4月13日〜5月1日に行う額縁店ファブリさんでの展示についてのご案内です。ファブリさんは新橋にある額縁店ですが、お店の壁をギャラリーとして貸し出してくださいます。駆け出しの作家さんにとても参考になるお話だと思うので、ぜひお付き合い下さい!(今回は作品解説はしません)
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額縁店+ギャラリーのアイディア
今年の1月にファブリさんからこんなツイートが。。
実は枯葉は前々から考えていることがありました。それは…
「額縁店とギャラリーって合体したらいいじゃないだろうか?」
ということでした。

額やさんとギャラリー??
なんでそんなことを考えていたのかというと…
展示をするとき、作家は作品を額装しなくてはいけません。油彩や板に描かれた絵なら、パネルのまま展示、販売が可能ですが、水彩となるとなかなか紙一枚で展示、販売は難しいものがあります。
汚れてしまうリスクもありますし、何しろ見栄えしない。
「紙一枚ぺらっ」では、どんなに描かれたものが素晴らしくても、見ている人に価値を感じてもらいにくいのです。(額装しないで展示と販売をする方法も色々考えてみているので、また別の機会にご紹介しますね。)

確かに、額に入っているとすごーく立派に見えるんだよね…
ですが!
ぶっちゃけ、額装はとてもお金がかかる!
まだ駆け出しの作家さんにとって、全ての作品をフル額装するのはかなりの負担なんですよね。私の元にも「水彩画を額装しないで展示販売するアイディアはないか?」という問合せメールが来るほどです。
もちろん額装の価格は作品に上乗せするのですが、正直なところ全ての作品がお迎えされるとは限りませんから(やっぱりご縁なのです)そうなると、額代と額の在庫が…
個展を開くときなど、額がたくさん必要なときは、本当に頭がクラクラします。
そこで枯葉は去年の暮れくらいからこんなことを考えていたのです。
「額縁屋さんにギャラリーがあって、そこで(なんらかの方法で)額なしの作品展示をする→気に入ってもらえたらお迎えしていただき、その場でお客様が好みの額装をオーダーできる。こんなことができたら最高では??額やさんは立地が便利なことも多いから、ギャラリースペースあったら素敵だなあ」
作品の価格は額なしの価格なので、お迎えしていただく方には価格的デメリットはないしお迎えしていただく方のお家のインテリアやスペースに応じた額装にできる…
作家サイドは額の在庫を抱えなくて済む。展示するのにプラスの費用がかからない…
そんなことをぼんやり考えているときに、ファブリさんの「個展しませんか」ツイートを見かけたので、「やってみたいです」と即返信しちゃいました。ファブリさんにも、こんなお話をしてみたところ「面白いですね!」といっていただき、なんと展示のための貸し出し額を用意してくださることに!!

本当、感謝しかないです…
ありがとございます!
額縁店ファブリで展示をするには
後に続く作家さんがいればいいなと思うので、展示をしてみたい方のために記しておきます。
展示の概要はこんな感じです。
- 展示のために貸して頂けるスペースは幅160cm×高さ210cm(机も貸してもらえる)
- 展示のために額を貸して頂ける(大衣サイズ(509×394)で白と木目4つずつ)
- マットは自己負担
- 額装をする場合は2割引
- 展示にかかる費用は0円
- 販売手数料もなし
- 会期は2週間
なので、マット代だけで展示が出来ちゃいます!

額縁店フレームファブリ立地は新橋の駅目の前にあるニュー新橋ビルという全くニューではない昭和の香り漂うレトロなビルの2F。
アクセスは非常によいですが、ニュー新橋ビルの2階はすごく特殊な雰囲気なので、ちょっと抵抗ある方もいるかもです。。(どう特殊なのかは来てみれば分かるw)
2階の店舗はまあアレなので、通りがかりの人はあまりいないようですが、それでも1番最初に個展された方は完売されたそうです。
ちょっと展示してみたいけど二の足踏んでいる方いたらぜひ!気軽に展示が出来ます。
ファブリのスタッフの方、とっても優しい。じっくり額装の相談に乗ってくださる!色々お話聞いて知識をつけることもできます。

私も色々相談させてもらっちゃいました。額縁も深いんです。額縁だけですごく選択肢あるし、マットも色々な加工でできるそうで、私も色々試してみたくなりました。
ファブリさんの展示企画に興味ある方はこちらから↓
ファブリさん店内色々
水彩向けの軽め、細めの額から、どっしりしたものまで。一度、予算度外視で趣味に走った額装をしてみたいものだとつくづく思いました。

ラーソンジュールさんのフォトフレーム眼福…
他の額縁店だと額は見て回って探す感じなのですが、ファブリさんは店員さんがものすごく相談にのってくれる!小さい店舗ですが、在庫はまた別のスペースにあるそうです。取り寄せもできます。

「この額はあの作品どうかな〜」「コレもいいな〜スエードのマットに、夜の絵とか…」と妄想が止まりません。お手頃なだけど素敵な額もたくさん教えていただきました!

額装も沼ですね。私はシンプルな額を選んでしまいがちなのですが、ちょっと豪華な額の方が評判良かったりするんですよね。今度はこだわった額装にしてみたいと思いました。

枯葉の展示
というわけで、私の展示は、4月13日から5月1日まで。F4の作品とF6の作品を1枚ずつ、白い額と木目の額に入れていただくことにしました。これらの作品は、作品のみで額装はファブリさんでお好きなものを選んでいただけるイメージです。
その他、F3の作品と小さい絵を3点展示します。(状況によっては追納あるかも)

展示のタイトルは「水の戯れ」
水にまつわる幻想的な絵を飾ります。

今回、DMは用意しておらずSNSとブログの宣伝だけです。会期は2週間あるのと、場所は新橋駅近なので、もし立ち寄れるという方いらしたらぜひ。在廊する日はまたTwitterで告知しようと思います。
