COLORs展は2回目です。今回もとても楽しく制作できました。作品のことと使った画材を紹介します。今回の色のテーマは、「ちょっとクセのある絵具で、レトロで温かみのある色彩」を表現すること。楽しんでいただけますように!
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ARTs*LABo 小さいcolors 2022について
日時 | 2022.6/22(水) ~ 6/26(日) |
日時 | 13:00~19:00 ・ 初日16:00スタート ・ 6/25 18:00まで・最終日17:00まで |
会場 | Gallery CORSO |
会場所在地 | 東京都千代田区神田神保町3-1-6日建ビル3F |
COLORs展は、“色”テーマにした企画展です。
楽しそう♪
色がテーマなので、推し色や推し画材にテーマを広げてもよいそうです。毎回多くの画材メーカーさんが協賛しておりとても楽しみな企画展です。
前回の感じ↓
今回も絵に使用した絵具をご紹介するので、お付き合いください。
小さいCOLORs2022ということで
今回ははがきサイズもしくはATCサイズのみということで、枯葉ははがきサイズ作品1点とATC2枚で参加することにしました。
まずプロフィールカードから。
出来上がった作品はこちら!!
タイトルは「魔法の絵筆」
魔法がかかった絵筆と光の色彩がテーマです。今年は画材の中でも、特に自分の中でアツいのが「筆」です。ブログでもたくさん紹介しているし、何しろ筆による表現の幅を面白いと感じていることもあり…いつもお世話になっているけど、あまり脚光を浴びない筆という画材を、絵のテーマに選んでみましました。筆とそこからあふれる光輝く色彩というイメージですね。
ATCも同じテーマで統一。
ちなみにこの3人は三兄弟の設定。お姉ちゃんと妹、弟ですね。
個性的な5色を選んでみた
絵具は5色選びました。今回の色は、「クセのある絵具で、クラシックな色合いを作る!」がテーマとなった選抜になってます。基本色でも同じような色が作れそうですが、今回はあえてちょっとクセがある(特徴がある絵具)を選んでみました。
チャレンジ✨
ポーターズピンク、ネイプルスイエロー、カーマイン、インディゴ、キャッスルグリーンの5色です。3枚とも同じ絵具で同じような色合いで塗りました。
前回同様、メインは4色で1色が隠し味です。
ポーターズピンク(W&N)
強烈な個性!誰とも仲良くする気がないけど、画面に独特の効果をもたらしてくれる!
顔料:PR233
「ポッターズピンクは、あらゆる色の中で一番粒子が荒い色ではなかろうか?」
と思うほど、粒子が荒い(粒状化する)色です。つまりグラニュレーションカラー!
ザラザラがすごい色!
この色はどの色と混ぜても分離してしまいます。粗密感もあり、ムラになります。かなりざらざらしているので、乾いたところを触るとざらっとします。いわゆる「普通には塗れない色」なのですが、「粒状化」という特性が、独特の効果をもたらしてくれます。
枯葉の「ややクラシックな雰囲気」の絵柄とすごく相性がいい!
ということに気づき、今回は下塗りにふんだんに使ってみました。
顔に塗ってしまうとちょっとやりすぎですが、顔以外の全てのところにこの色をのせています。ザラザラとした効果が、「古い感じ」「ザラザラ、ゴツゴツした感じ」を演出してくれてます。今、非常にハマっている色の一つです。こういうザラザラした色は他にもあるのですが、寒色系や茶色が多いので、この「くすみピンク」の色合いも人物画の下地にちょうど良かったりします。
ネイプルスイエロー(ホルベイン)
まろやかな黄色!全ての色を柔らかく受け止める。
顔料(PY35,42,PW6)
すごく好きな色ではあるのですが、メインパレット入りさせたことはないネイプルスイエロー。やや彩度の低い黄色のパステルカラーです。もともとの色に白は入っていませんが、現在売られているネイプルスイエローのほとんどに白が入っています。
白が入っているといっても、そこまで色が淡いわけでもなく、普通の黄色としても使えます。
ひよこっぽい色だ…
ネイプルスイエローのいいところは、黄色でありながら彩度がそこまで高くなく、まろやかな色味だということです。ちょっとくすんだクラシックカラーにしたいときにはぴったり。(逆にレモンイエローを絵の色彩に加えると現代的で爽やかな感じになります)
そして白が入っているので、クセの強い色と混色してもうまく受け止めてくれる!
