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絵が描けない…スランプの対処法と乗り越え方

皆さんはスランプになったことがありますか?私も時々スランプに陥ることはあります。そんな時、どうやって乗り切るのか??ご紹介したいと思います。

どんな時にスランプになるのか?

スランプの正体

スランプとは創作における不調・停滞期のことを指します。

今まで順調に描いてきたのに、急に作品が描けなくなった!こんなことは一度は経験したことがあると思います。どんな状態をスランプというかは、人にもよると思いますが、私の場合はこんな感じ。

・やる気が出ない(創作意欲が出ない)

・描いても納得できない(下手な気がする)

・描いても楽しくない

スランプはわりと前触れなくきます。正直めちゃくちゃ焦ります。ただ、スランプは悪者ではありません。特に真剣に創作に取り組んでいる人ほど起こりやすいとも言えます。

ひよこ
ひよこ

なんかやる気がなくなっちゃった…

かれは
かれは

そんなスランプの対策を考えてみたよ!

今回は創作のスランプの原因と対策、スランプ期にやるべきこと、付き合い方を深掘りしてみたいと思います。

作家がスランプになる原因と対策

まずどんな時にスランプになりやすいのでしょうか?私は今までの経験からいくつかパターンがあると感じています。

①体調不良からくるスランプ

②頑張り過ぎたあとの燃え尽きスランプ

③上達したことによるスランプ

それぞれ原因が違うので、対処方法が異なります。1つずつ解説してみます!

ひよこ
ひよこ

どれに当てはまるかな…?

①体調不良からくるスランプ

20年ほど作家生活を続けてきて、実はこれが一番大きいと感じています。スランプに陥るときの状況を振り返ってみると、多くの場合は「うっすら体調が悪いとき」です。

この「うっすら」というのが大事なポイントです。風邪をひいたり、胃腸炎にかかったり、ものすごく具合が悪い時は、体調不良だとはっきり分かりますが、自分でも自覚しにくいのが、うっすら体調が悪い時です。特に注意しているのは、病み上がりのタイミングと寝不足です。

風邪が治ってきたけど、咳が続いている時や、まだ本調子でないときに、何かをやろうと思うといつも通りに制作ができないことがあります。「やる気が出ない、アイディアが全く沸かない」ということが続くと焦りを感じるのですが、あくまで「うっすら体調不良」なので、通常通り動けるし、仕事も家事もできる。疲れていても倒れ込むほどではありません。だからこそ、自覚しづらく厄介!

かれは
かれは

大丈夫と思っていても危険信号!

ひよこ
ひよこ

ゆっくり休もう✨

また睡眠不足も敵です。それも自分では自覚しにくいこともあるので、注意が必要ですね。

なので最近では「スランプかも?」と思ったらまずは体調不良を疑うことにしています。

こういったスランプの特徴は

・理由はないがやる気が出ない

・創作意欲が湧かない

というどんよりとした気持ちになることです。これといって困ったことや嫌なことがあるわけではないのに、なんとなくやる気にならない場合はこれが多いです。

対処法>>
そんな時の対策は、制作はいったんストップにして、とにかく寝る!!!焦るけど、焦らずに休む!

消化によくて暖かくて栄養のあるものをしっかり食べる!

そして私のおすすめはコレ!!

弱っている時に、飲むとよく眠れます。寝る前にちょこっとだけ…。脳が荒ぶってしまうときにもおすすめ。適度にぼ〜っとします。アルコール度数はそこそこ高いので、お酒弱い人は気をつけて…

このタイプのスランプは無理は禁物です。体が元気になると自然と創作意欲も戻ってくるので、無理に描こうとはせず、ゆっくり休みましょう。

②頑張り過ぎた後の燃え尽きスランプ

これもあるあるです。個展や依頼で頑張り過ぎて、その後に一気に燃え尽きてしまうパターン。1枚、力作を頑張って描いたあとに、エネルギーがなくなってしまうことも。

燃え尽き症候群です。

人によっても違うかもしれませんが、人が持っている心のエネルギーって一定量だと思っていて、それをある一時期に使い尽くしてしまうと、その後ぽっかり心に穴が空いたようになってしまうことがあります。私は若い頃(20〜26歳)よくそういうことがよくありました。

