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レンブラント水彩絵具の全120色レビュー(色見本つき)(PR)

こちらはご依頼につき、レンブラント水彩のPR記事となります。全120色、余すところなくお伝えします!

レンブラント水彩とは?

今回、ターレンスジャパン様より、レンブラント水彩絵具のレビュー記事のご依頼をいただきました!

枯葉は今まで、いろいろなメーカーの全色レビュー記事を書いてきましたので、今回のご依頼は本ブログと相性ぴったりだと思うので、嬉しいです✨

実は以前から読者さんより、枯葉の方に「ぜひレンブラント水彩の全色レビューを!」というリクエストのお声があったのですが、いかんせん全色購入するわけにはいかないので、どうしようかなと思っていました。そこで今回、全色ドットカードをご提供いただけることになりましたので、ついにレンブラントの全色レビューもサイトに加えることができます。

ひよこ
ひよこ

ドットカードならお試ししやすい!

レンブラント水彩はオランダの高級水彩絵具。愛用する方も多い絵具ブランドですが、あまり画材店で見かけることがなく、どんなラインナップなのかよく知らないという方も多いかもしれません。最近だと、ダスクカラーカメレオンカラーなどのキラキラ色が加わったので、そちらの印象の方が強いかもしれません。

PRだけど忖度なく、特徴やおすすめ色をご紹介しますよ👍

こちらのドットカードは画材店やAmazonでも購入することができます。

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ターレンスジャパン(Talens Japan)
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こちらは、少しずつですが、全部の色をお試しすることができます。どの色を買うか迷ってしまう人はドットカードの購入を検討してみてください。

レンブラント水彩の特徴

レンブラント水彩絵具は、全120色です。(通常色とメタリックカラー合わせて、です)チューブの形はこんな感じ。蓋がギザギザしていて、とっても開けやすいです!量は10mlになるので、一般的なチューブ5mlに比べると、ちょうど2倍。ちょっと多めではありますが、使っているとどんどんなくなるので、すぐに使い切れるような感じがしました。

感じた使い心地はこんな感じ↓

単一顔料の割合が多め

思っていた以上に単一顔料の割合は多かったです。混合色は36色のみ!(メタリックカラーは入れていません)また、少し変わった顔料の絵具も多かったです。また、混合顔料の絵具もオーソドックスで使いやすい色味が多いですが、これは他メーカーにはないな?と思える面白い色もいくつかありました。

ひよこ
ひよこ

混合色も使いやすそうな色が多くて嬉しい!

溶かしやすく発色もよい

絵具を乾燥させてもカチカチにはなりにくいです。とは言っても、すご柔らかいということもないので、バランスはいいと思います。(パレットに出して時間が経つとまた変わってくるとは思いますが…)

すごく濃い感じというわけではないので、割と絵具の減りははやいです。

透明感がある色が多い

意外と透明感のある色が多いです。どの絵具も割と透明感があって、白が入った色でもマットでクリーミーというより、割と明暗を生かした描写に向く感じです。 なので重ね塗りに良さそうだと思ったり、混色しても色の透明感を保ちたい時に良さそうと思いました。

また、色見本はちょっと色が薄めなのですが、これはドットカードの絵具が少なめなので、濃い色をしっかり乗せにくかったためです。チューブから出して固めたものからは、それなりに濃い色も出せたのでご安心を。

キラキラ絵具とダスクカラーが個性的

おそらくキラキラ絵具とダスクカラーがレンブラント独特の珍しいラインナップで、知名度があると思います。

キラキラ系の絵具は、金と銀だけ、というメーカーも多い中、レンブラント水彩絵具もカメレオンカラー、スパークカラー、インターフェアレンスカラーなど、かなり個性的なラインナップを持っています。かなり力を入れているな、と感じました。

ひよこ
ひよこ

キラキラはとっても可愛い✨

ダスクカラーもいろいろな方がレビューしているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、他の絵具メーカーが出していない黒っぽい色のバリエーションで、個性的です。

全色色見本

まず、色見本全体をご覧ください。

赤系が充実しているのが、特徴と言えるかもしれません。塗りながら使い心地をメモしたので、全色レビューをつけておきます。かなり長いので、気になる色だけ、読んでいただいてもかまいません!

