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子供も大人も楽しめる!絵具メーカー、クサカベの工場見学に行ってみた!

8月、我が家の子供たちとクサカベの工場見学に行ってきました。絵具が出来上がる工程を知ることができ、絵具作り体験もできます。

クサカベ工場見学に行ってきた!

夏休み!いつもお世話になっているクサカベさんの工場にお邪魔してきました。埼玉の朝霞台です。工場見学には、大人が参加するものと、子供向けのものがあるようです。

子供向けのものは夏休みに数回開催されているようです。

クサカベ 工場見学について

大人バージョンも参加したかったのですが、都合がつかず、我が家は娘たちも「行きたい!」とのことだったので、子供向けの工場見学に一緒に参加してきました。娘は小学校5年生と1年生です。

ひよこ
ひよこ

工場見学楽しそう✨

埼玉の朝霞台に絵具メーカークサカベの工場はあります。すごく遠いと思っていたのですが、池袋からは20分弱。そこからバスで15分くらいかな。膝折横町というバス停の目の前!

絵具についての講義

工場見学の流れは 座学→工場見学→絵具作り という感じでした。

会議室のようなところに向かうと、机にはすでに顔料や空チューブが並んでいてワクワク。(次女が思いっきり空チューブを手でつぶしてしまい、「ヒェっ」となりました。さわらないでって書いてあるのに、もう😭)

ひよこ
ひよこ

どんまい!

まず絵具についてとクサカベの会社の成り立ちの講義を受けます。

子供向けだったせいか、絵具のことはあまり知らない!という人でもとてもわかりやすい説明でした。子供用もパンフレットもあるんですよ!創業者の日下部さん、イケメン。

ひよこ
ひよこ

そこ!?

そのときプレゼントをいただきました。ドットリート塗り絵!大人の方もどうぞと言っていただいたので、図々しいかもと思いつつ、私もいただきました。

工場見学

その次に工場内の見学をします。説明を受けたあとなので、「これが、この工程か〜」とわかりやすかったです。顔料と油をぐるぐる混ぜて、ロールでのして滑らかにして、作った絵具を検品して、チューブに詰めていく…詳しい説明は行ってからのお楽しみにしときましょう笑

参加したのは6組の親子。小学生低学年の子もいましたし、中学生くらいの子もいました。男女も半々くらいだったかな。我が家は次女が、白線を超えそうになったりやや危ない動きをしていましたが、小さい子もちゃんとルールを守って楽しそうに見学してましたよ。みんな偉いな!

絵具はどの子供も学校で使ったことがある身近なものだから、こんな風にできてるんだ、と興味津々で覗いていました。

派手派手なピンクの絵具がロールでのされていました

個人的にツボだったのが、空のチューブをセットして、1本ずつに絵具を詰めていく工程なんですが、その時の音が「ウィーンカシャ!ウィーンカシャ!」というリズミカルな音で、すごく楽しい。いかにも私が想像する工場って感じでした。その時に撮った動画を何回も再生して楽しんでます。一本ずつ空チューブが運ばれて、絵具詰められ待ちしているのもなんだか可愛い(勝手な想像)

この空チューブに絵具が詰められていくのです!

この日はちょうどウルトラマリンが詰められていました。1日に作れるのがせいぜい2〜3色と聞いて、意外でした。絵具が作られてから出荷されるまでも置く時間が必要らしいです。

あとは検品が厳しめだとも思いました。何となく海外の画材ってロット差があることも多いんですが、日本のメーカーの画材って全然ロット差が感じられないんですよね。このあたりの検品の厳しさも関係してそうだって思いました。色域によって、人間の目でチェック、機械でチェックを使い分けしてるそうです。

絵具作り

次は絵具作りです!

作る前に、また色々な顔料の話がありました。

作れる絵具の顔料は決まっていて青か黄色に2択!!(顔料聞いてみたらウルトラマリンとビスマスイエローとのこと。)

すりきり1杯というのがこどもには結構難しいのです

ジップロックの中にアラビアゴムが入っていて、そこに顔料を入れて揉む!もみもみもみ〜。ひたすら揉んで、混ぜていきます。こんな風にも絵具作れるんだ。全ての顔料がこのスタイルで作れるわけではなないと思いますが、子供とやるならこの方法がいいですね。粉も飛び散らないし、揉んでいくだけなので小さい子でもできる。1年生の次女でも余裕でした!

