額裏の紐の結び方を写真で紹介します。よく忘れてしまうので、備忘録として書きました!
額の紐の結び方が分からない?
額裏の紐の結び方が分からないという方、いるのではないでしょうか?
これじゃあダメなの?
普通に結ぶとこんな感じかな?と思います。もちろん小さな作品ではこれでも構いませんが、少し大きい作品だと額の重さも上がってくるので、緩んだりすることもあります。
なので、額紐には緩みにくい額向きの結び方があるのです。Youtubeでも検索するとたくさん出てきます。ただ、枯葉は動画でHow toを見るのがとっても苦手!分からないところを巻き戻したり、ゆっくりにしてみたり、動画視聴は時間もかかりますし…
ということで、「意外とブログの記事で紹介するのがいいのでは?」と思い立ち、自分のためにもまとめてみることにしました。
初めて作品展に出す方もぜひチェックしてみてくださいね。
額紐の結び方
ではひよこちゃんと一緒に紐を結んでみましょう!
よーし!
頑張るよ〜
まず紐を用意します。多くの場合は、額の箱に紐が入っているので用意する必要はありません。が、もし入っていなかったり、破損してしまった場合は、こちらを↓
伸びてしまうような紐や太い紐はあまり向いていません。糸みたいな細い紐や、ほどけやすいツルツルした紐もNG。
まず、額の金具が2つ両端についていることを確認します。既製品の額には必ずついています。が、ミニ額にはついていないこともあるので、その時は自分で金具をつけます。
①まず紐を二つ折りにします。どちらかが少し長くなるようにします。
②わになっている方を内側から外側に向かって穴に通します。(右左どちらでもいいですが、今回は右の穴で)
③わになっている部分を広げ、紐の端っこを通します。
④紐の端っこをしっかり引くと、このようになります。この形にしておくとはじっこが緩みにくくなります。
⑤今度は左側。長くした方の紐(1本だけ)内側から外側に左穴に通します。
⑥紐のはじっこをこのようにピンとはった紐の下に通します。
ひよこ ちょっとややこしい!
⑦この時点でピンとはった紐の部分にたるみが出ないように、引っ張っておきます。ここでなるべくたるみがないようにしておくときれいに結べます。
⑧ピンと張りつつ、この紐のはじっこを外側から内側に左穴に通します。このあたりが動画だとややこしい。
⑨そうして紐を引っ張ると右と左同じような引っ掛け方になっていると思います。
⑩あとは左穴に通さなかった短い紐と、今通した紐を蝶々結びします。蝶結びする時、ピンと張った紐を一緒に巻き込んで結びます。蝶結びをする場所は真ん中を外して、少し端っこよりに。理由は、壁にフックで引っ掛けるときに真ん中に結び目があると邪魔になってかけづらくなるからです。
紐を外すことがないなら、蝶結びではなくて固結びでも良いです。紐が余っていると額をかけた時はみ出てしまうので、短く切る(あまりギリギリにはしないほうがいいかも)
これで緩みにくい紐の結び方が完成です!
紐がたるんでいるとかけた時に見えちゃうので、なるべくピンと張るのはポイントです。額が大きいときは2点吊りになるので、別の結び方が良いそうですが、今まで様々な大きさの額を飾ってきて三々サイズの額でもこの結び方で大丈夫でした。
額紐はトラブル多し
この記事を書くに至ったきっかけは、色々な企画展の搬入お手伝いをしていて、額裏の紐の結び方が不十分な方が思ったより多かったことです。
紐が長すぎて額から紐がはみ出て見えてしまったり、結び目が取れやすくて紐が取れてしまって額が落ちてしまったり(額の破損につながるし、危ない)あとは、細い糸のようなもので結んでいるケース(テグス?)紐の素材が滑りやすく解けやすいケース。スズランテープのような紐で結んでいて強度は大丈夫そうだけど、見た目がちょっと…なケース。
意外とトラブルが多いのが額紐でした。
もちろん動画で見れば、いいのでしょうけど、そもそも額紐に適した結び方があることが知られていないということも多いみたいなので、この記事を書きました。
しっかり結んでおけば、作品がお迎えされた後でも安全に飾っていただけます!
ぜひ練習しましょう!
次からがんばってみる✨