絵具の中で1番鮮烈な色、コバルトターコイズの魅力を語っていく

今回は絵具界のスーパースター、コバルトターコイズの魅力を語っていく記事です。まるでトルコ石のような鮮烈で、美しい色。

コバルトターコイズとは?

コバルトターコイズは基本色ではないのですが、10年くらいパレットに入り続けている魅力的な色です。一番の魅力は鮮烈な色合い。彩度がびっくりするくらい高く、インパクトも強いです。色がちょうどトルコ石の色なので「ターコイズ」という名前がつけられています。

今回はコバルトターコイズの色の魅力と特徴とメーカー縦断比較をしたいと思います。

この記事を読めばきっとコバルトターコイズが欲しくなるはず…

コバルトターコイズの顔料について

まずコバルトターコイズの顔料ですがPG50のものとPB28のものがあります。コバルトブルーは結びついている金属によって色が変わるそうなので、PG50とPB28は色は似ているけれど別の色なんですね。同じPG50やPB28でも全く別の色の絵具もあったりしてややこしいのですが、とりあえずこの記事では「トルコ色」の絵具、名前が「コバルトターコイズ」となっているものをご紹介します。

コバルトターコイズの性質、特徴

色がとても鮮やかで明るい

とにかく色が鮮やかです。色相的には「青と緑の中間である青緑色」です。ちょうどフタロブルーとフタログリーンの中間くらいの色でしょうか。青緑というとPB16(ホルベインでいうとマリンブルー)も同じくらいの色相に位置していそうなのですが、コバルトターコイズは、明るい色。白にぐっと近づいた色なのです。

なので、白が入らない天然のパステルカラーと言ってもいいかもしれませんね。

ひよこ
ひよこ

水色とかミント色って感じ✨

ちなみにPG50のコバルトターコイズの方が緑がかっていて、PB28のコバルトターコイズの方が青みが強いです。確かに顔料が違うだけあって少し色味も違いました。どちらがいいかは、お好みですね。PG50のコバルトターコイズの方がレアだという感じはします。

不透明

どのコバルトターコイズも揃って「不透明」です。顔料の濃さはメーカーによってマチマチなのですが、濃いものはかなりしっかり塗れる印象です。(メーカーさんの表記では「半透明」くらいの感じですね。)

この色は不透明性と色の鮮やかさで、画面にインパクトを出しやすい色です。

なので、茶色っぽい色の差し色や小さい面積に塗って締めたりと使い勝手のいい色でもあるんです。

粒子が荒く粒状化する

これは好みが分かれるポイントかもしれません。コバルト系の色に共通していますが、粒状化する色です。粒子が荒いので、少しムラになるような絵具もあったりします。このあたりはメーカー差が激しいので、次で紹介するメーカー比較を読んでから、どの色を買うか検討してみてください。

あとは粒子が荒い色なので、他の色と混ぜて分離させることもできます。おすすめは粒子の荒めのウルトラマリンディープと混ぜること。すごく素敵な分離色が作れますよ。

粒状化をまろやかにするアイディアとして、少し白を混ぜるというものがあります。グッと塗りやすくなるので試してみてください。

メーカー比較

入手したメーカーだけですが、コバルトターコイズのメーカー比較をします(随時追記する予定)

結論から言うと、ホルベイン(チューブ)とターナー透明水彩が濃いめの水色、ホルベインアーティストパン(固形)とマイメリブルーとレンブラントが鮮やかなミント色、シュミンケホラダムとウィンザー&ニュートンが緑がかったミント色。それぞれ似た色となっています。

濃いめの水色

ホルベイン(チューブ)ーコバルトターコイズライト

(PB28)

一度乾燥させてしまうと溶けにくく発色も弱いので、固めずにチューブからだしてそのまま塗るのがおすすめです。粒状化が激しくムラになりがちですが、色は鮮やかな濃いめの水色できれいです。

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ターナ透明水彩ーターコイズブルー

(PB28)