時間が経てば、やる気は復活してくるのですが、その間に依頼や別の展示などが入っていると、立ち行かなくなりますので、プロとして活動している人は注意が必要です。やる気は時間が経てば、復活してくるはずなのですが、その間に創作をすべてストップしていると、そのままやる気が消失してしまうこともあるようで、大きな個展をやり切ったあとになぜか連絡が取れなくなる作家もいます。

なので、意外とこのスランプは乗り越えるのが難しいです。

このスランプの見分け方は、直前に大きな仕事や達成感を感じるようなことがあった後だということです。場合によっては頑張ったけど思うような結果が出なかった、という場合もあります。

対処法>>

そんな時はとりあえず休むのが大事なのですが、完全に描くことをやめないほうがよいみたいです。落書きだけはする、アイディアだけは出す、未完成の絵があったら手を加えてみる、など。この時にスパッとやめてしまうと、その後調子を取り戻すのにかなり時間がかかります。1週間くらい休んだら、あとは少しずつ落書きでもよいので制作から離れないほうがいいです。

普段からできること>>

最近の私は、絵を描くこと以外にもブログの執筆や、画材PRの依頼、その他にも手掛けていることがいくつかあって、エネルギーがよくも悪くも分散しています。以前に比べて全力投球もできないけれど、その代わり燃え尽きることもほぼありません。長く続けていくにはこのくらいのバランスが自分でもちょうどよいと感じています。

燃え尽きスランプにならないようにこんなことを意識しています!

①絵を描く以外にも取り組めることを探す

②全力投球しないでもいいように、普段からコツコツ制作をする(制作の期間を分散させる)

③1枚1枚にエネルギーをかけ過ぎない(ある程度の枚数にエネルギーを分散させる)

集中し過ぎてしまう人には、時間と枚数でエネルギーを分散させると、燃え尽きにくく、制作のペースも保ちやすいです。プロ作家は毎日必ず同じくらいの時間を制作にかけて、コンスタントに制作する人が多いそうです。一気にエネルギーを使い過ぎないようにコントロールするのが大事かもしれません。

③上達したことによるスランプ

これも意外とあるのではないかと思います。特に描き始めは、描けば描くほど新しい発見や進歩があって楽しいのですが、ある日急に「あれ?」となってきてスランプになるパターン。

自分が成長すると、だんだん目も肥えてきます。上手い人の上手い部分がはっきり分かるようになって、今まで見えていなかった壁が見えてくることがあります。これは上達したことによるスランプです。

私は15年くらい前に、大きなスランプに入ったことがありました。それまではそれなりに描けていると思ったので、めちゃくちゃ上手い人と展示をすることによって今まで見えていなかった壁が一気に見えた瞬間がありました。描けていると思っていたけど、まだまだだった!と。私の場合も、それまで楽しく描いていたのに、その瞬間から一気に楽しくなくなりました。

このようなスランプは大体「他人との比較」から生まれています。ただはっきり言っておきたいのですが、他人との比較は必ずしも悪いことではないということ。他の人の作品から学ぶことも多いし、「もっと頑張ろう」となることもあるからです。

このようなスランプの場合はこんな感じです

・自分の作品が急に下手に見えてきた

・反応がもらえないことが悲しい

・最近絵を描くことが楽しくない

対処法>>

これには2種類の対処法があると思います。

・レベルアップして乗り越える

・他者との比較をやめて、楽しく描ける方法を探す

私は2つとも同時にやりましたが、どちらかだけでもよいと思います。

まずは乗り越えるために「絵の練習をすること」を考えました。

まさにその期間はスランプという感じで、私の場合は、作品を描くのをしばらく諦めて、ひたすら人物クロッキーをしました。正直なかなか上手くならなかったので、「大人になってから練習してもだめか…」と思っていたけれど、ある程度の枚数こなしたらパッとコツをつかんだ感じがありました。

