ラングトンプレステージは、あまり日本では知名度はないのですが、とても使い心地の良い水彩紙です。よくにじみ、よく色がつく!おすすめの水彩紙です。2025年改訂。
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ラングトンプレステージとは
ラングトンプレステージは透明水彩の本場イギリスの水彩紙です。セントカスバーツミル工場製造、英国国立水彩画協会の選定品、ということでイギリスではウォーターフォードと並んでメジャーな高級水彩紙のようですね。クサカベが代理店となっています。
ラングトンは「ラングトン」と「ラングトンプレステージ」の2種類があり、原料も価格も全く違う商品です。
ラングトン/パルプ100%の水彩紙
★ラングトンプレステージ/コットン100%の最高級水彩紙で

今回ご紹介するのは最高級水彩紙「ラングトンプレステージ」の方です。
ラングトンには、「ラングトン」と「ラングトンプレステージ」と2種類の水彩紙があるんだね!
そう✨
今回紹介するのは「ラングトンプレステージ」の方だよ
ちなみにこの水彩紙はコットン紙なので、値段は高めです。試してみたい場合は、小さめのサイズで買ってみてもよいと思います。
ポストカードサイズがありました!
地色は白で、目の荒さは中目と荒目があります。今回は中目のレビューとなります。
そして四方のり固めのブロックのみの販売です。
厚さは安定の300g。波打ちしにくく、たっぷり水を含む使いやすい厚みです。
ちょっと値段は張るけど上等な水彩紙です!
ラングトンプレステージの特徴
| 素材 | コットンパルプ100% |
| 紙の色 | 純白 |
| 発色 | 鮮やか、濃く色がつきやすい |
| 地の滑らかさ | 中目:凹凸はやや大きめ 荒目:凹凸しっかりめ |
| にじみ | 大きく広がる |
| 乾きのスピード | ややゆっくり |
| 重ね塗り | 重ね塗りしやすい。しっかり定着するので重ねても下の色は溶けない。 |
| リフティング | 少しリフティングできる |
| マスキング | 表面が強いので、マスキングOK |
| 価格 | コットン100%で、輸入紙なのでお値段高め。 |
| その他 |
ラングトンプレステージってどんな紙?
地色が白く発色は鮮やか
まず地色が真っ白でとてもきれいです。水彩紙というとナチュラルカラー(少し色が黄色っぽい)のもの多いので、白い水彩紙を探している方にはおすすめ。どのくらい白いのかというと、大体ホワイトワトソンと同じくらいの白さです。(隣に並べるとほぼ紙色が同じ)

なので、青や紫、ピンクの発色がとても映えます。
なので鮮やかさや清涼感が欲しい人にはとってもおすすめの水彩紙。
乾きはややゆっくり、きれいなぼかしができる
乾くのはややゆっくりですが、ウォーターフォードやアルシュほどではないので、テンポよく作業を進められます。

にじみはとてもきれいに放射状に広がります。わりと大きく広がりますが、ウォーターフォードのように境目が消えてしまうほどではないので、にじみの表現をしっかり残したいときには向いています。

水彩らしい技法(ウェットインウェットやウォッシュ)などの技法がとてもきれいにできるので、ついついにじみをたくさん作ってしまいます。
そこまで吸い込まないので、発色も鮮やかなまま。
絵具はしっかりよく乗り、色も濃いめにしっかりのります。
重ね塗りもバッチリ
コットン紙なので、絵具がしっかり定着します。そのため乾燥後は重ね塗りもきれいにできます。
乾くとやや色が淡くなるので、何度か重ね塗りをして、深みを出していくスタイルに向いていますね!

表面は強いのでマスキングもOKですし、何度か重ねても紙が弱くなることはありませんでした。深みのある色合いの絵にも、あっさりした塗りにもどちらにも合いますね。
リフティングができるのか?というとリフティングはあまり時間がたたないうちなら少しだけできます。ただ、がっつり抜いたり、修正には向いていないです。ただし、色を濃くのせた部分に関しては重ね塗りをするとがっつり色が抜けます。たくさん吸い込むというわけではなさそう。
目はさほど荒くない、下書きにも◎
中目に関しては、適度に凹凸はあるのですが、細かい鉛筆の下書きやペン入れも問題なくできました。下書きは普通にしやすいです。

以前に購入したラングトンプレステージは、かなり目が荒かったのですが、2025年に再度購入したものは目がやや平らになっていました。以前は絵具も濃いめに発色していたのですが、現在のものの方が色もあっさりめ。

色々な意味でクセのない水彩紙に変わり、初心者の方にも使いやすい水彩紙になったと思います。線が細かめのイラスト系の画風にも合いますね。
作例
ラングトンプレステージの作例はまだ少ないのですが、いくつかご紹介します。
まずこちらの「森の灯火」

にじみとぼかしをすごくきれいにできる水彩紙なので、背景は何度か濃い色をにじませて複雑な色味にしました。(焦茶色に緑や赤がにじんでいます)濃い色はしっかり、淡い色はふんわり入ります。
「星を連れて」

星の部分をマスキングで抜いています。表面は強いので、マスキングも髪を傷めることなく使うことができます。
こちらのマスキングメイキングでも使用しています。

ふむふむ、マスキングも使えるんだね!
色が白い水彩紙なので、青系の色が鮮やかに映えていますね。
「夏の予感」

こちらは10年ほど前の作品なので、古いラングトンプレステージに描いた作品です。どうやらこの頃の方が目の凹凸が深く、しっかりした目だったようです。色も濃いめに発色しました(最近のラングトンプレステージはもっと淡い発色)
水彩らしい技法が引き立つ水彩紙です!
「静物画」こちらも古いラングトンプレステージで。

写真で見る限りかなりしっかりした発色ですね。
個人的な感想
にじみがとてもきれいにできるので、ついついウェットインウェットを多用してしまいます。にじみ方がボワーンと美しいんです。語彙力が足りなくて、うまく言葉にできないのですが…
以前はとても荒い水彩紙だと思ったのですが、2025年に買い足した水彩紙はわりと凹凸が平らになってきて、細かい線も活かせるようになっていました。なので以前よりも、よりイラスト向きで人物は描きやすいです。
もっと有名になれ!
ラングトンプレステージ✨
名前のせいなのか、ほとんど知名度がないのが残念です。私はウォーターフォードやアルシュとはまた違った方向性の使いやすさを感じています。
ブロックタイプのみの販売で、スケッチブック形はありません。
ぜひお試しして欲しいな…!
高級水彩紙は、ブロックのみの展開が多いです
この価格帯の水彩紙は、アルシュが一番人気(おそらく入手がしやすい)ですが、ラングトンプレステージもすごくおすすめです。気軽にお試しできないのがネックではあるのですが、いい意味であまり特徴がなく、使い手を選ばない水彩紙だと思うので、ぜひお試しください。
こちらのコットン水彩紙もおすすめ↓
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