しばらく気になっていたものの、迷っていて中々購入に踏み切れなかった裁断機。ついに購入したのでレビューを書きます。
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裁断機って何?
裁断機は紙を裁断するカッターです。カッターマットが必要なく、紙を水平にきれいにカットできます。
今回私が購入したのはプラスの「ハンブンコ」という商品です。
元々私の裁断機のイメージはというとこういう感じのもの↓
クラシックなタイプですね。
包丁みたいな大きな刃がついていて、紙を挟んでガションと切りおとすもの。
これは実家にあったので、よく使っていたのですが…
この裁断機ね。なんか怖いんですよ…
特に子供がいる家庭にはめちゃくちゃ怖い道具…万が一子供がいたずらしたらと思うと…背筋が凍ります。
それはちょっと怖いな!
そうでなくてもなんかこのタイプの裁断機は「ガシャン」と切れるときの感触が怖くて苦手でした。
そして、重たいんですよね〜。よく切れるのですが、複数枚切るときずれてしまうこともあります。
ところが最近の裁断機は全然違うんですね‼️
真ん中に刃がついている部分を上から押しながらスライドさせるだけ‼️
刃がむき出しになっていないし、切る時もカッターをスライドさせるだけ。
わ、すごく簡単!
全然怖くないんです。安全!そして簡単。
ハンブンコのすごいところ
スライドさせるだけの裁断機で安全、簡単
ハンブンコはスライドして切るタイプです。安全なので、やはり子供がいる家庭でも使うことができました。何なら子供でも操作可能です。
普通の紙なら力を入れずに楽に切ることができます。薄い紙なら20枚一気に切れるようです。(個人的にはあまりたくさんの紙を一気に切るのは難しいと感じた)
とにかく操作が楽。
やっぱり安心感があるよね
紙を半分サイズに切ることに特化している
名前のハンブンコの通り、紙を半分のサイズに裁断するのにとても便利な仕様になってます。
カッターレールが真ん中についていて、真ん中から等間隔にゲージがついています。このゲージで紙を真ん中にセットすれば、簡単に紙を半分に切ることができます。
A3ならA4に。A4ならA5に。どんどん半分にできるんです。紙を半分に切りたいっていうこと結構多くないですか?すごく便利ー!
このゲージは紙のサイズに合わせて伸び縮みさせられるので、定形のサイズでなくても、紙を半分のサイズにすることができます。
紙を半分にしたい時は、とにかく早いです。
定型サイズは目盛りもついてるよ
ミシン目、折り目のアタッチメントがある
これは、別売りになりますが、ミシン目をつけられるアタッチメント、折り目をつけるアタッチメントがあります。
特に用途を想定して買ったわけではないのですが、とても楽しいです。
ミシン目はチケットをつくったりするのに使うのでしょうか。よく分からないけど、ミシン目を入れた紙を割くのはとても楽しい笑
これ、めっちゃ楽しいわ♪
折り目は地味に便利です。手作りカードや招待状など紙小物を手作りするときに。
紙は手で折ろうとするとあまりきれいに折れないです。そのために、きれいに折りたいときはカッターでうすーく切り込みを入れるのですが、やはり紙が弱くなってしまうので…これはなかなかよい機能だと思いました。
ありそうでなかった機能!
紙をきれいに折るのって難しいから助かる
とにかく軽い
どちらにせよ、びっくりするほど軽いです。持ち運びも軽々片手でできます。これが、1番びっくりしたかも。
実家にあった裁断機はとても重かったです。
軽いから「切るときに土台が動いてしまってら困るな」と思いましたが、全然大丈夫でした。ぴったり机にくっついてずれることはなかったです。
軽いので机の下に立てかけて収納しています。なので、場所もとりません。
裁断機、便利な使い方
私が裁断機を使いたいと思うシチュエーションは主に水彩紙をカットしたいと思うときです。
出来上がった作品をカット
出来上がった作品を、額にいれるために額に合わせて分厚い水彩紙をカットしなくてはいけません。
私は小さい絵を小さい紙に書くのが苦手で、大きめの紙に小さい絵を描いて、後でカットすることにしています。そのほうが波うちもしにくいです。
真四角に切るのは定規を使わなくてはいけないので、割と大変ですが、裁断機だとこんなに楽だとは。あっという間に額に入るサイズになりました。
大きめのサイズの紙を小さくする
大きめの水彩紙がたくさん家にあります。一時期、大作をかいていたいので四つ切りサイズという大きな紙をたくさん、買ってしまったのですが、最近大きいサイズは全然描きません。ならば!小さいサイズに切ってどんどん使ってしまおう!
