以前から欲しいと思っていたトレース台。分厚い水彩紙でも写るのか心配で、購入できていなったのですが、ついに導入。思ったよりもよかったので、おすすめの記事を書いていきます。
どの下書きの方法が好き?
みなさんは水彩画を描く時、どの工程が一番好きですか?そしてどの工程が一番苦手ですか?
私が好きなのはずばり、色塗り。線画を描くのはいまだに苦手です。苦手といいつつ、線画がなければ作品作りは始まらないので、もちろん大切だとは思っています。
ということで、なるべく下書きで楽をしたいタイプ!!
もっと簡単に下書き描けないの?
水彩画の下書きっていくつか方法があるのですが、
①水彩紙に直接描く
②チャコペーパーなどで写す
③トレース台を使う
この3つだと思います。私はこの3つどの方法も採用していて、以前は①の直接描く、のみでしたが、ここ数年②のチャコペーパーも使うようになってきました。
そして、ずっと気になっていた③、これは試してみたいと長年考えていましたが、
・卓上に置くとそこそこに場所を取る
・分厚い水彩紙がちゃんと写るのか?(下に敷いた線画が濃くないとぼやけて見えにくい)
・トレース台によっては、網目模様があって目が疲れる
という声も聞いていて、合わないと無駄な出費になるなあと思っていました。ただ、最近は絵のラフをクロッキーに大量に描いていることもあって、これをそのまま水彩紙に写せたらどんなに下書きが楽になるだろうと考えて、思い切って購入してみました。
トレース台とは?
トレース台そのものがピンとこないという方もいるのではないでしょうか。私もトレース台=漫画家が使用しているというイメージが強くて、水彩画で使うのはあまりピンときていませんでした。

トレース台はトレースのための台で、ランプが仕込まれていて、台そのものが発光します。写したい絵を下に敷き、その上に白紙をのせ、トレース台を発光させると、透けて見えるので、その上から移すことができます。チャコペーパーで写すのとはちがって、写したい紙に直接書き込めるので、より正確にトレースができるのが特徴です。
これによって別の紙に書いた下書きを、本番の着彩用の紙にストレスなく写すことができます。
私が選んだトレース台
どのトレース台にしようか考えたのですが、私が考えたのはこちらです。
・なるべく出来がしっかりしていそうなものを選ぶ(安物買いで失敗することが多いので、ある程度値段が張るものを選ぼうと考えました)
・明るさがあるもの(とにかく分厚い水彩紙が写らないと意味ないので、明るめのもの…)
・網目模様がないやつ
・なるべく日本製(安心!)
・思い切ってA3サイズ
最初はamazonで探していたのですが、価格も幅があり、安いものだと1000円程度、3000円高いものだと10000円超え、のものもあり、レビューもそれぞれ高評価がついていてよくわからん!なので今回は信頼のヨドバシドットコムで選びました。(ヨドバシカメラのお眼鏡に適っているという安心感✨)
で選んだのが、こちらの株式会社トライテックのトレース台「TREVIEWER(トレビュアー)500シリーズ」
・LED7段階調光
・真っ白でシームレスな天板
・日本製
・A3サイズがある(A4、B4、A3サイズあり)
ちゃんと条件を満たしてます!
見た目もいい感じ✨
TREVIEWER(トレビュアー)500は水彩紙でも余裕で写る!
まず一番感動したのが、かなり光量が多いこと!実は光量については下調べをしていたものの、実際に届くまでは、ちゃんと使えるのかどうか不明でした。
今回購入したトライテックのトレビュアー(トレス台)の光量はルクスとのことで、
実際に紙を当てて、下の絵が写るかどうか試してみました。
まずこちらの下絵です。色鉛筆で書いた上に、色が緑で見えにくい色な上に、タッチも弱いのでかなり薄い線画です。この上に紙をのせてみます。

190g/㎡の水彩紙ははっきり写っています。300g/㎡の水彩紙、これもちゃんと見えてます。さすがにすこしぼんやりしていますが、写すのに困らないレベルには写っています!