レンブラントの白

108 チャイニーズホワイト PW4 やや透明感のある白。混色しても色が不透明にならない。

112 トランスペアレントチタニウムホワイト PW6 チタニウムホワイトなのに、すごく透明感が強い白。透明感を保ったまま色を淡くしたいときに。

106 オペークホワイト PW6 不透明の白。思ったよりしっかり不透明の白でした。

※白は3色ありますが

トランスペアレントチタニウムホワイト>チャイニーズホワイト>オペークホワイト

の順番に透明度が高かったです。

レンブラントの黄色

207 カドミウムイエローレモン PY35 不透明のレモンイエロー。カドミウムなので発色が強く、鮮やか。一番色の冷たいレモン色でした。

254 パーマネントレモンイエロー PY184 やや透明なレモンイエロー。カドミウムイエローレモンより、色が濃いめ。

272 トランスペアレントイエローミディアム PY128 かなり透明感の強い、レモンイエロー。

246 アゾイエローライト PY154 感覚的な黄色に一番近い。スタンダードな顔料。透明感のあるすっきりした黄色。混色がメインならこの色もおすすめ。

209 カドミウムイエロー PY35 不透明の黄色。カドミウムなので発色が強く鮮やか。少量でムラなく塗ることができる黄色。

247 アゾイエローミディアム PY83 やや温かみのある黄色(山吹色に近い)平坦に塗りやすく、発色がよい

248 アゾイエローディープ PY110 同じく温かみのある黄色(山吹色)だが、こちらの方が透明感が強い。

244 インディアンイエロー PY154、PO48 アゾイエローライトとオレンジの混合。透明感が強く、少し渋みがある。

242 オーレオリン PY150 トランスペアレントイエローで親しまれている顔料。透明感が抜群で、色はやや渋い

238 ガンボージ PY150、PO48 オーレオリンとオレンジの混合。少し渋みがあり、自然物と相性の良さそうな色味

223 ネイプルスイエローディープ PBr24、PY53、PW6 白が混ざったクリーミーな黄色。優しいい黄色で、色は淡いが混色でマイルドな色が生み出せる。

291 チタニウムバフ PW6,PBr7 珍しい色の1つ。茶色と白の混色なので、淡いベージュ色。下地や混色に活躍する。白やグレーの代わりに使うこともできる。

224 ネープルスイエローレッド PY42、PO43、PW6 いわゆる肌色っぽいペールオレンジ。よく見かけるジョーンブリアン系の色よりも透明感があって、肌色の下地にも使える。黄色の代わりに混色に使うのもいい。発色は弱め。

297 ベンズイミダゾールオレンジ PO72 やや黄色よりの半透明のオレンジ。鮮やかですっきりした色合い、緑系との混色にも向く。レンブラントのみの色かも。

211 カドミウムオレンジ PO20 不透明の鮮やかなオレンジ。ムラなりやすく、マットな質感。少量でたくさん伸びるので、初心者にもおすすめ。

278 ピロールオレンジ PO71 透明感の強いオレンジ。濃淡がつきやすく、色は少し渋め。重ね塗りや、透明感を活かした混色に使いやすい。

264 ブリリアントオレンジ PO64 かなり鮮やかなオレンジ。画像より実物の方が赤より。滑らかな色。

レンブラントの赤

赤は多いので2つにわけてご紹介します。

赤①

311 バーミリオン PR255、PY154 滑らかで発色のいい朱色。レンブラントでは朱色はこの色だけのようでした。

377 パーマネントレッドミディアム PR255 発色がよく明るい赤。やや朱色よりの真っ赤。(地味に珍しい色かも)伸びがよく塗りやすい。

305 カドミウムレッド PR108 カドミウム系なので、発色の強いはっきりとした赤。やや朱色よりの赤。不透明で少量でよく伸びる。塗りやすいので初心者さんにもおすすめ。

371 パーマネントレッドディープ PR254 ピロールレッドの赤。まさに真っ赤。普通のものより色が濃いめかも。こちらは基本の赤としておすすめの色の1つ。

354 ペリレンレッドディープ PR178 ペリレン系の赤。これもありそうで割と珍しい。割と落ち着いた赤。溶かしやすく、発色も強く、ムラなくきれいに塗りやすかった。真っ赤ではなく落ち着いた赤が好きな人に。この色、何気におすすめです!

