング(特厚口239g) | 193円 |
ブロック(超特厚口300g) | 206円 | |
ホワイトアイビス(コットン配合) | スプリング(300g) | 258円 |
ブロック(300g) | 200円 | |
バンブー(竹90%コットン10%) | 2方どめ、スパイラル(265g) | 215円 |
アクリルデネブ(表細目、裏中目) | 二辺のりとじ(300g) | 242円 |
ランプライト(コットン) | スプリング(300g) | 246円 |
ブロック(300g) | 246円 | |
ブリタニア | ブロック(300×400mm)(300g) | 247円 |
1枚/250〜400円
ほとんどがコットン100%紙。このあたりの価格の水彩紙になると、どれも使い心地は抜群です。
今使っている紙がどうも使いづらい感じがしたら、ぜひこの価格帯のものにチャレンジしてみてください!
ファブリアーノ5(中・荒)(コットン50%) | ブロック(300g) | 284円 |
ラングトン(細中荒) | ブロック | 295円 |
スプリング | 295円 | |
トルション | ブロック(275g) | 313円 |
ウォーターフォード(コットン)(細中荒) | ブロック(300g) | 325円 |
スプリング(300g) | 333円 | |
ストラスモア(コットン) | ブロック(300g) | 350円 |
スプリング(300g) | 375円 | |
アヴァロン(コットン) | ブロック(300g) | 358円 |
スプリング(300g) | 391円 | |
アルティスティコ(コットン)(細中荒) | ブロック(300g) | 357円 |
1枚/400円〜
一度は試してみたい最高級の水彩紙です。
素晴らしい塗り心地になりますが、お値段もそれなりになります。有名なのはアルシュですが、セザンヌもおすすめですよ。
ラングトン・プレステージ(コットン)(中、荒) | ブロック(300g) | 412円 |
ハーネミューレ・セザンヌ(コットン) | ブロック(300g) | 480円 |
キャンソン・ヘリテージ(コットン)(荒、細、極細) | ブロック(300g) | 533円 |
アルシュ(コットン)(荒、細、極細) | ブロック(300g) | 539円 |
ブロック(185g) | 396円 |
ちなみに…
アルシュとキャンソンヘリテージにはパッドタイプという、1辺だけ糊付けされているタイプがあります。
パッドタイプはブロックの8割程度のお値段で購入できて、お得です。

へえ〜
じゃあパッドタイプから試してみようかな!
ただ、比較的小さいサイズの販売しかなかったので、今回の表には含めませんでした。
最後に
今回の記事は、もともと私のノートに備忘録としてメモされていたもので、私が個人的に便利に使っていた情報です。が、皆様にも役立てて頂きたく、今回公開する事にしました❗️

とても便利なので、ぜひ活用してください!
価格が変わったら少しずつ改訂しようとおもっています。とりあえず、わかるものをまとめましたが、全てではありません。分かり次第少しずつ書き加えていくつもりです。
おすすめの水彩紙はまた書こうと思うのですが、1枚250円以上のランクの水彩紙は、どれも外れがありません。様々な技法に対応しますので、少しずつ試していくといいと思います。(もちろんその中でも好みは出てくると思います)
廃盤になったとか、価格の改定に気づかれましたら、コメント欄にて教えてくださると嬉しいです。
とうとう、コットン100%の水彩紙を購入してきました。ランプライトのポストカードを以前購入したんですが、細かい絵は歳のせいか、筆のせいか描けないのでMSというサイズのブロックを購入しました。今までもヴィフアールのリングのは使ってましたが、ワトソンのブロックを購入して(SM)描いてと同時にあっちを描いてこっちを描いてな感じで。私の描きたい物が人物画なので、今回コットン紙をと。ウォーターフォードとアヴァロンのSMサイズ、ブロックです。ランプライトも有りましたが、F4の為購入しませんでした。大きな作品というか絵を描く予定がなく、技術も伴って無い為でもあります。ブロックだと、リングと違って描き終わるまで紙を切り離せないと聞き、2種類買いました。サイズが小さめなので、値段的にも良かったかなと思います。人物画は写真のをなぞるような描き方で違う描き方をしてみたいと思ったのも理由です。ここに書くのはちょっと趣旨から外れてしまってるかも知れませんが。
先日、ホルベインのリセーブル筆とアルミニウムパレット26色用を買いました。まだ、プラのパレットに絵の具が残ってるのでアルミパレットは、使えてませんが。
来週あたりに絵の具をのせて描き始められたらいいなと思ってます。
オペラという絵の具ちフタロブルーも購入しました。一軒目の画材屋で持って使ってるホルベインのが無くてWNのものを買ってしまいました。2軒目の画材屋にホルベインのオペラが有ったので購入しちゃいました。
WNの絵の具は初めてなのでどうなるのかなとも思ってますが、楽しみは来週に。
かれはさんの絵の具のレビュー読んでしまうと、つい買ってしまいました。シュミンケは買えないと思ってます。WNの絵の具を経験したかったのかも知れません。
以前、ホワイトの絵の具の記事でコメントして、丁寧な返信をありがとうございました。
コットン100%の水彩紙買われたんですね!
人物画だとコットン紙の方が描きやすいかもしれませんね。
ウォーターフォード、アヴァロン、ランプライトどれもそれぞれ良さがあるので
楽しみですね☺️
絵具やパレット、筆もたくさん!色々欲しくなってしまいますよね。
絵具はホルベインやW&Nで十分高品質です。
シュミンケは珍しい色があるくらいで、基本色はほとんど変わりません。
良い選択だと思います!
少しずつ試していくのが楽しみですね〜✨
とても参考になる記事、ありがとうございます。
海外のコミュですが、「練習用のオススメ水彩紙は?」という質問に全ての方が「コットン100%の買いうる最高級品を使え」と回答していました。結局ソレが一番経済的ということでした。
なかでひとつ「なるほど!」と思ったのが、「140lb(300g)以上の紙を使えば両面練習に使えるよ。薄い紙よりお得」という話でした。高級紙は片面使用とされていても、両面使って全然だいじょうぶとのこと。練習用なら、実質半分の価格になりますよね。
なので、水彩初心者ではありますが、最初からウォーターフォード・アルティスティコ・アルシュを買うことにしました。そこから少しずつ落としていって、どこまでが許容範囲なのかをさぐっていく作戦です。
お返事が遅くなり、申し訳ありません。
ある程度絵を描くと、「結局コットン100%の紙を買った方が近道」という結論になってしまうんですよね。
確かに、高級紙は両面使えます。(わざと裏に描く人もいるみたいです)
私も、コットン100%の紙は、失敗してもとっておいて裏に練習したり、色見本作ったりします。
そう考えるとそんなに高くはないのかもしれません。
ウォーターフォード、アルティスティコ、アルシュ、いいですね〜
どれも好きな紙です。
ストラスモアも発色が美しいのでぜひ^^
個人的意見ですが、ランプライトやホワイトアイビスくらいまでが許容範囲かな、と。
参考までに。