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PIGMENT TOKYO(ピグモン)に行ってみた

PIGMENT TOKYO(ピグモン)という画材店があるというので、天王洲アイルまで、足を伸ばしてみました。

りんかい線の天王洲アイル駅から徒歩5分くらいのところにありました。

美術館のような外観。

画材別にご紹介しますね。

顔料

ずらっと顔料が並べられています。その数4500種ほどもあるのだとか。

す、すごい。

圧倒されました。同じような色がたくさんありますが、一つ一つ違います。

同じ顔料でも、粒子の大きさで色が違ったりするのだそうです。

なるほど、勉強になります。

岩絵具だけなのかと思っていましたが、ホルベインやクサカベ、シュミンケなどの顔料もありました。顔料だけでは使うことが出来ませんが、膠やメディウムと混ぜることで絵具として使うことができます。

私が一番心惹かれたのは、金や銀などの金属色。

カラーの金属色もありますし、偏光カラーや、黒い地の上で塗ると色が出てくる特殊な顔料もありました。

金属の輝きはアナログ画材独特のものですし、何か作品に生かせそうです。私は金の絵具はよく使いますが、他の金属色もとてもきれいで気になりました。

せっかく来たので何か買って帰ろうと思い、粒子の大きい銀色の顔料を購入しました。

購入単位は15gでした。15gと聞くと少なそうですが、思ったよりかなり多かったです。

水彩絵の具3本分くらい作れるかも!?

一緒に水彩用のアラビアゴム(メディウム)も購入しました。顔料とアラビアゴムで水彩絵具が作れるはずです。

絵具が作れたら、またレポートしますね。

絵具と

絵具や箔を置いているコーナーも。

絵具の品揃えは、あまり一般の画材店で見かけないものが多かったです。

こちらは顔料ペースト。
自分で展色材を混ぜて使うらしい

箔も金箔、銀箔以外にも、緑や赤の金属や、アルミ、プラチナの箔などもありました。

面白そうだけれどハードル高い(^^)

透明水彩は一種類だけありました。

イタリアフィレンツェの画材メーカーZecchi(ゼッキ)のToscana(トスカーナ)というブランドです。

固形水彩のみで、一色ずつ買うことができます。セット販売もあります。

このメーカーの透明水彩、持っているのですが、かなり発色強めで、色も鮮やかですし、おすすめです。

筆と

筆もたくさん取り扱いがたくさんありました。こちらもずらっと並べらていました。

展示の仕方も美しいです。

水彩や油彩用の筆も一部ありましたが、日本画の筆が多く、名村や中里のものが多かったと思います。

刷毛もこんなに種類があるんですね〜

紙もありました。

2種類のみで、透明水彩用と水墨画用だそうです。

どちらも竹と和紙の混合紙だとのこと。

試しに描かせていただき、面白い描き心地だったので、思わず購入してしまいました。

特に水墨画用はにじみどめがされておらず、紙に絵具がにじむのですが、それがとても面白い。

紙といえばこんなものもありました。箔を使った壁紙のはぎれのアソートパック。

とにかく紙に弱い私…。これは買うしかない…。

机スペース

お店の机で、スタッフの方が、色のついた墨の紹介をされていました。

彩墨という商品。

墨は顔料を膠で固めたものだそうです。硯の上ですりすり擦っていくと、絵具のように使用できるそうです。色はたくさん種類がありました。

試しがきしてよいとのことだったので、描いてみました。

発色はよく鮮やかです。

こんな感じです。透明水彩とは似ていますが、また違った感触です。

群青と若草、胡粉を使用。

とても面白かったです。

思わず欲しくなりましたが、画材の引き出しがパンパンなので、今回は我慢です。

最後に

今回訪れたPIGMENT(ピグモン)は、特殊な品揃えですが、他では見かけない面白いものがたくさんあり、見応えがありました。

顔料と箔に関しては、ここまで揃えてある画材店はないと思います。

透明水彩に関しては、トスカーナのみで、ホルベインやウィンザーアンドニュートン などのポピュラーな水彩の道具は置いていません。

あくまで顔料がメインです。ただ、顔料が豊富なので、透明水彩絵具を自作することに興味がある方にはおすすめです。

ワークショップなども開催されるようなので、要注目ですね。

絵を描かない人でも見ているだけで楽しめるお店だと思います。

スタッフの方が、とても詳しく画材の使い方や素材の違いについて説明して下さいます。とても勉強になりました(^^)

今回紹介した画材はpigmentのオンラインショップでも購入することができます

PIGMENT TOKYO

ぜひ覗いてみてください。