ひたすらもんでいくと、粒子の粒が見えなくなるので、チューブに詰めて完成です。このチューブのおしりを閉じる道具、楽しい…。くせになる。チューブのおしりを閉じるバイトとかないかな…

ひよこ
ひよこ

それはさすがにないのでは??

完成したチューブはもちろんお持ち帰りできます!

お買い物もできる!

全部終わったらお買い物タイム!とくにお買い物をするつもりではなかったのですが、色々買ってしまいました。通常の商品も購入できますが、B品や処分品が個人的に熱かった。螺鈿色もマカロンも気泡やヒビが入っているだけで半額(B品はタイミングにもよりそうです)ヒビ〜?気泡?全然構わないですけどね。厳しいな検品!

あとは鉱石から絵具を作ったものもありまして、これは鉱石好きの長女が食いついていました(だろうと思った)やっぱり素敵でした。ラピスラズリの青や、マラカイトの緑など今見てもきれいな発色です。

帰ってからも楽しい!

後日、いただいた塗り絵を塗らせていただきました。

帰宅してからも楽しいのがクサカベ工場見学!塗り絵にはドットシートがついていて、絵具を持っていなくても塗り絵をすることができます。なかなか良いアイディアですよね!

次女はいるかを塗りました。教えてもいないのに、見よう見まねなのかウェットインウェットの技法まで披露してくれました。

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長女のひまわりも!黄色も黄緑もしっかり使い切りました!背景のプルシャンブルーがシックでいい感じ。

三原色のシートはまた今度!作った絵具はチューブから出して、2人のパレットに入れました。まだ使っていませんので、またお絵かきしようと思います。

感想

子供に感想聞いてみました。

小5長女「絵具がこんな風にできてるんだって分かってとても面白かった。絵具って普通の糊でできてるんじゃないかと思ったけど、アラビアゴムだって聞いてびっくりした。アラビアゴムが樹液でできているなら、食べられる…?(メーカーの方曰く美味しくないそうです。もしかして食べた…?)油絵具と水彩絵の具の違いが顔料は同じで糊(展色材)の違いって聞いて意外だった。顔料も違うのだと思ってた。絵具作りは意外と簡単作れることが分かった。工場でも見て思ったけど、絵具の材料って意外とシンプルなんだなって思った」

小1次女「3つのロールで絵具を伸ばしているのが面白かった。3つのロールのスピードがちがうのはなんでかなあ(メーカーさんに質問したらよかったネ。速さがちがうことで絵具がたれてこないんだったかな)チューブ詰めのときに、リズムに乗っているのも面白かった。1分間に40本もつめられるのスゴイ!絵具を作るとき、とにかくもんでいくのが楽しかった」

ひよこ
ひよこ

楽しかったみたいだね!

年齢によって理解力はさまざまだと思いますが、我が家は絵具がとても身近にあることもあって、2人とも「とても面白かった!また行きたい!絵具も作りたい!」と楽しんでくれました。説明も私が思っていたより、よく聞いていてちゃんと理解していたので、感心しました。

私はというと、いつもお世話になってる絵具がこんな工程を経て作られていると分かって、感激でした。もちろん専門的な説明や絵具作りも楽しかったですけど、絵具が作られるその場の空気を感じることができて、とても嬉しかったです。絵具の裏にちゃんと作っている人がいることを感じられて、チューブから出すたびに「いつも楽しく絵を描かせてくれてありがとう!」と感謝の気持ちが湧くようになりました。

ますます画材が好きになりましたよ!

クサカベさん、親子で素敵な体験をさせていただきありがとうございました!

今回は絵具作りの工程や絵具作りについてあまり詳しい説明を書かなかったのですが、ご興味ある方は、他のブロガーさんの記事を読んでみてください。私の記事の300倍くらい詳しく書かれています☺️