Table of Contents
吊金具がついていないミニ額
出展前にミニ額の裏を確認したら、「あ、金具がついていない!」ということに気づいて、あわてたことはありませんか?
![ひよこ](http://k-garden.art/wp-content/uploads/2021/01/piyo2.png)
あ、あれ??
ついてない!
そうなんです。インチ額以上の大きな額縁にはちゃんと金具が額に取りつけれていて、紐が同梱されていますが、フォトフレームやミニ額とよばれる小さな額には、吊り下げ用の金具がついてないことが多いです。
たいてい、このような三角吊カン(三角吊金具)とネジが同封されています。(ない場合は購入します)
なので、自分でこれをつければいいわけです。が、「自分で付け方わからない!」という方も多いでしょう。(かつての私もその一人)
![ひよこ](http://k-garden.art/wp-content/uploads/2021/01/piyo-satori.png)
なんかむずかしそうだよ〜
額縁店でも頼めば有料でつけてもらえますが、そんなに難しくはないので、自分で取り付けられるようになってしまうのが、おすすめです。絵を描いているくらい器用な方なら誰でもできます。
なお、電動ドライバーは使いません(あれば1秒で取り付けられるのですが)
手作業でつけていきます。5分くらいで終わります。
用意する道具
- ドライバー(細めのもの、先っぽが磁石になっているタイプがすごく使いやすい)
- 錐(きり)(先が尖った道具、穴を開けるのに使う)
- 定規
- 三角吊カン
これだけです。どれも一般的な工具なので、お家に1つくらいはあると思います。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/IMG_0918-1024x839.jpeg)
三角吊カンをつける場所
まず金具をつける場所ですが、額の上にあたる辺の真ん中です。そして額から三角のカン(穴になっている部分)が飛び出すような場所にしておかないと、壁のフックやピンに引っかけることができません。なので作品を展示した時に三角釣りカンのカンの部分が見えます。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/IMG_0919-930x1024.jpeg)
見えてしまうことに問題はないのですが、それがどうしても嫌な場合は、普通の額のように横の部分に2個吊りカンを取り付けてヒモを通せばよいです。
両方のやり方を順にご説明します。
三角吊り金具のつけ方(1つだけつける)
まず吊カンを取り付ける場所を決めます。
まず、絵の向きに合わせて、縦横どちらにつけるか決めます。
定規で測って真ん中に金具をあてます。高さもこのくらいです。輪っかの部分がしっかり額縁から飛び出していないと、フックやピンにかけることができません。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/kanagu-1-1024x885.jpeg)
場所が決まったら、穴の上から鉛筆を入れて印をつけておきます。
この印の部分にネジがとまります。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/kanagu-2mark-1024x842.jpeg)
ネジを入れるための穴を開けます。きりを使って印の部分に穴をあけます。グイグイっとねじりながら穴をあけるのですが、この穴が真っ直ぐに空いていないと綺麗にネジが入りません。穴をあけたら、おがくずが穴に溜まっているので、穴からクズを出しておくといいです。(ちなみにこの額の場合、黒い金具がついている部分に穴は開けられません)
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/kanagu-3kiri-1024x853.jpeg)
金具を先に設置して、その上からネジを入れていきます。ここはドライバーを使ってネジを回しながら、固定していきます。穴が空いているので綺麗にハマるはずです。
もうこれ以上ハマらないというところまで締められたら完成です。MAXまで締める前に、△の輪っかが上を向くように調整します。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/kanagu-4driver-1024x819.jpeg)
完成しました。表から見るとこんな感じです。金具は見えない方がベターかもしれませんが、このくらいの小さな額であれば十分です。そこまでエネルギーをかけなくても良いと思うので、私はミニ額はこのスタイルで通しています。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/kanagu-kansei-1024x928.jpeg)
というわけで、やり方がわかれば簡単でした。
2つ三角吊カンをつけて、ひもを通す方法
次は2つ三角吊カンをつけて、ひもを通す方法です。これはよく目にする大きめの額で採用されている方法です。ミニ額は軽いので、上記の1つ三角吊カンで吊るす方法で問題ないのですが、金具を表に見せたくないとか、中央に金具がはまっていてつけられないという時にはこの方法を使います。
つける場所はこんな感じ↓
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/image-8-884x1024.png)
同じ高さにしたいので、長さを測り、印をつけていきます。上から1/3くらいの高さで良いと思います。(あまり上すぎると、ひもが飛び出してしまいがち)
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/2ten-1024x941.jpeg)
印の部分にキリで穴を開けていきます。同じです。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/2ten2-1012x1024.jpeg)
金具を設置した後、ねじをドライバーで取り付けます。今度は△の輪っかが額の内側を向くように、調整します。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/2ten3-1024x881.jpeg)
反対側も同じように。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/2ten4-1024x900.jpeg)
両側に三角吊カンが取り付けられました。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/2ten5-966x1024.jpeg)
ひもをかけていきます。大きな額だと複雑な結び方をしたりするのですが、小さい額なのでシンプルに結べば大丈夫と思います。ひもの結び方はまた記事を作ろうかな。ちょっとこれだと長いかも。切ってもいいですね。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/2ten6-919x1024.jpeg)
これで普通の額と同じような感じで飾れます。
![ひよこ](http://k-garden.art/wp-content/uploads/2021/01/piyo2.png)
やった!
留め金具がついている場合
ちなみにこういう裏板を押さえるための留め金具が、吊りカンをつけたい場所についている場合はラッキーです。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/image-7-1024x949.png)
これを一旦ドライバーを使って外します。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/osae1-1024x838.jpeg)
一回金具を外しちゃいます。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/osae2-923x1024.jpeg)
で留め金具、その上に三角吊りカンを設置してから、ネジを閉め直せばOK。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/osae3-1024x1008.jpeg)
穴を開ける手間が省けます。
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/osae4-885x1024.jpeg)
簡単に完成!
![ひよこ](http://k-garden.art/wp-content/uploads/2021/01/piyo2.png)
あっという間にできちゃった!
また、三角吊りカンは金色を買っておくと便利です。合わせる色に迷ったら金がおすすめ。銀はいかにも金具って感じですが、金はちょっと豪華に見えます。別に買っておくといかもですね。
金具の取りつけは難しくない
全然難しくないです。今までは、私も家族にお願いしていましたが、自分でできるようになりたいと思い、やり方を教えてもらいました。いざ、自分でやってみたら、全然難しくないし、力も必要なかったです。
![かれは](http://k-garden.art/wp-content/uploads/2021/01/koto.png)
誰でもできるはず!
額屋さんにお願いするのはもったいないです。
なんで最初からつけてくれてないんだ〜と最初は思いましたが、額って縦横どちらで使うか分からないので、そういう配慮もあるんでしょうね。やり方が分かれば、自分の好きな場所につけられるので、何かと自由がききます。
では、試してみてね!!
![](https://k-garden.art/wp-content/uploads/2023/09/IMG_5861-1024x768.jpeg)