306 カドミウムレッドディープ PR108 カドミウムレッドよりも、色が濃くて、深みがある。色見本で見るほど鮮やかではなくて、落ち着いた感じに合う。不透明で発色は強い。

364 キナクリドンレッド PR207 とても明るく鮮やかな赤。色が濃くつかないので、赤というよりピンク。透明感が強く、粒子も細かい。ピンクを探している人におすすめ(ドットカードで魅力の伝わりにくい色…)

379 ペリレンレッド PR149 ペリレン系。発色も強く、それでいて透明。色は濃いめ、より深みのある渋めの赤。354ペリレンレッドディープと比べると、より渋みが強い。

355 ナフトールレッドブルー PR170 真っ赤というより少し深みのある赤。落ち着いた感じの色。発色強め。

326 アリザリンクリムソン PR83 落ち着いた感じのクラシックな赤。色はいいのだが、耐光性が低めなのがやや難。発色はやや弱め。

331 マダーレーキディープ PR83 こちらもアリザリンクリムソンと同じ顔料。より深みのある赤。少し耐光性に欠けるのが難点。

336 パーマネントマダーレーキ PR187 かなり渋みのある赤。真っ赤として使う場合少し絵具の量が必要。

318 カーマイン PR264 ピロール系の深みのある赤。やや冷たい赤で、色も少しくすんでいる(真っ赤ではない)伸びがよく発色もよい。レンブラントはこの顔料がベースになった色が多い。

324 パーマネントマダーブラウン PR264、PR101 カーマインに酸化鉄の赤がプラスされた赤。渋みがあり、赤茶色に近い。色は濃くつきにくく、透明感があるので、重ね塗りにもいい。

325 パーマネントマダーパープル PR264、PV19 渋みの強い赤紫。わりと発色は強め。こちらも透明感があり、伸びもよい。

赤②

349 ベネシャンレッド PR101 酸化鉄カラー。定番の赤茶色。とても発色や着色力が強く、退色しにくい堅牢な色。

347 インディアンレッド PR101、PR264 酸化鉄カラー。赤顔料が加えられていることで、少し赤みが強め。発色の強さも和らげている。

321 パーマネントマダーライト PR254、PV19 真っ赤よりもやや赤紫っぽい赤。わりと鮮やか。

366 キナクリドンローズ PV19 まさに定番のローズレッド。鮮やかで発色も強く、透明感もある。367キナクリドンローズレッドと同じ顔料だが、違いは、こちらの方が、青よりの赤であること。

367 キナクリドンローズレッド PV19 しっかりした発色の鮮やかな赤。透明感があり伸びもよい。こちらの色調の方が赤の基本色として使いやすいかも。青や紫、黄色との混色が得意。うすめてピンクにもしやすい。

368 キナクリドンローズマゼンタ PR122 こちらも定番の赤紫。青みがかった赤だけど、薄めて使うと、青みのピンクとして使いやすい。

357 ローズ PR122、PW6  368キナクリドンローズマゼンタに白が入った色。パステルカラーではなく、しっかり色が濃いです。ピンクとして使いやすい色!

567 パーマネントレッドバイオレット PV19 発色強めの赤紫。透明感があり、滑らかであるため、青系との混色に向く。やや落ち着いた色調。

365 キナクリドンレッドバイオレット PR202 キナクリドンマゼンタよりも少し深みのある赤紫。こちらも鮮やかで伸びのいい色。やや珍しい顔料なこともあって、おすすめの色。

595 ベンゾイミダゾールバイオレット PV32 この紫は珍しい!おそらくレンブラントにしかない紫。少し渋みのある赤紫の色で、粒子は細かく透明感がある。

レンブラントの紫

532 モーブ PV19、PB15 赤と青の混合で、とても深みのある紫。もちろん単一顔料の紫ほど鮮やかではないけど、使い勝手のよい自然な紫。少し彩度を落としたり、影の色にも活躍する色。

593 キナクリドンパープルブルー PV55 こちらもわりと珍しい、単一顔料のキナクリドン系の紫です。独特の赤みと鮮やかさ、透明感が魅力。

596 マンガニーズバイオレット PV16 海外メーカーではよく見かける、粒状化する紫色。色はやや淡く、独特の荒さで好みは分かれそうですが、ウルトラマリンと混ぜると分離してきれいな色。

548 ブルーバイオレット PV23 定番のディオキサジンバイオレットです。単一顔料紫のなかでは一番青みが強い紫で、発色も強め。薄めると鮮やかだが、濃く塗ると黒っぽくなる。

507 ウルトラマリンバイオレット PV15 こちらの海外メーカーでは定番の青紫色だが、発色はやや弱め。粒状化する色。かなり溶かしにくい。

539 コバルトバイオレット PV14 発色は弱めで粒状化が強い色。鮮やかな薄紫色(ライラック色)レンブラントのコバルトバイオレットは赤っぽくて、ピンクより。

レンブラントの青

525 ラベンダー PB29,PV15,PW6 わりと色がしっかりついたラベンダー色。ウルトラマリンとウルトラマリンバイオレットと白の混合。白が入っている色のわりにはかなり粒状化するのが面白い。

