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意外と悪くない!?ぺんてるエフ水彩12色セットで絵を描いてみた!

割と文房具屋さんでも見かけるぺんてる絵具。思ったより高発色で悪くなかったので、レビューを作ってみました!作品も描いてみました。

ぺんてるエフ水彩

専門家用の水彩絵具とは違い、ぺんてる水彩絵具はあくまで学童用絵具。

サクラマット水彩と並んで、文房具店やホームセンターなどでも見かける機会は多いでしょう。もちろん、クオリティは専門家用の水彩絵具の方が上ではあるのですが、お値段と入手のしやすさ、手軽さを考えると、ぺんてるもなかなかのもの!

水彩絵具は家にないけど、子供用の絵具なら家にあった、という人も多いのでは?

今回はぺんてる水彩絵具の色見本を紹介するとともに、専門家絵具との違いや、使いこなし、また、ちゃんと作品が描けるのかも含めて検証したいと思います。

ぺんてるエフ水彩の特徴

透明水彩らしさがある

サクラマット水彩と比べると、ぺんてるエフ水彩の絵具は「より透明水彩らしさ」があると感じました。

一応透明水彩的にも不透明水彩的にも使えるということなので、中間くらいの濃度なのだとは思います。もちろんいわゆる不透明水彩ではないので、そこまで色が高濃度だったり、不透明だったりはしません。

ささっと塗ってみみましたが、思ったより透明感があります。いつもの透明水彩とほとんど同じような感覚で塗れました。

ただ、専門家用透明水彩の場合、青や赤は黒っぽい絵具が出てくることが多く(水で溶くと鮮やかな色が出てくる)

ぺんてる水彩の場合は実際に塗る色と同じ色(赤なら赤)です。分かりやすくていいですね!

粒子感はなくなめらか

学童用なので、透明水彩にありがちな粒子感や、凝集がなく滑らかに塗れます。色も濃すぎずちょうどいい濃度となっています。

なので、どの色も同じような感覚で塗ることができますし、色を混色しても分離しにくいです。

なので、色を作りやすかったり、色を混ぜてどんな色が作れるか検証しやすかったりします。複雑な技法や混色には限界がありますが、無難に塗りやすい印象を受けました。

価格がおかしいほど安い

小売価格は1色99円(2024年現在)、

金銀だけ少し高くて150円〜160円

ひよこ
ひよこ

ええ〜っ!

かれは
かれは

すごく安い!

しかもセット買いすると、とさらに安くてこんな感じ↓なぜ半額になってしまうのか…。一応小売価格は880円とのことなので、店頭だともう少し高いかもですが、それでもなお安い!

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全色欲しくなって24色セットをそろえてもこの価格です。(金銀は単色買いするしかないみたいです)

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少し前に100均画材が話題になりましたけど、これは100円よりも安いんです(なのにクオリティは決して悪くないです)100円という価格がそこまで安いわけではないことが分かりますよね〜。

12色セットについて

12色セットの色見本

12色セットを買う人が多そうなので、とりあえず12色の色見本を作ってみました。ついでに買い足ししたのがこちらのぐんじょう(ウルトラマリンっぽい青)とむらさきの2色です。

ちなみに後で作品を塗りながら思ったのですが、群青とむらさきは混色で作れなくて、あるととっても便利な色でした。12色セットを買う人は買い足ししてみてください。

発色と鮮やかさについて

暖色系は色が鮮やかでした。特にあかとしゅいろはとっても鮮やかでした。特にしゅいろは眩しいくらいでした。

きいろとレモンも中々鮮やかです。ただカドミウムイエローを使い慣れている私からするとちょっと発色は弱めです。特にレモンイエローの色が薄くて、少し物足りないです。でも普通に絵を描く分にはちょうどいいかもです。

ビリジアンはフタログリーンと似た感じなのですが、比べてみると色はそこまで鮮やかではありません。なので、混色すると少し色の彩度(鮮やかさ)が落ちやすかったです。あおも専門家用の絵具と比べて落ち着いた色味で、絵具を混ぜた時に色が濁りやすかったです。あいいろも単色で塗るとプルシャンブルーに似た色味なのですが、ちょっと鈍い色ですね。このあたりは色が単一顔料ではなく、他の色も混ざっているかもしれません。

ぐんじょうはウルトラマリンそのものでとても高発色です。そこそこ滑らかですし。

ちゃいろは発色が弱く、色も赤っぽいので、ちゃいろとして使おうと思うとちょっと物足りなかったです。色も明るくて、子供の時にもう少し色の濃い茶色が使いたかったことを思い出しました。

おうどいろはイエローオーカーの感じで、こちらは無難。ただ、色はちょっと薄いかなあ?