また同時に、他人との比較をやめました。見てしまうとどうしても比較してしまうので、この時は展示もやめて、SNSで他の人の作品を覗くのもやめました。あくまで自分の中で満足できるレベルになろうと✨


その後、少しずつまた作品を描けるようになったのですが、このスランプはちょっと乗り越えるのに時間がかかりました。

このタイプのスランプの時は、むしろ成長のチャンスととらえた方がいいのかもしれません!

苦しい気持ちが先に来てしまうと絵を描くのをやめたくなるかもしれません。そんな時には「ついに自分にもレベルアップの時が来たか…」と考えてみてください🙏

スランプを抜けだすためにやっていること

スランプの時は、無理して「描こう、頑張ろう」と思いすぎるとドツボにハマることがあります。ひとまずは制作とは距離を置くのがおすすめです。

なのですが…全く制作から離れてしまうと、再び筆を取ることが億劫になってしまうこともあります。そして、焦りが止まらないこともあります。

なので、私は「スランプだな」と思ったら、完全には制作からは離れず、制作周りの環境を整えることを意識しています。

それを踏まえて、スランプの時にやっていることをご紹介したいと思います。

①机の整理整頓、断捨離

夢中になっていると机が散らかるので、掃除と整理整頓を一気にやったりします。描いた作品と色見本をファイリング、絵具を整理整頓。いらないものを断捨離。額縁を整理。そのうち描きたくなったときに向けて準備というイメージを持ってやります。

机がまっさらになると、やる気が復活することもあります。スランプになるたびに、家を片付けたり、大幅に断捨離したりしてますね。捨てる、という行為はスランプ期間に最適だと思っています。調子のいいときは、やる気がありすぎて捨てすぎてしまったりするのですが、あまりやる気がでない期間だけに冷静に処分できたりします。

②描いた絵の整理

まだ手元にある作品の整理整頓をしたりします。年代順に並べたり。描きかけのものも描きかけファイルに入れたりします。私の場合、手元に作品もいくつか残っている+描きかけ作品の作品も数多くあります。

気力がまだ残っているスランプならば、描きかけの絵に手を加えてみたくなることもあります。0から1を生み出すのはかなりエネルギーがいるのですが、描きかけの絵の続きを描くのは精神的ハードルが低く、調子の悪いときでもできたりします。かなり出来上がっているものだと1時間くらいで完成したりします。「完成できた!」という成功体験が生まれると、徐々にスランプを抜けられるきっかけになったりします。

③散歩

スランプの時には、あまり体を動かしたくないのですが、歩いていると少し頭に酸素が回る感じがあるので、がんばって歩こう!と思ったりしてます。電車で行っている場所を歩いて行ったり、普段から歩く習慣をつけたりすると、体力もついてスランプ自体も起こりにくくなります。

ちなみに一番気分が変わりやすいのは、旅行でした。特にはじめて行く場所は、気持ちも変わりやすく、気分転換になりやすいので停滞した気持ちが一気に入れ替わることもあります。

④インプットを心がける

スランプのときにはインプットが大事ということがよく言われます。確かにインプットは大事なのですが、スランプの時に、創作に生かすためのインプットをしようと思うと、なんだか気が焦るので辞めました。(絵を描くために絵や美術品を見に行くなど)

ひよこ
ひよこ

インプットが足りないとスランプになるっていうよね?

かれは
かれは

インプットがスランプと関係があるかは分からないけど、
インプットはスランプから抜けるのに効果があると思うよ!