506 ウルトラマリンディープ PB29 こちらは定番の青顔料。2つありますが、こちらの方が色は明るく、発色豊か。でもそこまで粒子が細かいわけではなくて、それなりに粒状化する。

503 フレンチウルトラマリン PB29 より粒状化するウルトラマリン。粗密感があるので、重ね塗りや質感が欲しい部分に混色するのに便利。分離色も作れる。

512 コバルトブルー(ウルトラマリン) PB29,PW6 コバルトブルーの名前がついていますが、(ウルトラマリン)表記のとおり、ウルトラマリン+白の顔料です。色はコバルトブルーにかなり似ているが、不透明。

511コバルトブルー PB28 こちらが本物のコバルトブルー。澄んだ色とやや粒状化、爽やかなブルー

583 フタロブルーレッド PB15 フタロブルーの赤よりの方。わりと赤みがあり。透明感が強く、発色も強め、滑らかな青。基本の青として使いやすい。

576 フタロブルーグリーン PB15 フタロブルーの黄色よりの方。鮮やかな水色です。透明感も強く、発色も強い。滑らかなので混色向き。こちらの基本色でパレットに入れておきたい。

508 プルシャンブルー PB27 こちらも定番。独特のシボシボ模様(凝集)ができる青なのですが、それなりに出ている。ものすごい深みのある青で、黒っぽい藍色から水色まで、色幅が広いので、汎用性も高い。

585 インダンスレンブルー PB60 色々なメーカーのインダンスレンブルーを塗ってきましたが、こちらは渋みが強くて、色も濃くなかなかいい色!ただ、少し凝集する。固めずにチューブから出して使うと深い色をそのまま使える。

533 インディゴ PB15, PBk6 結構黒っぽいインディゴ。色もわりと渋いので、グレーとして使いたい人に刺さるかも。

598 セルリアンブルーグリーン PB36 セルリアンブルーに近い水色ですが、こちらはあまり粒状化しない。水色好きに!

534 セルリアンブルー PB35 こちらはかなり粒状化する水色。ザラザラするけど、色が水色なので、重たくはならない。クセは強いけど、これが使える場面もある。分離色づくりにも最適。

535 セルリアンブルー(フタロ) PB15,PW6 フタロブルーに白が混ざった水色(表記がわかりやすくていいですね。)なぜか、単一顔料のフタロブルーグリーンよりも鮮やかではっきりした発色。この色もおすすめ色。青を水色として使うことが多い人に。

586 コバルトターコイズブルー PB28 鮮烈な水色。少し粒子は荒めですが、とっても色鮮やか。こちらも定番色、どのメーカーでも人気色。

522 ターコイズブルー PB15,PG7 フタロブルーとフタログリーンの混合。ありそうで意外と見かけない組み合わせで、しっかり塗っても色が明るいままなので使いやすそう。透明で伸びのよい青緑。

550 セルリアンブルーディープ PB36 セルリアンブルーグリーンと同じ顔料だが、少し色は濃いめで、渋い。コバルト系ですが、そこまで粒子感はない。

レンブラントの緑

682 コバルトターコイズグリーン PG26渋みのある青緑。くすんだ色が好きな人に。そこまで粒状化はしない。発色はあまり強くなく優しい色。

640 ブルーイッシュグリーン PG7,PB15 フタログリーンに少し青が入った色。かなり鮮やかさもあり、明るくて透明感がある。青や紫との混色もおすすめ。

616 ビリジアン PG18 乾燥させると、水に溶けにくいやっかいな色の1つだが、レンブラントのは比較的に溶けやすいし、色もわりとしっかり出る。ビリジアンを使ってみたいなら、レンブラントがおすすめ。

675 フタログリーン PG7 とても滑らかな定番緑。そのままではあまり自然な色には見えないが、鮮やかな色から、渋い色、深い色、色々な色と相性がよくて、混色に向いている。混色によって、さまざまなトーンの緑を作れる定番の緑。基本色の1つ。

615 エメラルドグリーン PG36 フタログリーンと似た色のフタログリーン顔料。こちらは少しだけ黄色よりで、色も鮮やか。わりと淡い色味なのでフタロ系の強すぎる色調が苦手な人へ。