よーし、切るぞ!
2回カットするだけで、扱いやすいサイズの紙が4枚に。
保管もぐっと楽です。
紙は大きいサイズで買う方が安いので、大きめの紙を買ってきて自宅でカットするのもおすすめです。展示に出す人なら、あらかじめ額のサイズに合わせてカットしておいてもいいですよね。
とにかく時間の短縮になる
紙を寸法通りに切る作業って結構大変なんですよ。
- 大きなカッターマットを用意する
- 紙を定規で測って印つけする(ちゃんと直角水平になっているかチェックしつつ)
- 定規に、カッターを添わせて切る。割と力がいるし、カッターが逸れてしまうことも。紙が厚いので難しい。
一回一回このプロセスを踏まなくてはいけないです。それが裁断機だと、ワンステップで切れるのでものすごい楽。面倒な行程を全部スキップできる。これってすごい時間の節約になるな、と。
今まで紙をカットする作業はかなり苦手だったんですが、裁断機ハンブンコのおかげでかなり楽しくなりました。
もっと早く買えば良かった!
気をつけるポイント
分厚い紙は切れていないことがある
水彩紙は分厚いので、しっかり力を入れないと、切れていないことがあります。
とはいえ、カッターで自分の力で切るよりはだいぶ楽です。力加減は慣れてくるので、往復させなくても切れるようになりました。
300g程度の水彩紙は余裕で切れています。
切れ味は、私が冒頭で怖い、といっていた包丁を振り下ろす型の裁断機の方が上かもしれません。
ただ、このハンブンコはカッターの替刃も別売りしているので、切れ味が落ちたら、刃を変えられるので、長期的に見れば悪くないのでは、と思いました。
正確に半分にならない(問題ないと感じた)
「正確に半分にならないことがある」らしいです。私は半分になった!と感じたのですがレビューを、読むと若干のズレが生じて、正確に半折ではないとの意見もありました。私の場合水彩紙を額のサイズに合わせて切ったり、大きい水彩紙を小さいサイズに切ったりするために買ったので、そこまで気にならないです。押さえのおかげで半分にしやすいのでむしろよいと思うのですが…このあたりは用途によるのかもしれません。
どうしても指定のサイズにぴったり切断したいときは、あらかじめ定規で測ってから切ればよいと思います。
きりくずがカッターレールの下に入り込む
はじっこを細く切り落とす場合は、切った細い紙くずが、カッターレーンの中に潜り込んで取りにくいことがありました。細く切るときは注意が必要かもしれません。
それ以外は不満はないです。
むしろ買ってよかったです!
ハンブンコはどこで買える?
私は赤坂の文具のプラスのショールームでお試ししたことが決め手になりました。実際に操作してみるととても良かったです。薄い紙ならすいすい切れるし、危なくない。そして紙を半分にできるのがとても良かったです。長さを測らないで紙を切れるってすごいな、と。
後日Amazonで購入しました。
サイズについて。
サイズは2種類でA4とA3です。
私が購入したのがA3ですが、これはかなり大きいです。A3縦向きに半切できますが、横向きならA2に近いサイズの紙を半分に切れます。大きい水彩紙を一気に裁断するのが目的の1つだったので、私はA3にしました。
ですが、そこまで大きなものを切る予定がなければA4で充分です。A4でもA3の紙を横向きに半分にすることができるので、ほとんどの人はA4サイズで事足りるような感じがします。場所も撮りませんしね。お値段もA3サイズの半分になりお手頃価格です。
ちなみにアタッチメントもおすすめですよ。とても楽しいです。何かグッズでも作ってみようかな。
ミシン目のピリピリ、と裂く感じが楽しい♪
さらにお値段も手頃な裁断機もあります。やはりカッターレールをスライドさせるだけの安全なタイプ。半切機能やミシン目、折り目機能は特にいらないという方はこちらでも良いかも。
とにかく裁断機という存在が便利なんです。
こちらの裁断機はホネ山さんのサイトに詳しいレビューがあります。