唐突にメタリックカラーを絵に使いたくなり、どれがいいかな〜と探していたのですが、墨運堂のパール顔彩、オーロラ顔彩が目につきました。あまりレビューが見当たらないので買ってみました。とても素敵な絵具なのでご紹介したいと思います。
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墨運堂のメタリックカラー
墨運堂は墨や書道の商品たくさん取り扱われていますが、顔彩も魅力的な商品が多いです。
絵墨などは、目にしたことがある方も多いのでは。(わたしも気になっています。)
キラキラ系の顔彩は3シリーズあります。
顔彩メタリック(6色)
顔彩オーロラ(6色)
顔彩パール(6色)
クリックするとカタログページに飛べます↓
セットだと6色入った箱で、1320円(税込)
1色ずつ選んで買うこともできます。単品220円(税込)
ただ、別売のケースなどがないので、1色ずつ買うときは自分でケースを用意する必要があります。
顔彩は、価格が安いのに高品質。そしてちょっと日本画風のテイストも味わえるので、とても魅力的です。なので空のケースも別売していると、自由度が上がっていいなあ、と思います。本当はオーロラ4色、パール2色欲しい色があったのです。が、ケースがないと使いづらそうだと思ったので、セットで買いました。
ハーフパンとは規格が違うので、
ハーパンのケースには入らないのよね💧
キラキラ系の顔彩は値段もとても安いですよね。この値段で、キラキラを試せるのは本当に嬉しいです✨
迷いに迷ってオーロラ顔彩にしてみました。本当はパール色も欲しかった。可愛かったんですよ!!
墨運堂オーロラ顔彩の使用感
透明水彩のハーフパンや固形ケーキのように、水で溶いて使います。
少しの水でもスッと溶けます!
割と、キラキラ系の絵具は硬めの感触のものが多く、中々溶けなかったりするのですが、墨運堂のオーロラ顔彩は柔らかい!
なので、たっぷり取って厚めに塗る、ということができます。
ただ…定着も弱めです。塗ったところを手でこすると取れちゃいます。(フィキサチーフなどで定着させられるかも)
なので、そのまま作品を重ねたり額装すると、少し取れてしまう可能性はあります。とっても塗りやすいんですけどね。
オーロラ顔彩、どんな色?
オーロラカラーの特徴
- 偏光色である
- 黒い紙だと、はっきり色が見える
このような色は、ターナー透明水彩の海外色のイリデッセンスシリーズや、クサカベ、ファインテックなど、他のメーカーでも売っていたりするのですが、どれも硬めの感触が多いですね。オーロラ顔彩はかなり、伸びも良いので、様々な表現が可能だと思いました。
偏光色というのは、角度によって色の見え方が違う、ということです。なので、紙を傾けてみると緑もピンクに見えたり青も紫に見えたりして、とても面白いです。綺麗!!
また、白い紙に塗っても、ほとんど塗ってあることすら分からないくらい、色が薄いのですが、黒の紙に塗ってみると…この通り!はっきり色が見えています。すごいですよね〜。これはぜひ暗い色の上にのせましょう。
オーロラ顔彩6色
こんな色が入っていました。
オーロラ金、オーロラ銀、オーロラ赤、オーロラ緑、オーロラ青、オーロラ紫
この中で、金と銀、赤と緑、青と紫がそれぞれ似た特徴を持っています。
割と濃いめに発色するのが、金と銀で、通常の金や銀よりも色が明るく白っぽいです。よく見ると、ただの金、銀ではなく、様々な色の光を持っていて複雑です。
次に赤と緑ですが、赤と緑といっても色は淡いので、ピンクとミントグリーンです。こちらも不透明感が強く、濃いめに発色します。偏光色でもあるので、色は角度によって変わります。
青と紫は、上記の色に比べて、透明感が強く、伸ばすときらきら感が強いです。様々な色が同時に見えてとても綺麗ですが、上の4色と比べると発色が弱めなので、銀と混ぜたりして色を不透明にしても面白いです。
ちなみにですが、どの色も薄めに塗るとキラキラ感が強くなり、厚めに塗るとキラキラ感は減り、塗ったところがピカッと光沢感を持ちます。塗れば塗るほど白っぽくなります。
どちらの塗り方も綺麗だねえ…✨✨
混色もできる
もちろんそのまま使っても綺麗なんですが、色を混ぜて使うのも良いと思いました。
特に、緑と青、や赤と金、紫と青、のように近い色を混ぜていくと、きれいに見えやすかったです。
色を混ぜたり、グラデーションにしたりして、たくさん葉っぱを描きました。これだけでも楽しく満足感あります。
色を混ぜるのもきれいだったよ
私は特に銀がお気に入り。銀ってグレーがかって暗いものも多いのですが、これはオーロラ顔彩の銀は白っぽくて明るいので星や水の煌めきの表現にも良さそう。
どんな表現に使ったら良さそうか、ワクワクしてしまいます。
水彩の表現で生かすには
暗い色や、濃い色を塗ったところに重ねるととてもきれいです。白い紙の上に直接塗るよりも、暗色に重ねた方が、絵具の特性を生かすことができます。
が、透明水彩の場合、重ね塗りのテクニックは意外と難しく、使用用紙や絵具によっては、重ねると下に塗った色が溶け出して、オーロラ顔彩と混ざってしまうことも。
確実に重ねたい場合は、アクリル絵具で下地を作ってその上に重ねる方が失敗は少ないかも。
アクリル絵具は、耐水性だから、重ね塗りには向いてる!
あと、オーロラ顔彩は定着が弱いので、オーロラ顔彩の上に重ね塗りはちょっと難しいです。
最後の仕上げに使うのが望ましいです。
1つだけ不満な点
パッケージがちょっと…
とても素敵な商品なのにパッケージでそれが伝わりにくい…
私も店頭に色見本がなければ見逃してしまうところでした!(笑)
紙のケースだと、いずれは劣化してしまうので、ファインテックのように、アルミの空のケースもあったらなあ、と。自分で好きな色を選んで、セットできるケースがあったら嬉しいな〜
最後に
いかがでしたか?
欲しくなった方もいらっしゃるのでは!?
Amazonでも買えるのでリンク貼っておきますね〜
パール顔彩も可愛いんです!こっちも欲しい↓