プチ額マルシェに参加します。今回も展示と作品のお知らせですが、画材のお話も少しするのでおつお付き合いください〜〜!
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果ての月
ポストカードサイズの作品(100×148mm)です。今回、久しぶりにアルシュを使ったのですが、私が以前に買ったアルシュとは紙の表面が全然違いました。知らないうちにリニューアルしてました。少し滑らかな表面になったようです。
にじみの具合が紙がかってます。さすがアルシュ。ここまでしてくれなくてもいいんだけどね…
今回、190gの薄い方を使いましたが、何にも問題ありませんでした。分厚い紙に比べると少し乾くのが早いかな(むしろ扱いやすいかも)、水張りが必要かな、くらいです。分厚いのに比べると少しお手頃で助かります。小作品にはちょうどいいと思いました。
今回はメタリックカラー2色をアクセントにしました。
1つはターナー アクリルのパールホワイト。灰色味のない銀という感じで、まさに白金色。他にはない光沢と色でとても気に入ってます。
もう1つはホルベイン のクロマパールのブルー。こちらは偏光パールのラメが強いもので、濃い色の上にのせるとものすごく輝きます。
すごくキラキラします。私は全面をキラキラさせるより、メリハリをつける使い方の方が好きかもしれません。キラキラ絵具は濃く深みのある色と相性がいいです。そして同じ絵の中で複数の色のメタリックカラーを入れてもいいんだな、と思いました。
森の神秘
ポストカードサイズの原画です(100×148mm)
こちらは最初ドローイングのつもりで制作していましたが、途中から熱が入ったので、額装することにしました。
色がとても好きな色になりました。色は混色と重ね塗りで作っていますが、新しく好きな色に出会えるとても嬉しくなります。
緑のような青のような…微妙な色はスキャナでも読み取れず。
葉っぱのところにターナー 透明水彩のインターフェアレンスカラー(ブルー)を使用しています。あまりキラキラはしないのですが、ぼんやり光る感じがとても珍しく、とても魅力的です。正面から見ても分からないのですが、見る角度を変えると、葉っぱが青くボウっと発光します。
あと、葉っぱの冠のところにターナー透明水彩のパールグリーンでアクセントをつけています。
胸元には金色の装飾をほどこしていますが、そこも2色の違った金色が使われています。この作品も複数の違った特性を持ったメタリックカラーを使用しました。
眠れない幾夜を過ごして
ポストカードサイズの原画です(100×148mm)
タイトルを最初考えていたものに戻しました。
こちらもスキャナで色が読み取れない絵なので、展示に出すことにしました。絵も比較的スキャンで再現度が高いものと、どうしても再現できない色味があります。そういうものは実際に見ていただけえた方がいいのではないか、と思ってます。
写真では分からないですが、こちらも銅色のメタリックカラーで光る部分があります。実は銅色のメタリックカラーも種類が豊富です。金よりも落ち着いた雰囲気なので、また積極的に使ってみたいです。
白夜をテーマにした作品です。
雨の王国
こちらは大阪の展示に出していた作品です。雨をテーマにした作品です。
私は雨がテーマの作品をたくさん描くのですが、こちらはいつもとアプローチを変えています。背景の深い青を作るのに苦労しました。
クレマチスの幻想
こちらも大阪で展示していた作品です。
透明水彩、色鉛筆(105×158mm)
青い絵具だけではなく、紫の絵具もたくさん使って色の幅を出すようにしました。
詳しい解説はこちらの記事でしています。
こちらは描きかけの状態の写真を撮っていました。描きかけが気にいってしまい、なかなか筆が進まなかったという記憶があります。これではいけない、と思うのですが、進めるのがもったいないような不思議な気持ちです。
星のありか
透明水彩、色鉛筆、ペン(90×90mm)
最近夜の光景を描くのが好きです。以前は全く描けなかったものの一つでした。絵具で濃い色をきれいにのせることできるようになったので表現の幅が広がりました。
発光する表現ももう少し腕を磨きたいと思っています。
キラキラ絵具じゃないけど
光ってる!
背景はイタリアのヴェネツィアです。ヴェネツィアの画家ヴェロネーゼの肖像画で見たような貴婦人を描いてます。
アイディアノート(というか雑記ノート)のちょっとした走り書きから絵が生まれていることが多いです。本当にちょっとばかりのアイディアでも、あとで紙に描き直し、着彩すれば作品となります。
アイディア自体はか弱くても、こまめに保存しておくのが大事だと思います。そのままにしておくと忘れちゃうことが多いので。特に最近は絵を描く以外の時間も長いので、メモの大切さを痛感しています。
約束の花
約束の花 70×100mm
人物の絵ばかり飾るとどうも圧がすごいというか…ちょっと違うタイプの作品も作りたいなと思って花の絵を描きました。実は花の絵は、初期の頃よく展覧会に出していたのですが、すっかり忘れていていました…花の絵はオーダーで受けることもよくありました。
お花だけの絵、珍しい!
私、一番得意だと胸を張って言えるのが花の絵です。若い頃も、「人物はイマイチ詰めが甘いけど、花がすごく上手いね!」とよく先輩画家さんに褒められ(いやディスられ…?🐥)「花だけで誰が描いたかすぐ分かるほど個性的な作家さん」とも言っていただけることもありました。
こんなに小さいサイズの花は初めて。昔、陶器に絵付けをしていたのですが、その頃を思い出します。
手のひらサイズの小さな絵です。額はミニ額ですが、豪華です。
すごくいい感じ(自画自賛)
うん、かわいいです。
夢を抱く
こちらも小さな作品(70×70mm)です。感覚的にはATCと同じくらいの大きさでした。
鮮やかなオレンジが持ち味なのですが、鮮やかなオレンジもスキャナが読み取りに苦労する色です。
実物はハッとするくらいオレンジが鮮やかなのですが…!だめですね、全然伝わらないですね。このオレンジはシュミンケホラダムという絵具のサターンレッドです。すごく鮮やかで明るいオレンジで、混色では作れません。イチオシのカラー。
ぜひ実物を!!
ミニ額
ミニ額も2点作りました。
右が「星に願いを」
左が「星のともしび」
ミニ額は先に額を塗装したので、額に合わせて作品を描きました。ミニ額は今回限りにする予定です。(気が変わるかもしれませんが)
他にも何点か、ドローイング持っていきます。どんな絵にが出会えるかはお楽しみ!
プチ額マルシェ2のお知らせ
プチ額マルシェ2はF0以下の小さな作品のみの作品展です。
作品は基本的に即売で、そのまま持ち帰りが可能です。なので、会期の最初の方がたくさん作品を見れるかもです。
私の作品は通販可能です。
価格はPDFファイルにしましたのでご興味のある方はどうぞ。
申し込みは問い合わせフォームからお願いします。2月20日の13時以降、申し込みを受けつけます。必ず返信できるようにメールアドレスの入力をお願いします。
13:00~19:00(最終日~17:00)
会期:2/20(日)~26(土)
場所:アートスペース銀座ワン
〒104-0061
東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル202