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はがきサイズの水彩紙を買ってみよう

ポストカードのサイズの水彩紙をご存知ですか。もともとは絵手紙のための厚めの水彩紙だと思います。

ですが、色々な種類の水彩紙がポストカードのサイズで売られているので、練習にも活用できます

もちろん、手紙を出すのにも使えますが、他にも色々な活用法があるので、ご紹介したいと思います。

色々な水彩紙を試してみることができる

色々な種類の水彩紙があるので、気になる銘柄の水彩紙を気軽に試してみることができます。特に高級コットン紙は、F4スケッチブックやブロックで買うと3000円以上のものが、800円から1000円くらいで買うことができます。

いきなり高い水彩紙を買ってみて、あまり描き心地が、自分好みではなかったら、ショックですよね。

私も、大きなサイズで買ってしまって、あまり好きでない水彩紙が中々使い切れず、困ったことがあります。

ポストカードサイズなら気軽に試せるし、もし、好みでなければ下に記したような使い方で練習に使ってしまえばいいので、無駄にはなりません。

1.色見本や混色見本を作る

小さな紙ですが、色見本を作ってみるのにちょうどよいです。

わざわざ大きなスケッチブックを使うのはちょっともったいない気もするので、気軽に色見本を作るのにちょうどよいです。

自分のパレットの見本だけでなく、メーカーをまたいで似た色を集めて比較したりもします。

紫ばかり集めてみたり

また混色見本を作るのにもちょうどいいです。

2色の色を混ぜてどんな色が作れるか試してみたりもします。

色々な発見があって面白いです。意外な組み合わせが、魅力的だったり。

だいたい2色の混色で、美しくない組み合わせはありません。

思いついた配色などもメモします。例えば、黄色を引き立てる配色を考えてみたり。

2.技法の練習

グラデーションやウェットインウェットの練習をします。

グラデーションは大きな紙で作るのは難しいので、ポストカードサイズの紙でやると練習しやすいです。

私は大きめの作品で、よく空をグラデーションで塗るので、ポストカードサイズの水彩紙でグラデーションの練習をします。

意外に難しいです。でもハガキサイズだと紙が小さいので、挑戦しやすいです。

ウェットインウェットや、ウォッシュの練習もしてみるといいです。コットン100%紙か、コットン配合紙でするとやりやすいと思います。紙によって乾燥の時間も違うので、比較してみると役に立ちます。

3.小さな絵を描きつつ練習

これはよくやるのですが、練習や混色見本をかねて、小さな絵を描きます

例えば、混色で色々な緑を作ろうと思い、いろんな絵具の組み合わせで、ひたすら葉っぱを描いたりします。

ちょっとした作品になりますし、絵具の混色の参考にすることもできます。

普段はクセで、混色のパターンが決まっているので、同じ組み合わせで混ぜがちです。なので、あえて普段やらない組み合わせをしたりします。ちょっとした頭の体操になります。(裏に色の組み合わせを描いておきます)

私は、疲れた時、こういう単純な作業をすると、とても落ち着くので、よく葉っぱや花や連続した模様を描いたりします。

また、空の練習もよくします。青の絵具をひいた後、乾いた筆や、綿棒で色を取っていき、雲を表現します。いわゆるリフティングですね。

青の絵具は、あまりバリエーションがないので、2種類の絵具を混ぜたりします。どの青が一番、実際の青空に近いかな、と考えたりします。

4.小さな絵を描く

気が向いたら、小さな作品を描いてみるのも、一つの方法です。

でも、ポストカードサイズは、何かと表現しようと思うとやはり小さいサイズです。

ただ、ミニ原画はもっと小さいサイズですよね。小さな画面でも、工夫次第で魅力的な作品に仕上げることもできると思います。

時間が取れない時などに、短時間で一作品仕上げることができます。

スケッチブックの表紙に、四方をマスキングテープで貼り付けておくと、紙がたわまずに描きやすいです。

大きな作品の下絵とか、色彩計画にも良いかもしれません。

最後に

ハガキサイズの水彩紙の活用法、いかがでしたか。

私が色見本などで、大量に使うのはワトソンホワイトです。Amazonでまとめ買いします。

後は、試してみたい水彩紙を画材店で、何種類か買います。

私の考えた以外にも色々な活用法があると思うので、考えてみてください。

透明水彩は、気軽にたくさん模様を描いてみるだけでも、絵具の扱いに慣れるのでおすすめです。気負わずたくさん練習してみてくださいね。