こちらも乾くとやや硬くなりがちですが、色は美しい濃いめの水色。粒状化は激しめなので、ムラなく塗るのにコツが入ります。なんと言っても魅力は価格。PB28の顔料は高価なのですが、ターナーのコバルトブルーは最安値だと思います。

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鮮やかなミント色

ホルベインパンアーティスト★ーコバルトターコイズ

(PB28)

一番気に入っているコバルトターコイズです。2022年のパレット使用色。一番すごいなと思うのは、滑らかさと、溶けやすさです。もとは固形水彩なので、色の鮮やかさやパレット上で劣化しにくいという特徴もあって、パレット上で全くひび割れを起こしていません。そして色も濃い(顔料が濃い)これはとても気に入っているので、来年もこの絵具をパレットに入れます。

固形水彩をハーフパンから取り出して、アラビアゴムで通常のパレットにくっつけて使っていますが、何の問題もありません。とても使いやすいです。

価格も他と比べるとお買い得。

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レンブラントコバルトターコイズブルー

(PB28)

去年2021年のパレットに入っていたコバルトターコイズ。この色も素敵な色でした。柔らかくパレット上でひび割れなどはなかったです。コスパは悪くないのですが、ホルベインアーティストパンのものに比べると溶けにくく、色があまり濃く出ません。淡く重ね塗りしたい時には最適。

マイメリブルーーコバルトターコイズ

(PB28)

こちらのコバルトターコイズもスッと溶けるタイプの塗りやすいコバルトターコイズ。チューブがお大きいので値段が張りますが、たくさん使う人に。余計な添加剤が入っていないマイメリらしく、色の鋭さ、鮮烈さは目を見張ります。質にこだわる方にはこちらもおすすめしたい…!

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緑がかったミント色

ウィンザー&ニュートンーコバルトターコイズライト

(PG50)

PG50の顔料のややレアなコバルトターコイズ。色はほんの少し緑がかっています。どちらかというと青緑として使いたい方に。粒子の荒さはありますが魅力的な色合い。シュミンケホラダムと比べるとお手頃なのが嬉しい(枯葉は固形タイプを購入、量も少なくお値段も手頃です)

シュミンケホラダムーコバルトターコイズ

(PG50)

ホルベインパンアーティストとレンブラントの前に長く愛用していたのが、シュミンケホラダムのコバルトターコイズ。こちらはウィンザー&ニュートンと同じくPG50の顔料で、色は少し緑がかっていますが、こちらもとても素敵な色合い。結構粒子は荒いです。こちらの色味の方が好きという方に。

メーカー別一覧

横並びにすると色の差が分かりやすいですね!どれがお好みでしょうか…?

コバルトターコイズを使った作例

↓豆色紙に描いたサンゴ礁の海。ウルトラマリンとコバルトターコイズを混色して背景を塗りました。

↓キラキラドローイング。葉っぱと洋服をコバルトターコイズで。こちらもウルトラマリンとの混色で。

↓浅葱色の着物をコバルトターコイズで。これはシュミンケホラダムのコバルトターコイズを使っています

↓蝶々をコバルトターコイズ(ホルベインアーティストパン)で。さらに上からキラキラ絵具をのせて発光させています。

↓瞳にコバルトターコイズを使用。茶色やくすみピンクがメインの中、コバルトターコイズの瞳は差し色になっています。そのため視線が瞳に吸い寄せられると思います。

最後に

というわけで、久しぶりに絵具のメーカー比較をしました。

個人的な推しはホルベインアーティストパンカラーのコバルトターコイズです。今まで使っていて一番ストレスがなかったですし、顔料のよさが一番表れている絵具だと感じました。次がマイメリブルー、シュミンケホラダムのコバルトターコイズですね。

色も2つめに紹介したミント色が一番トルコ石の色に近く、私のイメージに合うものでした。

ひよこ
ひよこ

どの色も可愛くてお気に入り。
ピンクや黄色とも合うよ🌟

みなさんもしっくりくるコバルトターコイズを探してみてくださいね。