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レンブラント水彩絵具のおすすめ7色を紹介!〜7色使って作品も描いてみた〜(PR)

レンブラント絵具全120色の中からおすすめの7色を選んでみたいと思います!

レンブラント水彩絵具のおすすめ7色

こちらのレンブラント120色の全色レビュー、たくさん読んでいただきまして、嬉しい限りです!ありがとうございました。

ただ120色もあるので、「どれを選んだらいいか分からない!」という方もいるのでは?私もそういうタイプなので分かりますよ…。なので、今回はドットカードで色見本を作りながら、気に入った色をピックアップしてみようと思います。

今回、レンブラントのドットカードから色見本を作りながら思ったのは、「赤系と紫系がいいなあ」ということでした。色も豊富ですし!ちょうどパレット内に紫系の色を増やしたいと思ってたこともあって、紫やピンクの絵具につい目が入ってしまうのでした。

ひよこ
ひよこ

いい色がいっぱい…✨

レンブラント水彩、おすすめ7色について

ということで、こちらの7色を選んでみました!

224ネープルスイエローレッド、357ローズ、532モーブ、525ラベンダー、585インダンスレンブルー、640ブルーイッシュグリーン、403バンダイクブラウンです。そのうち、ネープルスイエローレッド、ローズ、モーブ、インダンスレンブルーの4色は2025年今年のパレットにも入れている色です。

ひよこ
ひよこ

素敵な色がいっぱい!

今回はレンブラントならでは!と思った色をチョイスしてます。レンブラントの絵具の買い足しを考えている方の参考になれば嬉しいです。

おすすめの色①ローズ

まず1番に「パレットに入れたい!」と思ったのが、こちらの色「ローズ」でした。

顔料を見てみるとPR122とPW6ということで、このブログでもよくご紹介している赤紫色の顔料、PR122と白が混ざった絵具になります。。PR122は単一顔料だとキナクリドンマゼンタという名前であることが多いです。(レンブラントではキナクリドンローズマゼンタという名前の色)深い赤紫の絵具ですが、水で薄めると青みのピンクになるので、とても便利。ほぼ毎年パレットに入れています。

キナクリドンマゼンタ(PR122)は素晴らしい色ですが、いかんせん色がぎゅっとつまっていて濃いので、ピンクとして使う時は水で薄めたり、白を混ぜる必要があります。濃度を一定にするのが難しい…

こちらのローズには、PR122に白が入っているので、薄めずにしっかり塗っても、色が濃くなりすぎず、ピンクが保たれます。ピンクとして、とても使いやすいんです。オペラの代わりに耐光性の高いピンクをパレットに入れておきたい人にもおすすめ!

今年のパレットにも入れてみました。私はキナクリドンマゼンタの色を赤紫としてではなく、ピンクとして使うことが圧倒的に多いので、ローズがパレットに入っているとすごく便利だなあと感じています。

ひよこ
ひよこ

お花にぴったりのピンク!

特に花を描く人におすすめの色です。

おすすめの色②ラベンダー

ラベンダーは淡い青紫の色味ですが、レンブラントのラベンダーはかなり色が濃いめです。色は薄紫色というより、青に近いです。

レンブラントのラベンダーは、白が入ったパステルカラーにも関わらず、わりと透明感もあるし、がっつり粒状化もして、なかなか面白いです。この粒状化の効果を生かして、下地に塗ったり、濃いめの色をグラデーションにしても面白いです。

ローズと混ぜると華やかな紫系のグラデーション、青系と混ぜるとさわかやな色合い。また定番かもしれませんが、肌色の影にも使えます。とにかく汎用性の高さにびっくりです。

青紫色って、とても使いやすい色ですので、1色パレットに入れておくととても便利です。

ホルベインのラベンダーと比べると、色がしっかり濃いめなのが特徴です。私個人の感想ではありますが、パステルカラーも色が濃いめのもののほうが、使い道が多い感じがします。

レンブラントでお試しして欲しい色の一つです。

おすすめの色③モーブ

こちらは単一顔料の紫ではなくて、青と赤の顔料が混ざった紫となります。

モーブはしっとり落ち着いた紫で、濃くしっかり塗ってみたくなります。

少し渋みのある紫で、やや赤よりなのが特徴です。この色合い、すごく自然な感じの紫なので、赤や茶色の影色など、さまざまな場面で使い勝手がよいように感じました。色も深みがあって落ち着いています。

風景画や花など描く人にも使いやすい色なのではないかと思います。

おすすめの色④インダンスレンブルー

こちらはどちらかというと定番の色なので、「またか!」と思う方もいるかもしれません💦

ただ、レンブラントならではのおすすめポイントがあるんです。インダンスレンブルーは顔料で言うとPB60。深い紺色が特徴の絵具です。暗めの色ですが、黒は入っていません。この色は、メーカーごとに少しずつ色が違っているので、つい集めたくなってしまいます。

かれは
かれは

メーカーごとにちょっとした違いがあり、つい欲しくなる!

