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意外と知らない?額裏に貼る共シールについて[作家さん必見]

今回は作家さん向けの記事となります。作品を販売するときに知っておいた方がいい知識となります。

共シールとは?意外と大事!

先日グループ展を主催していて気づいたことなのですが、額裏に共シールを貼っていない作家さんが多かったです。大体半分くらいの方が作品認識用の小さいシールは貼っていたのですが、共シールと思しきシールがなかったので、このシールの存在、あまり知られていないのかもしれない、と思って記事を書くことにしました。

共シールは重要視するお客様が多く、これからお世話になるギャラリーで求められることもあると思うので、知っていて損はありません。そのため、作品を販売する者の知識としてまとめておこうと思います。

共シールという名前も知らない方が多いようで、「はじめて聞きました…」という方も多かったです。

なんて読むんだろ…

ひよこ
ひよこ

共シールは「ともシール」と呼びます。

こちらは額の裏に貼るもので、「作品証明」のためのシールとなります。そのため、作家が直筆で、書くことが望ましいとされています。(印刷したものでも特に問題にならないが、その場合はサインがあると喜ばれる)

かれは
かれは

作品証明シールのようなものみたいです!

ギャラリーのスタッフが作品名を認識するためにも大切なのですが、どちらかというと作品を購入するお客様のためのもの、という側面が強いです。作品が作家本人が描いたことを証明する役割があるので、大きめの剥がれないようなシールではっきり描くことが求められます。

販売する予定の作品の額裏に、このような感じで貼りつけておきます。もし額の裏面に共シールがない場合は、お客さんの方からギャラリーを通して共シールを作家さんに描いて欲しい、と頼まれることもあるそうです。なので、最初から貼っておくほうが手間を省くためにも良さそうです。

どんなことを書けばいいの?

絶対に必要なのは、作家名、作品名です。あとは画材(作品の保存に関わるため)や制作年月日などもあるといいと思われます。私はそれに加えて、サインも入れたりしています。(作品に落款を押す人は共シールにも落款を押します)表の作品のサインや落款と共シールのサインや落款が一致することが、真作証明として大事となるようです。

そういう意味では作品証明書よりも共シールの方が大事かもしれません。

作家本人が書いた方が真作証明になると思って、私は直筆で書いています。

使うシールについて

貼って剥がせるシールを使うと、本当に剥がれやすいので、剥がれない普通の粘着力のシールを使用します。私はシンプルにラベルシールを使用しています。この大きさのものを愛用しています。

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ポストカードサイズ額だとちょっと大きすぎることもあって、小さい額にはもう少し小さいシールを貼ることもあります。

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ペンは油性のマジックか、水性の顔料マーカーで書いています。(水濡れで消えないように)

作家さんによってはデザインのある共シールを使用している方もいます。そういう方は画像ソフトでデザインを作って、シール印刷紙に印刷して貼っているようです。そこで個性を出すのもありですね。

額なし作品はどうしたらいいの?

キャンバスやパネル作品だったら、木枠やキャンバスの裏に、直接作家名と作品名を描いておくことが多いと思います。シールだと剥がれてしまうと思うので、どこかに直接記しておくのがいいかと思います。(シールが粘着しにくい素材の額裏だったら、直接書いておく、というのもアリです)

枯葉の場合、たまに通販で、額なし原画のみで作品を販売することがあります。その場合、作品の裏にも作家名や作品名も描いておきますが、共シールも同梱しておきます。額装した際に、貼ってもらえるようにお願いしています。

最後に

購入した作品に共シールがついていなかった場合、ギャラリーに相談してみてもいいかもしれません。ギャラリーから作家さんに共シールの作成を求めてくれることもあるそうです。

ちなみに枯葉庭園の場合、豆式紙やドローイングのような小作品には、表面のサインのみで共シールはつけていません。ある程度の金額以上の額装作品のみでよいかなと思っています。もし初期の作品で貼っていないものがあったら連絡してください。お送りします。

これから作品展示販売する人はぜひ共シールを貼って送り出してあげて欲しいですね!

ひよこ
ひよこ

はじめて知ったよ〜

かれは
かれは

ぜひ頭の片隅に入れておいてね!

いかがでしょうか?今回は作品を販売する作家さん向けのものとなりましたが、役に立つ日が来るかもしれませんので、ぜひ覚えておいて下さいね。作品を買う方も意識してみてください。