以前に、墨運堂の「オーロラ顔彩」のレビューを書いたのですが、結局「パール顔彩」の方も欲しくなり、買い足ししました。今回は「パール顔彩」のレビューを描きます。
「オーロラ顔彩」のレビューと合わせて読んでいただければと思います。
Table of Contents
墨運堂のメタリックカラー
墨運堂の顔彩は色々あるのですが、今回はその中でも、キラキラの顔彩を紹介します。
墨運堂のキラキラ系顔彩は3種類
パール顔彩、オーロラ顔彩、メタリック顔彩の3種類です。
オーロラ顔彩の記事はこちら↓
今回ご紹介するのは、パール顔彩。
私はセットで購入したのですが、1色ずつバラで買うこともできます。1色220円(税込)
お手頃だね
試してみたい♪
キラキラ系の顔彩はとってもお手頃なので、気軽に試すことができます。パール顔彩は、かなり鮮やかで華やかなラインナップ。どちらかというとイラスト向けかな、と思います。他にはないような色が多くとても魅力的です!
パール顔彩の使用感
オーロラ顔彩と同じように、パール顔彩も柔らかめです。少しの水でも、スッと溶けやすく、濃いめにのせることもできます。
固形型のメタリックカラーは、固めのタイプが多いのですが、墨運堂のキラキラ顔彩はどのシリーズも柔らかめで、塗りやすいんです。
溶けやすいだけに、定着はやや弱めです。上から重ね塗りしようとすると、キラキラが取れてしまいがちです。なので、最後の仕上げに使うのが望ましいです。
アラビアゴムやニカワを混ぜる、とか、アクリル用の仕上げ材を塗る、といったことで定着を強めることはできるかもしれません。(試したことはないのですが)
パール顔彩の特徴
パール顔彩の特徴は
- キラキラが強く、光沢感がある
- 発色がよく、色がはっきりしている
という感じでしょうか。
ただ、色によって光沢の感じや、透明度には差があったので、1色ずつご紹介します。
6色のうち燻銀と銅色は普通のメタリックカラーですが、残りの4色は偏光カラーで、黒い紙にのせた時と白い紙にのせた時で見え方に差がありました。
どの色も光沢の強い色が多く、とてもインパクトがあります。
パール顔彩の6色紹介!
こんな感じです。白い紙と黒い紙に塗ってみました。
この中で、燻銀と銅は通常のメタリックカラーです。
その他4色が偏光パールで、その中でも
P50若草とP64青銅
P60空とP70紫
がそれぞれ似たような特徴を持っています。
2色ずつセットでご紹介しましょう。
P30燻銀、P40銅
この2色はかなり濃い発色で、隠蔽力も高いです。
燻銀の方はその名の通り、ちょっと黒っぽいくすんだ銀で、渋い輝きがあります。モノトーンのイラストにも合いそうです。
銅は、この6色の中で一番濃い感じがしました。赤茶色の金属色で、不透明感が強いので、かなりインパクトがあります。秋の絵に使ってみようかな、と思いました。
P50若草、P64青銅
この2色は、寒色系の淡いパール色で、見た感じと実際に塗ってみた感じでギャップがあります。塗ると意外と白っぽい感じになり、よく見るとゴールドの粒子が入っています。角度を変えると金色に見えて、黒の紙に塗ると青や緑は見えなくなり、金色だけが浮き上がります。
とても不思議なパールカラーですが、とても魅力的に感じました。
P60空、P70紫
空と紫、他の4色と比べると透明感があります。パールのキラキラは控えめですが、その分色が濃く鮮やかで際立っています。そしてこの2色も偏光パールで、角度によってピンクや青の光が見えます。とてもきれい!特にP60空の色は、濃いめのターコイズブルーでとても美しい色味です(画像よりもっと青いです)
ポイントポイントで使ったらインパクトが出せそうです。
どの色もかわいい!!
厚めにのせるときれい
黒い紙の上に塗ったら、あまり色がよく分からなくなってしまったこともあり、白い部分に塗った方が色はきれいに見えました。
コツはちょっと厚めにのせること。パールの輝きをきれいに見せやすいです。
絵具の伸びがいいので、細い筆で、細かい線を描くこともできます。
イラストのワンポイントにしたり、オーロラ顔彩や他のメタリックカラーと合わせたりしても素敵です。色々な活用法があると思います。
終わりに
いかがでしたか?色々あるメタリックカラーの中では、とてもお手頃な顔彩シリーズ。6色も入って1320円!
このパール顔彩は、ちょっと変わった色のラインナップで、他のメーカーでは見かけないような色味で、とても魅力を感じました。ちょっと偏光なのも面白いです。
柔らかく塗りやすいので、初心者にもおすすめです!
どんな絵を描こうかな、ワクワクしますね!
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