ポーターズピンクのクセがすごすぎて、収集つかなくなるので、ネイプルスイエローと一緒に使うことで、それを少しマイルドにする感じ。これでだいぶ使いやすく!
この色はカーマインと合わせてピンクやオレンジを作るのにも使いました。肌の色や、ドレスの色、筆から零れる光の表現にも使っていて面積的には一番たくさん使った色かも。
黄色の彩度が苦手な人にもおすすめです。私も色自体は一番好きな黄色かも(混色での汎用性から、カドミウムイエローやレモンイエローをパレットに入れちゃうけど)
カーマイン(ホルベイン)
深みのある上品な赤!落ち着いた色調に華を加える
顔料:PR83
赤は定番のキナクリドンレッドでもよかったのですが、それではいつもと同じでつまらない。ローズマダーの色がお気に入りなのですが、もう少し濃い色ないかな?で見つけたのが、カーマインという色でした。このお色は、ローズマダーと同じ顔料で、少し色が濃いめです。(こっちの方が使いやすいかも)真っ赤ではなく、深みのある大人っぽい色で、この色も色自体はとても好きです。
落ち着きのある素敵な色♪
最初は、ポーターズピンクでドレスを塗るつもりでしたが、コントロールが不可なのと、やっぱり色味が足りない、顔部分はポーターズピンクでザラザラにしたくない、王冠部分に濃い赤が欲しい、背景にも混色したい、というあれこれの事情で、メンバーに加わってもらうことにしました。
赤みを感じる部分にはカーマインを使っています。
ネイプルスイエローとの混色、ポーターズピンクとの混色、インディゴとの混色、キャッスルグリーンとの混色で、オレンジや赤紫、茶色を作ることができました。
インディゴ(マイメリ)
頼れる暗色。独特の渋さで汎用性高し!
顔料:インディゴ顔料
インディゴは枯葉の推し色のひとつなので、「またか」と思っちゃった方も多いですかね??
マイメリのインディゴはあまり青が強くないのがいいんです。なので、暗色を作るときに他の色にあまり影響しないのがなかなか便利です。このままでも美しい色ですが、緑よりのブルーのためか案外そっけない印象なので、今回はカーマインと一緒に少し紫っぽい夜空を作りました。その方が赤のドレスや光の色と相性がいい!
他にも影の色にも加えています。
すごく濃く塗ると黒に近い深い青ですが、薄めると雰囲気のあるブルーグレーで、濃度によって使い分けができるのも便利ですね。
クラシックカラーにするコツですが、配色の中に「鮮やかな青と紫は入れないこと」です。ビビットや青や紫、青緑は現代的なイメージが強く(実際に昔になかった顔料)この色たちを加えると、とたんに今風の色味になります。
逆のイメージにしたいときは
鮮やかな青や青紫、青緑を入れるといい感じ♪
クラシックやレトロな感じにしたいときは、くすんだ水色と深い紺色くらいまでがセーフなラインです。赤茶色や穏やかな黄色、オリーブグリーンなどが多いと昔風のイメージになりやすいですよ。
キャッスルグリーン(クサカベハルモニア)
緑顔料の入っていない緑、独特の分離が美しい
顔料:PB15:3、PBr7
今回この子はかくし味です。
最初はもっとガッツリ色を入れるはずだったのですが、上の4色で充分出来上がってしまったので、目の部分と髪の毛の茶色を作るために使いました。目はわかりにくいかも知れませんが3人ともグリーンです。
キャッスルグリーンは分離色絵具ハルモニア(クサカベ)の絵具です。緑色と茶色に分離する独特の美しいグリーンですが、緑顔料は入っていません。青と茶色で緑を表現しています。確かに、ちょっと青緑っぽくてクール!くすんだ緑って地味な印象ですが、この色はすっきりしていておしゃれ。
混色しても使いやすいので、また別の絵でガッツリ使ってみたいな〜と。色味の主張が少ないので暖色系の絵に添えてもいいかも。
使用筆
筆はこんな感じ。お手頃で、初心者でも使いやすい筆を選んで使ってみました。
PCセーブル
ブラックリセーブル700R
ビューライナー
それぞれおすすめの記事を書いているのでチェックしてみてくださいね!
