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最近お気に入りの筆を紹介するよ

今年は筆をたくさん買っているので、その中から最近の愛用品をご紹介します。筆の使い心地のレビューは少ないので、何かお役に立てるのでは、と思っています。

筆のことってよく分からない??

絵具は色がついているので、選びやすいですが、筆って使い心地の比較がないので、選びにくくないですか?

私もそうでした。

ひよこ
ひよこ

何を選べばいいか分からない…

ですが、ブログを始めるようになり、好奇心が爆発してしまい、「どんな違いがあるのか?この筆はどんな感じなのか?」気になって仕方がなく、色々買い集め、比較するようになりました。

前よりも、少しずつ筆のこともわかってきたような感じがします(まだまだ奥が深そうですが…)

私も色々使った中から「最近こればっかり使っている」というお気に入りの筆をご紹介します。よかったら参考にしてみてください。(今回紹介する筆は、初心者さんにもおすすめなのですが、ちょっと高価に感じるかもしれません。最初はナイロン筆でも十分です。記事の下の方でご紹介しますね)

筆を揃えるとき、どんなサイズのものを揃えればいいか迷うかもしれません。描く絵の大きさにもよりますが、とりあえず基本の中サイズの丸筆(6〜8号くらい)と細かいところを描く細筆(面相筆のイメージ、2号くらい)があれば、お絵かきがスタートできます。

その後に、背景用として、大きめの平筆が一本あるとよいです。

中、小、大(平筆)のイメージです。

そのうち基本の中サイズ筆が一番よく使う筆になるので、これは少し奮発してよいものを買っておくのが、おすすめです。

かれは
かれは

やっぱりちょっと上質な筆は描き心地が違いました✨

今までそこそこの筆でも十分描ける、と思っていた私ですが、最近になって色々な筆を使い比べするようになり、筆の大事さを見直しました。やはり筆によって得意な技法も違い、色の乗りやすさなども全然違ってくるので、かなり作業効率も変わってきます。良い筆は長持ちなので、描く枚数が多い場合は、かえってコスパがいいこともあります。

最近のお気に入り

最近のお気に入りの筆はこんな感じです。

名村 東紅 特選(中)

名村 みやこ(大)

ほとんどこの2本で塗ってしまいます。もうこれが優秀すぎるんです。

今まで「水彩だから水彩用の筆」という思い込みもあり、水彩の筆コーナーで筆を探していたのですが、去年あたりから日本画の筆も使うようになりました。これがまた値段のわりにとても優秀なんです。特に猛烈に気に入ったのが、東紅特選とみやこです。

東紅特選

特に東紅はほどよくしっかり芯があり、弾力があってコントロールしやすいのに、しなやかさやソフトさも兼ね備えた筆です。塗りだけじゃなく、色々な線が描けます。特に先端が細いので、入りや抜きを生かした塗りや、細かな線描もこれ一本で、描けてしまうんです。

東紅、どんな塗りでもやりやすい

気づいたらこの筆を一番よく使っていました。まさに万能筆。

私は中サイズを愛用してます。大も買おうかな、と思案してます。本当に素晴らしい筆。

また、お値段もクオリティの割にお手頃です。このくらいのクオリティの筆は、水彩筆だと確実に3000円以上はします。

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ただ、使う水彩紙が荒目など、ボコボコしている場合は、東紅は先端が負けて、滑らかな線が描けないことがあります。日本画用だから、ちょっと毛先はナイーブな印象です。私は少し滑らかな水彩紙を好んで使っているので、とても快適ですが、その荒目や荒目よりの中目を愛用する人にはコリンスキーやセーブル筆の方が合うかもしれません。

みやこ

これは偶然手に入れた小筆ですが、これもえらくお気に入りとなりました。

細かいところを塗る筆として、細い筆はずいぶんたくさん買ったんです。ナイロンの0号、1号、2号、コリンスキーの2号筆、コリンスキーの0号小筆、色々使ってみましたが…

ひよこ
ひよこ

みやこ!!

私が使った中ではみやこがダントツに使いやすかったです。

線がかすれずに長くひけます。こちらは水彩紙が多少粗くてもきれいな線がひけました。面相筆のような形状ですが、面相筆ではなく、小筆なんですって。

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私は細かい線を筆でひくのが、わりと苦手なんですが、みやこはそんな不器用な私でもきれいな線が描ける。できることが増えて表現の幅も少し広がったような感じがします。

番外編 平筆&連筆

最近ハマっているのが大きめの筆です。

こちらの平筆は不朽堂さんの夏のセールで購入した大きめの平筆(ちょっと奮発しました)

最初は山羊の匂いで卒倒しそうでしたが…

に、においが・・・

なんと塗り心地の良いこと!!ものすごく滑らかに塗れます。たっぷり絵具を含み、また絵具を均等に含んでいるのか、塗りムラが出ません。グラデーションも自分史上一番うまくできました。今まで苦戦していた技法がこんなにきれいにできるなんて。

平筆や大きめの刷毛は、日本画用が断然有能だと感じました。

なんでかな、と思ってたら日本画の絵具はムラになりやすく均一に塗るのが難しいのだとか(本に書いてありました)だから、たっぷり水分を含む大きな刷毛がたくさんあるんだなーと納得しました。

とてもきれいに塗れます。

あと、念願の連筆を購入しました。ずーっと憧れだった連筆。こちらも水を多く含むので、広範囲での塗りが、刷毛とは段違いでした。もう少しムラになるかと思っていましたが、ものすごくフラットに塗れます。刷毛よりも穂先が長いこともあって、絵具もしっかり含むし、しなやかさもありとても塗りやすいです。これを最初に思いついた人すごい!

一本一本が筆なので、水含みは半端ないです。色も濃い!

なぜ連筆を購入したかというと…やはり大きめの作品をたくさん描こう、という自分へのエールもあります。特に最近は夜の絵が多いので、背景を一気に濃い色で仕上げたいという場面が多いです。背景など広い部分を一気に塗るときには、やはり連筆や大きい刷毛で仕上げた方が断然きれいなんです。もう少し刷毛も買い足そうかな〜

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番外編コリンスキー

コリンスキーももちろん使っています。

が、近年コリンスキー筆は原料の調達が難しくなったこともあり、どのメーカーも品薄状態。なので、いずれは入手が難しくなるかもしれません。

かれは
かれは

うう、残念です…💦

ということで、今使っているコリンスキー筆は、大事に使うことにしました。

筆はいずれは摩耗してしまう消耗品です。なので使っていればいずれはダメになりますが、1本の筆をヘビーローテーションするより、3本くらいをローテーションで使う方が、それぞれが長くもつような感じがしています。

コリンスキーに使い心地の近いナイロン筆なども出ているのでうまく活用していきたいですね。

ラファエルの8号などは、たっぷりにじみを利かせたいときに、名村のSK Starsは小回りが利くので細かい塗りに使ったりしています。エスコダのコリンスキーも先が細く、使いやすいです。興味ある方はお早めに!

初心者にはこちらもおすすめ

初心者の方には、ナイロンの筆も手軽で手に取りやすく、おすすめです。今までレビューしてきた筆のリンクを貼りますので、参考にしてみてくださいね。

ナイロンの筆は先端にクセがつきやすいです。なので、たくさん絵を描く人はあまり長く使うことができません。ですが、どの筆も弾力があり、戻りが良いので、筆の扱いに慣れていない人でも塗りやすいです。なので、最初はナイロン筆を一本買って見るのがよいと思います。慣れてきたら、ちょっとよい筆も覗いてみてくださいね。