ホルベインのロイヤルブルーが同じ顔料の絵具になります。レンブラントのインダンスレンブルーと比べてみましょう!

ひよこ
ひよこ

あれっ
よく見ると色がちょっとちがう…

このホルベインのロイヤルブルーの色が、一番よく見かけるPB60の色になります。

レンブラントのインダンスレンブルーは、それと比べるとちょっと色が渋い感じがしませんか?この渋みと深みがまるでインディゴのような感じで、とっても素敵✨今年(2025年)のパレットにも入れているのですが、早速ガツガツ使っていて、すでに半分以上使ってしまいました(まだ年明けて1ヶ月しか経っていないのに💦)

すっと色が溶けるので、しっかり濃い色も出しやすいです!!

そのまま混ぜずに使っても使いやすいです。淡く塗るとブルーグレーの色で、こちらもまた使いやすい色味。混ぜるとさらに渋くなってしまいますが、あえて鮮やかな色と混ぜると不思議な華やかさが出るので、ぜひお試しを!

おすすめの色④ブルーイッシュグリーン

こちらの色は爽やかな感じのミント色です。実物は画像よりも、もっと鮮やかで、透明感のある色なんですよ!

フタログリーン(PG7)とフタロブルー(PB15)の混合なので、フタログリーンに似ているといえば似ていますが、ブルーイッシュグリーンの方が単色での使い勝手がよい感じがします。

もちろん混色の幅も広く、紫や青との混色、黄色との混色でもなじみやすい色が作れてとても便利。今回、私は植物の葉っぱにあえてこの色を使ったのですが、すごく爽やかな配色になりました。紫やピンクとの相性がよい!!

色が濃すぎなくて、透明感が強いのも水彩らしくていいですね。

ちなみにターコイズブルーも同じ顔料の組み合わせの色違いでおすすめ!こっちもいい色です。

ひよこ
ひよこ

こっちも好きな色。
迷っちゃうなあ〜

おすすめの色⑥ネープルスイエローレッド

珍しく、ペールオレンジの色を選んでみました。この色は、「肌色っぽいな」と感じる方が多いと思うのですが、まさにスキンカラーの下地にピッタリ。色はしっかり濃いめなので、薄くマットに塗り広げるのもよいのですが、少し濃淡をつけて塗ることもできます

あと、パステルカラーのわりに透明感があるので、下絵の線の色が淡くてもつぶれません。色も少し渋めで自然な印象。赤やピンクを加えて色を調整することもできます。肌色が混色でうまく作れない、という方にもおすすめです。

かれは
かれは

混色が苦手な方に!

他にも下地に塗ったりすることで、色彩をマイルドにできます。こちらも使用頻度が高く、ついガツガツ使ってしまいます。

おすすめの色⑦バンダイクブラウン

こちらは黒っぽい茶色です。わりとしっかり色がつく絵具で、着色力が強いです。

茶色って粒状化したり、溶けにくかったり、薄くて色がつきにくい色が多いんですよね。そんな中、バンダイクブラウンがしっかり色がつきます。

バンダイクブラウンは赤茶色(PR101)とカーボンブラックの混合色です。どうやらこの配合が強い発色を実現させているようです。(ちなみに416セピアも同じ顔料の混合で色が似ていますが、バンダイクブラウンの方が彩度が低く黒っぽいです。)

焦茶色をしっかり使いたい人に。濃く塗ると黒の代わりにも使えそう。ハマる人にはハマるんじゃないかなと思ってます。

ひよこ
ひよこ

なんかかっこいい感じの茶色!

7色使って絵を描いてみよう!

色試し

この7色を使って絵を描いてみたいと思います。まずは、どんな色が作れるのか、まずは色試しです。

思ったより色々な混色ができて楽しそうです!紫やピンク系にばかり気を取られていましたが、インダンスレンブルーとブルーイッシュグリーンなど紺色〜緑のグラデーションもきれい!

