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らくがき用の安いスケッチブック

気軽に絵を描きたいな、という場合におすすめのスケッチブックをご紹介します。水彩紙に描くほどではないけれど、コピー用紙に水彩ではボコボコになってしまうから、その中間くらいの画用紙というイメージです。一応、水彩やアクリル(薄塗り)でも描く事ができるので、気軽な練習や、らくがき用に。

マルマン スケッチブック図案

誰もが目にしたことのある、メジャーなスケッチブック。黒とオレンジの表紙が印象的です。とにかくどこにでも売っていて、画材店ではなく文具店やホームセンターでも買うことができます。紙は薄めですが、とにかく安い!

水彩紙ではないので、もちろんウェットインウェットやグラデーションはそこまでキレイにできるわけではないですが、水彩や色鉛筆、マーカーで絵を描くことはできます!気軽に練習してみたり、構想を練ったり、色をつけてサムネイルスケッチをしてみたり、気負わずガシガシ描けます。

ひよこ
ひよこ

とにかくたくさん練習したいときは便利!!

私も初心者のころ、スケッチブック図案にはお世話になり、これで小さい作品を描いたりして練習していました。案外かけます。今も使っています。主に落書きようですが、これはこれで楽しいです。

ただ、水彩の場合は、ムラなくウォッシュしたり、ウェットインウェット、にじみ、ぼかしなど水彩らしい技法はあまりできないので、そういった技法を練習する場合は水彩紙を使う方が良いです。また、表面強度も強くないので、表面をこすったり、マスキングもNGです。消しゴムで擦った部分を水彩で塗るとモケモケします。

20年前くらい?だいぶ昔の絵です。右も左も分からないので、とりあえず、図案に描いてました。
かなり波打ってしまうし、きれいににじみも出せませんが、水彩らしい塗りに満足

とはいえ、どこにでも売っていて、気軽に練習できるスケッチブックは本当にありがたいです。練習やらくがきにぴったりです。

マルマン オリーブ

こちらはマルマン図案よりも幾分上等なスケッチブックです。とはいえ、水彩紙に比べるとかなり安いですが。主に画材店で売られています。紙の厚さも、水彩紙に比べれば薄めですが、表面はしっかりしています。

表面は少しだけ凹凸があり、水彩や色鉛筆、マーカーで描くことができます。こちらの画用紙はちょっと本格的なものも描く事ができます。練習用にも作品用にも使う事ができる画用紙です。にじみや、重ね塗り、グラデーションなど、一通り、水彩の技法を使うことができます。このお値段でこのくらい描く事ができればコスパはとても良いのでは…と思っています。

にじみはあまり広がらない、ぼかしたり、フワッとしたタッチで描ける

が、過度な期待は禁物。にじみはあまり広がらないし、乾くのが早いので、手早く仕上げる必要があります。

紙の薄さが難点ですが、かなり描くことができる紙。16年前の絵ですが、当時はよく使っていました。

透明水彩を使い始めた頃は、このスケッチブックがとても気にいっていました。今も時々、懐かしくて遊んでいます。

かれは
かれは

コスパは悪くないよ♪

とりあえず、数をこなしたいという人はおすすめです。

ミューズ ホモドローイングブック

こちらも、水彩や色鉛筆、マーカー、パステルに使う事ができる画用紙です。水彩紙と画用紙の中間くらいのイメージで、いくぶん表面強度があります。こちらも主に画材店ですが、たまに文具店などでも見かけます。

絵具の色もきれいにのり、この価格帯のものの中では発色が優れているといえるのではないでしょうか。にじみや重ね塗り、グラデーション、など、一通りの技法が使えます。マルマン オリーブに比べると、幾分、シャープな印象。練習用にもちょっとした作品用にも使うことができます。

割とシャープに描くことができます

紙は薄いので、水をたっぷり使うとボコボコしてしまうのが難点。四隅をマスキングテープで留めておくといくらか良いです。

ひよこ
ひよこ

色は鮮やかで、絵具の色が映えるよ

練習と割り切って、たくさん描いていくのがいいと思います。

ホルベイン ドローイングブック

とてもお世話になったスケッチブック。紙は厚みがあり、たわみにくいので、水彩でも塗りやすいです。表面は凸凹があります。初期にはほとんどこのスケッチブックで絵を描きました。

かなり、水彩紙のように使うことができます。ウェットインウェットなどのにじみやウォッシュもできます。絵具を選べば、重ね塗りもできます。何度も重ねることはできません。

お値段は安めの水彩紙くらいです。が、値段の安い水彩紙よりは描きやすいような感じがします。

かれは
かれは

かなり水彩紙に近い使い心地!

どちらがいいのかは分かりませんが、気軽に練習することができます。

ちょっとした作品を仕上げることもでき、少し本格派。

水彩紙のことも知ろう!

初めは、どの紙を買ったらよく分からないので、画用紙のスケッチブックを買うのが普通だと思います。値段も安いですし、どこにでも売ってます。あまり失敗を気にしないで、ガシガシ使えます。

また、これから描こうと思っている作品のラフ画を描いて、色つけしてみたり、構想を練るのにも使えます。クロッキー帳や、コピー用紙では、さすがに薄すぎて、絵具で塗ると紙がボコボコになってしまうので、やはり画用紙のスケッチブックは便利だと思います。

ただ、もちろん、画用紙が紙の全てではないんです。

水彩を扱うときは「もっと透明水彩の性能を生かせる紙もある」ということも、頭の片隅にに入れておいた方がいいと思います。

画用紙にのせたときの水彩と、水彩紙にのせたときの水彩では、同じ画材とは思えないほどちがいがあるよ。

透明水彩で本格的に描くなら、少しづつ水彩紙も買って試していくのがおすすめです。水彩紙もピンキリで、もちろん高い水彩紙になると、さまざまな種類の技法を、キレイに、しかも簡単に使うことができるんです。

いい水彩紙は透明水彩の技法をキレイに使える
かれは
かれは

高い紙は機能が多い感じ。
にじみや重ね塗りは、値段が高いコットン紙の方が得意だよ

水彩紙について詳しく知りたい場合はこちら↓

誰も教えてくれない水彩紙のこと

水彩紙の使い比べをしよう

安い紙はどうしても、機能が限られるというイメージです。私も今では作品を仕上げるときには、水彩紙を使用するようになり、画用紙に販売用の絵を描いたりすることはなくなりました。

とはいえ初心者の時は、まだ画力も十分でなく、画材の使い方にも慣れていないことが多いです。何が描きたいか、はっきりしていないこともあります。

ひよこ
ひよこ

最初はとにかくたくさん描きたいんだよ!

高い水彩紙では、緊張してしまう、もったいない気がする、という気持ちもあったりします。そんな時は、気軽に何でも描けるスケッチブックは何冊か手元にあると便利です。