混色について

最近、新しい絵具を使う前に、混色マップを作って、どんな色が作れるか検証するのですが、ぺんてる12色セットでも作ってみました。

赤系の色と黄色の混色はいい感じです。とても鮮やかなオレンジが作れました。(大体どんな絵具でも赤と黄色の混色はうまくいく傾向です)

次はきいろとあお、みどりを混ぜて黄緑や緑の色を作ってみました。配合などを変えると色々な緑が作れます。ただ、専門家用の絵具と比べると彩度は落ちやすかったので、あまり色を混ぜすぎない方がよさそうでした。2色混色が限界ですね。

問題は赤と青を混ぜて、紫が作れるか?なのですが…

やっぱり厳しめでした。あかとあおを混ぜたら、一応紫っぽい色にはなりましたが、彩度がかなり落ちてしまいました。子供の頃この紫色に納得できなかった人は多いはず。単色でむらさきが売っているので、こちらの色を買い足す方がいいかもしれません。子供用の絵具で紫を作るのは難しいですね。ただ、この渋い紫も影の色に使えたので、何かしら使い道はあると思います。

(あかとぐんじょうを混ぜた方が鮮やかですね。)

あとはちゃいろの色が、このままでは使いにくそうだと思ったので黒と混ぜてセピア色を作ったり、青と混ぜてグレーにしたりしてみました。これはこれで一工夫で使えそうです。専門家用の茶色に比べると、色の濃度が低くて、すぐになくなってしまうのが気になりました。

ひよこ
ひよこ

やっぱりちがうんだねえ

単色で塗った時にはどの色も中々鮮やかで、普段使っている専門家用の絵具とさほど変わらないかも、と思ったのですが、混色してみるとやはり差がありました。作れる色の幅がちょっと狭いです。普段と同じように混色すると思ったより彩度が落ちてしまったので、あまり混色を使いすぎないほうが瑞々しい色が使えそうです。

作品を描いてみた

ということでぺんてるエフ水彩12色セットを透明水彩風に使って、絵を塗ってみました。主にこちらの色を使用しました。

あか、しゅいろ、おうどいろ、きいろ、ビリジャン、あお、ちゃいろ、(買い足しのぐんじょう)

あと少しマットにしようと思ってしろも混ぜました。

使う紙はアルティスティコ(クサカベ)新しい方です。安い紙で絵具を生かしきる自信がなかったので、あえて高級水彩紙を使用。

下地を塗る。オレンジ系の色で塗ってから、淡い色を重ねていきました。

途中あまり厚塗りにせず、透明感を生かして塗っていきます。作品にはそこまで彩度はいらないので、ちょっと落ち着いた色味でも全然いけますね。にじみもきれいにできました。

どうでしょうか?塗ってみての感想は、作れる色は限られているけれど十分これでも楽しめる!!といった感じでした。

今回は透明水彩風に塗ってみましたが、しっかり色をつけていくイラスト風の作品の方が向いていそうだと思いました。

専門家用の絵具との違い

一番違うのは、絵具の顔料の濃度だと感じました。専門家用は少量でも伸びますが、やはり学童用ということで、絵具をたっぷり使って描く感じです。なので減りも速いです。

ただ、専門家用は色が強すぎて、ちょうどいい濃度にするのが難しい一方、ぺんてるは色の濃さが適度で、しっかり色を塗りやすいという利点もあります。村にもなりづらいです。

発色は、単色だとぺんてるも鮮やかに感じますが、混色すると専門家用との差が出てきます。色が思ったより渋くなりがちです。もちろん彩度が落ちること自体が悪いわけではないのですが、色の彩度を落とさずに色を混色によって変える、ということができないので、必然的に作れない色味が存在します。ここは限界があると思いました。なので、小学生、中学生だったら、かえって専門家用の絵具も使わせてあげて、色々な色があることを教えてあげるのもいいと思います。

かれは
かれは

ぺんてるの絵具に専門家用をいくつか足すのもいいね!

普段透明水彩を使っていて、「ムラなく塗れない」「色の濃淡のコントロールが難しい」という悩みがある方は、使ってみてもいいかもしれません。あとは、絵具を使い惜しみせずに、たくさん使って練習したい人にも。

ひよこ
ひよこ

たくさん練習するのにいいかも✨

水彩を気軽に始めてみたい!なるべく安くスタートしたい!という方にもおすすめです。何しろ、12色が3桁で買えてしまいますからね。お家を探してみたら「ぺんてるの絵具ならあった!」ということもあるかもしれません。ぜひ引っ張り出してみてください。

もっと色々使ってみたくなったら、ホルベイン、クサカベ、ターナーあたりに手を伸ばしてみたらいいかなと思います。

あと1つ、透明感やキレイににじみを作りたいなら、紙はちょっといいものを使ってみてください。これはとっても大事です。絵具は安いものでも十分描けるのですが、紙は!!紙は結構違いますので🙏

サクラマット水彩のレビューはこちら↓