どの色を混ぜてもいい感じになっていますね。絵具同士の相性もバッチリみたいです。

色試し

この線画を塗っていきます。花の部分をピンクや紫で塗っていけたらと思います。

色彩計画

色彩計画はこんな感じで、A、Bの2種類考えました。迷った結果、やっぱり絵具の鮮やかさを生かしたいのでAの方でいくことにしました。絵具の特色も分かりやすいですしね!

ただBの配色も捨て難いので、また別の絵で使ってみたいと思います。今回はなるべく色が渋くならないように、華やかな配色で塗っていくつもりです。

下塗り〜彩色

華やかな色合いにしたいので、全体をローズとネープルスイエローレッドで塗ってみました。どちらも透明感があって、線画を活かすことができるので下塗りにも向いてました。そこからローズやモーブを使って花を塗っていきます。

濃い部分の彩色

葉っぱは、本当はもっと渋い色にする方が自然なのですが、このブルーイッシュグリーンの色をそのまま生かしてみたいので、あえて鮮やかなミント色で。ナチュラルではないけれど、紫系と相性ぴったり。

ピンクや紫がメインになるので、甘くなりすぎないように、髪の毛の色と洋服の色は深い色にしていきます。あまり下塗りをすると渋くなるので、鮮やかにしたいところは、絵具の色をそのままどんどんのせていきます。

洋服に濃い色が入ると、印象が変わりますね。ここはインダンスレンブルーにブルーイッシュグリーンを混色しています。インダンスレンブルーの色の深さがとてもいい感じです。

細かい部分を描きこむ

細かいところを描き込んでいきます。

お花はローズ、モーブ、ラベンダーの3色がメインです。この3色でピンク、薄紫、濃いめの紫、水色が表現できてしまいます。便利!

花がたくさんあるとバランスが難しいですが、私は大きな花に淡い色、小さい花に鮮やかな色、濃いめの色を塗ってバランスを取ることが多いです。華やかな色が多い時は、全体を引き締めるような色を入れた方がバランスのよい画面になりやすいです。

最後に窓の枠を塗っていきます。ここはバンダイクブラウンがメインになっています。少し赤や紫も混ぜると色に深みが出ますし、統一感も出ますね。

残念ながら画面では見えませんが、背景にはカメレオンカラーを少し塗ってキラキラさせました。

仕上げ、完成

最後は仕上げにホワイトを散らしました。

出来上がりました!華やかな配色になったのではないでしょうか。ピンクを使うのは久しぶりでドキドキしました。

ちなみに今回使った水彩紙はストーンヘンジアクア(荒目)。色がしっかり濃く発色するので、色鮮やかなレンブラント水彩の赤や紫、深い色のインダンスレンブルーやバンダイクブラウンとも相性ばっちりでした。

組み合わせでも華やか

ラベンダー、ローズ、モーブ、ブルーイッシュグリーンの組み合わせでとても華やかな配色になりました。一見すると甘い色が多く感じるのですが、インダンスレンブルーやバンダイクブラウンのような深みのある色が加わることで、全体の色を引き締めることができました。

混色の相性がいい色が多くて、どの組み合わせでも美しい色が作れて嬉しかったです。特にローズとラベンダーは使い道も多く、活躍しそうな感じがしました。

かれは
かれは

使っていてとても楽しかったです!

ひよこ
ひよこ

華やかだねえ✨

この中で使ってみたいな、と思う色が1つでも見つかったら嬉しいです。

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終わりに(レンブラントは赤が強い!)

私の中ではレンブラントは渋い色のイメージが強かったのですが、華やかな色も多く、選びがいがありました。特に赤系が豊富です。朱色は少ないのですが、ちょっと深みのある赤や、PV19も種類が豊富なので、赤系でいい色が見つからない方はレンブラントを覗いてみるといいかもしれません!

と思っていましたら、「レンブラントは赤系(黄色も)が得意色なのです!!」とターレンスジャパン様より教えていただきました。

ひよこ
ひよこ

やっぱりそうなんだ!

かれは
かれは

赤と黄色は確かに色も種類も多くて素敵な色が多かった!
他にも個人的に気になった赤をまとめてみたよ✨

気になった色があれば、ぜひお店で(あるいはネットショップで)探してみてください✨

こちらの記事をまだ読んでいない方は、こちらもぜひ読んでみてください✨全色お試し、解説をつけています。もっともっと気になる色が見つかるかも↓

今まで自分の中で謎に包まれていたレンブラントの絵具のことをたくさん知れて良かったです🙏他にも気になる色がいくつかあるので、また自分でもお試ししてみたいと思います。