681 フタログリーンイエロー PG36 エメラルドグリーンと同じ顔料だが、もっと色が濃く、はっきりしてる。やや黄色より。そのまま使うより、混色向き。

662 パーマネントグリーン PG7,PY154 やや黄色がかった鮮やかなグリーン。いわゆる緑。透明感も強く、こちらも基本色として使える。フタロ系の鮮やかすぎる緑に抵抗がある人向け。

633 パーマネントイエローグリーン PY154,PG7 こちらはかなり黄色味がつよい鮮やかな黄緑。若葉など鮮やかな表現に。

623 サップグリーン PY150,PG7 とても透明感が強い黄緑、パーマネントイエローグリーンに比べると渋みが強く、使い勝手がよいかも。混色しなくてもそのままで葉っぱの色として自然。

644 フーカーグリーンライト PG7, PY150 こちらもとても透明感の強い緑。適度な渋みで、とても自然な色。伸びもよく、色がしっかりのる。風景画を描く人や、混色をあまりせずに使いやすいグリーンが欲しい人におすすめ。

645 フーカーグリーンディープ PG7,PY150 フーカーグリーンライトよりもさらに、深い緑。少し青みがかった緑。フタロの鮮やかすぎる色が苦手な人はこちらの色がおすすめ。

668 クロミウムオキサイドグリーン PG17 かなり渋い黄緑。オリーブグリーンのような色だがあまり黄色味はなくどちらかというとグレーに近い。やや粒状化するので、質感が欲しい時に。

629 グリーンアース PG23 発色の弱い、淡めのグレーグリーン。こちらもよく見かける色。どちらかというと色をつける絵具というより、重ねて色調を調整するのに使う色。

レンブラントの茶色

620 オリーブグリーン PG7,PY150,PV19 渋みの強い黄緑。かなり黄色より。緑として使うのにもよいし、水で薄めて下地や重ね塗りにも最適。

296 アゾメチングリーンイエロー PY129 グリーンゴールドの色味。チューブから出したところは黄緑のようにも見えるが、実際に溶いて紙に塗ると黄色。少し渋みのある黄色。独特の色味だけど、淡い部分はレモンイエローのようで、使い方によっては幅が出そう。

227 イエローオーカー PY43,PY42 定番の黄土色ですが、こちらは少し透明感があるのが珍しい。重ね塗りや混色で透明感を保ちたい人におすすめ。

231 ゴールドオーカー PY43 さらに透明感が強く、色もやや淡めの黄土色。

265 トランスペアレントオキサイドイエロー PY42 やや渋みが強く、粒状化する黄土色

234 ローシェンナ PY43 色が淡めの黄土色、こちらもかなり透明感あり

229 キナクリドンオレンジ PO48 こちらもちょっと珍しめの顔料。渋みのあるオレンジ(レンガ色)で、透明感が強い。滑らかで伸びのいい色。

378 トランスペアレントオキサイドレッド PR101 酸化鉄の赤茶色です。酸化鉄カラーは赤のカテゴリーにベネシャンレッドとインディアンレッドがあるので、どれがいいかは比較してみるといいかも。こちらは酸化鉄にしては透明感の強い色で、色もオレンジよりで明るめ。

411 バーントシェンナ PBr7 オレンジよりの明るめの茶色。土顔料なこともあってややモケモケする。こちらも定番の色。

409 バーントアンバー PBr7 こちらはやや渋みのある、いわゆる茶色。くせがなく使いやすい色味。色々なバーントアンバーの中でも色は明るめ。

410 グリニッシュアンバー PBr8 緑がかった茶色。珍しい色味。髪の毛や木製の小物を塗るなど、何かと使い勝手のよさそうな色味。やや粒状化するので質感を加えるのにもよい

417 トランスペアレントオキサイドアンバー PY42, PR101, PBk11 3色の顔料が混ざった茶色だが、オキサイドブラックが入っているので、黒が分離する面白い色。粒状化色なので、質感が欲しい部分の表現に重宝しそう。何気に透明感もある。

416 セピア PBk7,PR101 一見普通に見えるが、少し変わった茶色。黒と酸化鉄(PR101)の混合色。茶色なのに土顔料ではないので、まず粒状化しないのが特徴。そして、どちらも発色が強い顔料なので、濃くしっかり発色する。茶色は発色が弱い色が多いので、何気に重宝しそう。