下の線画が薄い色鉛筆のラフ画でもしっかり写ったので、線画をしっかり濃く描けばもっとしっかり見えるはず(光量落としてもいいかも)
強いていうと光が強いので目がそれなりに疲れます。光を直接目に当てないように、全面紙で覆ったりする必要はあると思います。
ちなみに私が購入したのは500シリーズですが、上位互換である600シリーズはもっと光量が多いようなので、物足りない?と思う人はこちらもよいかもしれません。ちなみにこちらが600↓
予想以上の性能で大満足です。なんでこれをもっと早く買わなかったんだ!!!
他にもこんなところがいいね
①シームレスな天板
個人的に気に入ったのはシームレスな天板です。はじっこまで窪みや段差が一切ないので、A3より大きな紙をずらしながらあてて写すこともできそうです。ただ、スイッチが右側にあるため、ときどき手が触れて電気を消しちゃうんですよね。もう少し高い位置が良かったかな。

②軽く持ち運びやすい
薄い(軽い)厚みもかなり薄く、持ち上げても軽いです。流石に大きいので、どこかに持ち歩くことは考えていませんが、部屋間の移動は楽です。
③高さを三段階調節できる。
どうやって変えるのかな、と思ったのですが、この足の形を変えて高さ調整できます。トレースの時は少し傾斜がついていると、描きやすく感じるので、足を立てて使っています。
それだけでなく、縦横も変えられるらしいのですが、ドライバーが要るのでたぶん変えない…
トレース台を使ってキレイに写すコツ
まだトレース台を使って写すのに慣れていないので、そのままなぞってしまうと、線自体がしょぼしょぼします(強弱が上手くついていない)そのままでは線画としては使えないので、色々トレースのコツを考えてみました。
薄く線をトレースしてから清書
トレースの際に薄めの線で簡単になぞって、アタリだけ取る。電気を消して、鉛筆かペンで線を清書する

明るい状態では、なぞった線の方が見えにくいのできれいになぞるのはかなり難しいように感じました。そこまで正確にトレースしなくてもいい場合は、トレースの際に軽くアタリだけ取って、あとで詳しく線を描いていくのでもよいですね。
暗めにして最初からきれいな線でなぞっていく
トレース台の電気を少し暗めにして、きれいな線を描いていくこともできます。少し暗くすると下の絵は見えにくくなりますが、その分描いている線を認識しやすいので、幾分描きやすかったです。


思い切って直接ペンを使ってトレースする
最初からペン入れしてしまうのもやってみました。ラフ画に迷い線があると迷ってしまうので、ラフ画をしっかり仕上げておくのが大事かもしれません。ペンでなぞるとしっかり見えやすいので、かえって綺麗に映しやすい気もします。

写し終わった後にも細かいブラッシュアップは必要
トレース台の活用について
購入以降、さらさらっと描いたラフを水彩紙に写したり、下書きを描くのが前よりも楽しくなりました。今までのように一発書きで下絵を描くのはこれからも続けていくと思いますが、大量に書き溜めたラフや絵メモからの描き起こしもできたらな、と。
特に複雑な構成の絵を諦めがちだったのですが、トレス台があることにより、少し心理的ハードルが下がるのを感じています。


もう一つやりたいのが、一度描いた絵をもう一度描くという試みです。一度完成はしていてそれそのものには満足しているものの
・こういう塗り方も試したかった
・実は水彩紙が風邪をひいていて思うように塗れなかった
・別の配色で塗ってみたい
など、色々思うところはあって…
トレース台を使えば同じ線画(もちろんまったく同じにはならない)を作ることができるから、同じ構図の作品をもう一度描くという試みもよいかなと思っています。もちろん作品制作が作業にはならないように注意したいですが…
いいな〜便利そう!
正直言うと、もっと早く購入すればよかったです。
安いトレース台が出回っているせいで、高く感じるかもしれませんが購入して後悔はしないと思います。
久しぶりによい商品に出会ったと思いました。
下書き作業で苦戦している方、もっと効率的に作業をしたい方におすすめです!また今まで持っていたトレス台を買い替えたい方にもおすすめ。
線画の記事は近々書き換えたいと思っているので、それまではこちらの記事をどうぞ!


