スランプのときに必要なのは、創作のためのインプットというより、むしろ目的のないインプットです。シンプルに新しい体験。

・珍しいものを食べに行く。
・作ったことのない料理をつくる。
・本・漫画・映画(自分の趣味とは違うもの)
・歩いたことのない道を散歩

実は制作に打ち込んでいる時はあまりインプットは意識していません。ただスランプだなと思ったときは、新しいものと出会うチャンス。
何か五感を刺激するような新しい体験を繰り返していると、ちょっとずつ気力が戻ってくる感じがします。

作家さんは気分転換に、別の創作の趣味を持ったりする方も多いと思うのですが、「つくる」という行為にはそれなりにエネルギーがいるので、スランプの時は、簡単にできて刺激があることもおすすめです。

スランプと付き合う方法

とはいえ、プロとして仕事を請け負っている場合は、スランプをコントロールすることも必要になってきます。私が意識していることをまとめてみました。

SNS発信は気をつけよう

私はどんなに不調でもSNSで、「スランプです」とか「やる気が出ない」と言わないようにしています。これはものすごくクライアントさんを不安にさせてしまうし、お誘いもされにくくなってしまいます。

私も作家さんを誘って展示を企画するのですが、「スランプ」や「やる気が出ない」という文字をタイムラインで見かけると、その作家さんは誘いづらいな、と感じます。

お仕事が欲しかったり、展示も誘って欲しい作家さんは、スランプを静かに乗り越えるのが大事です。

ひよこ
ひよこ

ううう…
何か言いたくなっちゃうけど…💦

かれは
かれは

趣味で描いているなら、大丈夫!
スランプはみんな経験があるし✨

もちろん趣味で絵を描いているなら、気にしなくて大丈夫です。スランプを乗り切る方法など聞いてみたらいいアイディアが集まるかもしれません!

描けるときはたくさん描き、売り切らない

私の場合、作品をたくさん描けるときは徹底して描くようにしています。展示に出す分はもちろん、展示に出しきれないほど、作品を描いておくこともあります。実際に展示に出す数は一部のみにしていて、全ての作品を売り切らないようにしています。

もちろん完売は憧れますが、手元に作品が1枚もないとピンチな瞬間というのが今までも何度もありました。

力作が手元に何枚かあると、展示で点数が足りない時にも出すことができます。また、実際には出さなかったとしても、「手元に出せる作品がある」と精神的なお守りになります。

また絵のアイディアも普段から多めに出すようにしています。

締め切りに余裕を持つ

不調だけど依頼で描かなければいけない、そんなことも今までにありました。依頼は急に頼まれることはなく、納期に余裕があることが多いです。なので、早め早めに動いておくことが大事だとつくづく感じました。特に作品に関しては、なるべく早めに取り掛かるようにしています。(文章などはあまりスランプがないので、ゆとりがなくても間に合う)

また、作品を完成させるスキル(単純に画力ではない)が上がると、多少不調だったりやる気が出なくても、「完成させられる」状態をキープできることが分かりました。

実はここ数年も軽いスランプには何度もなっていますが、私自身のスランプは誰にも見破られていないはずです…
スランプは誰にも言わなければ分からないし、何より不調の期間でも何かしらは描いているからです。

スランプは創作には付きものですが、それでも活動全体に大きく影響を受けないように、というのは自分のために意識しています。

最後に

ということで、スランプの対処法についてまとめてみました。実はこの記事の内容は3年前に考えたのですが、どうもうまくまとまらなくて完成できずにいました。自分のケースを振り返ってみると、スランプにもいくつかパターンがあることに気づきました。スランプによっては自然に回復することもあれば、考え方を変えたり、克服が必要になることもあります。

かれは
かれは

スランプは怖くない!

スランプ=ダメなことだと思ってしまいがちですが、スランプの時でないとできないこともあります。しっかり休んだり、新しい刺激を得たり、上達のきっかけになることも。

ポジティブに乗り切れるように工夫していきたいと思っています。

noteはじめてみました!

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ブログでは話せない裏話、制作過程、日々気づき、読書メモ、展覧会や旅の記録などを気ままに記していくつもりです。

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