403 バンダイクブラウン PR101, PBk7 こちらも416セピアと同じ組み合わせの絵具。濃く塗った部分の色味はほとんど同じで、バンダイクブラウンの方がやや、彩度が低く黒っぽい色。茶色顔料は発色が弱いものが多いので、しっかり塗りたい時はこちらがセピアと並んでおすすめ。

レンブラントの黒、グレー

749 スピネルグレー PBk26 こちらもあまり見かけない珍しい黒(というよりグレー)見た感じ、やや青みがあるように見えるけど、ニュートラルなグレーとして使いやすそう。

715 ニュートラルチント PBk6,PV19 こちらはやや紫がかったグレー。黒に赤紫が混合されている。

708 ペイニーズグレー PBk6,PB15 青みがかったクールグレー。黒に青が混合されていいる。

748 デービスグレー PBk11,PBr7 白は入らないのに、淡いグレー。そして粒状化するので、とても個性的なグレー。

735 オキサイドブラック PBk11 粒状化する個性的な黒。粒状化するといっても黒なので、使い勝手によってはかなり難易度が高くなるが、ダスクカラーのような色を自分で作れるので、色々試してみたい人に。わりと単独では珍しい黒。

701 アイボリーブラック PBk9 こちらも定番の黒。やや黄色っぽく温かみのある黒。色はそこまで強くない。

702 ランプブラック PBk6 しっかり真っ黒。発色も強く、黒を真っ黒として使いたい時の定番カラー。

ダスクカラー

230 ダスクイエロー 確かに黄色が混ざっていますが、全体の印象はオリーブグリーンのような色です。オキサイドブラックという粒子の荒い黒の絵具が混ざっていて、少し分離します。

373 ダスクピンク ピンクという名前ですが、赤みのグレーです。かなり粒子感があります。

630 ダスクグリーン 黒っぽいグリーン。茂みや森の影の色に使えそうです。

ダスクシリーズは、オキサイドブラックが混合された個性的なシリーズ。並べてみるとそれぞれ、黄色、ピンク、グリーンに見えますが、単色だとどれもグレーです。かなり彩度低め。個人的にはダスクグリーンがお気に入りです!

メタリックカラー

カメレオンカラーとスパークカラーがスキャンで写ってないですね💦かなりキラキラしているのですが…

840グラファイトは黒っぽいグレーのメタリックカラー、800シルバー、802ライトゴールド、805コッパーは色見本通りの定番メタリックカラーですね。

インターフェレンスカラーは、あまりキラキラはしないけど、ふわっと光るパールカラー。白い紙に塗っても色が分かりにくいのですが、黒い部分に色を乗せると独特の光があって綺麗です。

カメレオンシリーズ かなりキラキラが強く、角度で色も変わります。見て分かる通り、透明感が強いので、重ね塗りにもよさそうです。

スパークシリーズ 大小大きさのちがうラメが光ります。

種類も多くて選び甲斐がありますね。透明水彩なので、普通の絵具と併用しやすいのが嬉しいですね。重ねて塗ったりすると、パッと華やかになります。

どれを買うか迷う??おすすめ色が知りたい!

レンブラント水彩絵具は、もちろんダスクカラーやキラキラ系の色もおすすめなのですが、通常色でも魅力的な色がいっぱいありました。

その中でもどれを買うか迷うという方も多いのでは?

ひよこ
ひよこ

どれか買ってみたいけど、どれがいいかな?

その後いいな、と思う色を7色選んで作品を描いてみました。

そのおすすめ色は、そのレンブラントおすすめ7色を作例とともに詳しく、もう一つの記事でご紹介する予定です。もう一つの記事は2月ごろに更新予定。お楽しみにお待ちください✨

最後に

実はレンブラント水彩絵具、あまり使ったことのない絵具でした!(水彩歴長いのに)ドットカードがなかったこともあって、どんなラインナップなのかも実はあまり知らなかったです。王道の色もしっかり押さえつつ、絶妙に使いやすい色やちょっと変わった色も多くて、とても楽しかったです。

また自分でも追加購入してみたい色がまだまだたくさんありました!新しい発見ができて本当に嬉しいです。そういう意味ではドットカードもかなりおすすめですね。別の紙に色見本を作るのにはちょっと量が少ないですが、ドットカードに塗り広げると色が分かりやすいです。

最後にドットカードの塗り見本も作りましたので、こちらも参考にご覧ください。こちらの方がチューブから出した色も分かりやすく、透明度がより見やすいかもしれません。

今年はパレットにレンブラントの絵具が、4色入っているので、がっつり使ってみたいと思ってます。