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個展DM完成!(DMができるまで…を追ってみた)

今年2023年も個展やります。DMが出来上がったので、DMや展示のテーマについて語ってみます。

個展DM完成したよ

まだ時間があるので、個展の作品を紹介する記事も作るのですが、まずはDMが完成したのでDMの話をしたいと思います

完成しました!

こちらのDM「送って欲しい!」という方はこちらへどうぞ。個展の1週間くらい前まで受けつけます。

https://t.co/RL5TppdFIK

もう少ししたらDMは都内の画材店にも置きに行くので、そちらへ取りに行きたい方はそれでもOKです。遠方の方や、「行けないけど記念に」という方も遠慮なく。額装作品は今年も通販するので、冷蔵庫あたりに貼りつけて頂けたら嬉しいです!

で今回は個展DMが出来るまで、を考えてみたいと思います。

個展DMを作る時期

まず、個展のDMは大体2ヶ月くらい前に作ります。実際に発送したりするのは2週間くらい前になりますが、色々なところに配布したり、名刺代わりに渡したりすることもできるので、早めに作ってしまうのがいいかなと思います。

ひよこ
ひよこ

なんでも早めの方が安心✨

最近はDMを頼りに展覧会に来る、ということは少ないかもしれません。が、やはり前回いらしてくださった方や希望する方にはDMは事前に郵送しておきたいこともありますので、このくらいの時期がいいかなと思います。

個展のタイトルを考える

個展のタイトルを考えます。

もちろん作家名➕展でもいいのです。枯葉庭園の場合、人名ぽくないので枯葉庭園展にするとお庭の展示のようになってしまってよろしくないです。なので、枯葉庭園 個展と書いておきます。まあ、それでも年配の方とかは「??」って感じになりそうですが…(よく聞き返される作家名😅)

あと枯葉の個展は、いつも「タイトル」を作っています。これは回数が重なると、どの個展だったか分からなくなってしまうので識別のためと、展示の大まかなテーマを作るためです。一応枯葉の個展はテーマ展ですが、あいまいなこともあります。

2008年 夢想(テーマは夢、童話や神話の絵が多かった)

2009年 花の物語(花とそれにまつわる物語、花に関する神話など現代風にアレンジした)

2011年 眠れる庭園(眠りや幻想がテーマ)

2022年 星月夜の幻想(夜と星と月、夜景がテーマ。去年)

で、今年(2023)は、奥野ビルでの個展なので、奥野ビルっぽいテーマにしたかったです。奥野ビルでの個展は2回目です。前回は12年前。ちょうど東日本大震災の直後でした…。

最初は眠りに関するテーマにするつもりだったのですが…。眠りをテーマにすると横たわる構図や目を閉じたおとなしい構図が増えます。それもいいのですが、最近「枯葉さんの描く人物の瞳が好き」と言っていただくことも増えて。ならば、ともう少しテーマを広げて、記憶や思い出にしたらどうかなと。

抽象的にはなりますが。

奥野ビルはとても古いです。もう築90年になるのかな。もう住人はいなくて、ギャラリーやお店が入ってますが、もともとはアパートでした。女優さんや作家さんが住んだりもしていて当時としてはかなり洒落たアパートだったようです。その後は事務所に使われたり、だんだんギャラリーやお店が入るようになったそうです。

そのためか、何だか枯葉には昔の住人や昔のお店の気配が残っている気がするのです。

そんなこともあって、昔の建物や場所にはなんとなく記憶や思い出みたいなものが残るんじゃないかな、と思ったりしました。また場所だけでなく、みんなに愛されている昔話などもカタチを変えながら人の記憶がのこっているんじゃないかなあ。

そんなこともあって、なんとなくレトロな雰囲気あふれる個展にしたいなと思いました。

今回のテーマは「記憶、思い出、古い物語」

タイトルを考える

これがいつも苦戦します。最初に考えたのが「終わらない夢」でしたが、検索してみたらラジオ番組が出てきました。すでに誰かに使われている単語だと#(ハッシュタグ)も使われてしまっていて機能しないことが多いので、被らない単語を考えよう…

「忘れられない夢」なんか長い、言いにくい、間違えそう。

「忘れじの」という言葉がふと舞い降りてきました。忘れじとは古語ですが、忘れることはないだろう、忘れられないの意味です。

「忘れじの夢」「忘れじの物語」が候補になりました。何度も口ずさんで、舌にしっくりくるのは「忘れじの物語」。適度に重みがあり良い感じ。今回のテーマとも合いそう。

メインビジュアルを決める

次にDMに使う絵を決めます。

これはなんとなくこの天使の絵に決めていたのですが、これでよいか確認するためにオーナーに相談しました。

OKが出ました。

この周りの煉瓦が奥野ビルっぽいかなと。

かれは
かれは

奥野ビルっぽさにこだわる笑

こちらはすんなり決まります。

入稿データを作って印刷する

入稿データを作ります。枯葉はデザイナー経験などないので、いつも冴えないデザインしかできません。ただ気づいたのですが、展覧会のDMデザインはそこまで洒落たデザインである必要がありません。日付や場所など大事な情報が見やすいこと、何となく目を引けばそれでいいと思ってます。

というか、DM自体、もともと希望される方、芳名帳に住所がある方、購入された方以外には出しません。そして一応画材店にも置きに行きますが、そこまで手に取られていないと思われます。snsでの宣伝の方が大事です。なので、そこまで悩んでエネルギーをかけるのはやめました。悩んでもしゃれたデザインできないのだし。

一応このような感じです。作家名とタイトルは目立つところに。可もなく不可もないのではないでしょうか。でも色々なdmを手に取ってきて思うのですが、この可も不可もない感じはとても大事だと思います。あまりプロっぽいデザインはオシャレすぎてかえって目が滑る感じがするからです。フォントの印象だけは大事だと思ったので、前回の個展のときに購入しました。

どこにお願いしたかというとラクスルです。今まで何度も頼んでますが、名刺含めて安いし早いです。印刷の具合はいつも無難によく刷れていると思います。もしかしたらもっとクオリティが高いところはあるかもしれませんが、枯葉はとくにそれを求めていません。十分です。

どちらにしても印刷では原画の良さを100%伝えられるとは思っていませんし、どちらかというと情報を伝える意味合いが強いです。

今回はマット紙で180kgの厚さにしました。これまでずっと220kgにしていましたが、DMは薄くて十分、というオーナーの言葉になるほど、と思って薄い方を選択しました。確かに分厚いと重くなり、枚数重なるとかさばりもします。画材店や他ギャラリーに置いてもらうにしても邪魔くさいですよね。確かに薄くて十分でした。(というかそこまで違いを感じません)今まで受け取ったDMはほとんど180kgでしたね。

ひよこ
ひよこ

薄くても全然大丈夫だね

展覧会のDMは多少ダサくても大丈夫です。

おしゃれにしすぎて、なんのDMか分からないものは意外と多いので、必要事項をしっかりはっきり書くといいかもですね。

DMをちゃんとお客様に発送することやSNSで告知する、またブログや外部個人サイトなどで作品の事前公開なども個人的には大事だと思ってます。

また個展の情報は少しずつ増やしますので、お楽しみに!!