使用用紙
去年のCOLORsと同じになっちゃいましたね!(意識してなかった)
museのストーンヘンジアクアです。何気にまだ使い切ってなかったです。
SMサイズくらいですね。ちょうど半分くらいでポストカードサイズ強になるので、縦に半分ずつ書いています。レビューは…まだ書いてなかったですね!
ATCはランプライトです。
製作過程
製作過程の写真を撮っていたので、のせておきます。
1、下書きです。相変わらずすごく曖昧な下書きですが、少し自由度を残しておく方が自分に向いているみたいです。
2、下塗りです。ポッターズピンク+ネイプルスイエロー!黄色たっぷりめ。
3、赤みを足しました。光の部分は残します。
4、髪の毛やドレスに色を足しました。目の色も加えました。光の輪郭をはっきりさせました。
5、背景の色を塗りました。影をはっきり加えました。目に光が加わると顔の表情が変わります。
6、星を加えました。背景を描きたし、細かいところを詰めました。完成!!
額装あれこれ
額装も悩んでました。
当初はこちらの予定。ただ、写真で見るより、実際はピカピカしているので、ちょっとしっくりこないような…↓
すごく好みな感じ↓作品の世界観には合ってる。でも今回はCOLORs、アーツラボさんの企画はコミック系の方がメインなので、ちょっと企画には合わないかな?浮いてしまうかも…
浮いてしまうのは額のせいではないような…
これもいいかも〜なインチ額↓
ダブルマットにしたらきっと素敵。ただポストカードサイズの作品1枚送り出すのに、ちょっと額が大きくて配送が面倒…
結局これに落ち着く。別の絵を入れる予定だったのですが…ポストカードサイズの絵には「キャビネサイズ」の額がしっくりしますね。ギリギリ、ヤマトの宅急便コンパクトで送ることができました。有り難し↓
100%のフィット感は求めない方がいいのだろうけど、もっといい額装あるかも??と思うと妥協できなくなってきました。うまくバランス考えたいです。
作品の印象も変わってくるね
額によって、見え方も違うし、伝えたい世界観なども違ってくるので、もっとセンスを磨きたいなあと思います💪
作品と額の合わせ方についてはまた記事を書きたいと思います。
小さいCOLORs2022展の詳細
日時 | 2022.6/22(水) ~ 6/26(日) |
日時 | 13:00~19:00 ・ 初日16:00スタート ・ 6/25 18:00まで・最終日17:00まで |
会場 | Gallery CORSO |
会場所在地 | 東京都千代田区神田神保町3-1-6日建ビル3F |
COLORs展は、“色”テーマにした企画展です。
ARTs*LABo の企画です。販売スタートの日時やルールはこちらのページで確認してください↓
ギャラリーの所在地も書いてあります。神保町は文房堂もありますし、古本屋やおしゃれなカフェもたくさんあって楽しいところです(私もよく子供たち連れてお散歩に行きます)
小さいCOLORsは、たくさんの画材メーカーさんが協賛されるので、画材のお試しもできます。ぜひ遊びにいらしてください。