ファインテックはずっと気になっていましたが、一色だけ買ってみたのでレビューしようと思います。
ファインテックはドイツのメーカーでホルベインが代理店になっています。
買ったのは「リッチゴールド」という色です。使ってみて感じたことを書きますね^^
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どんな感じの絵具?
固形水彩のような感じです。色のラインナップは、ほとんどがキラキラした輝きのあるメタリックカラーです。定番の金や銀、銅色だけでなく、青やピンク、偏光カラーなども揃っています。見ているだけでも楽しいです。どちらかというと、イラストを描く方に嬉しいラインナップだと思います

一色づつのバラ売りもしていますが、セットでの販売もあります。店舗によってはセット販売のみのところもあります。

私は、金色をよく絵に取り入れているので、「リッチゴールド」を買いました。(新宿世界堂、バラ売りもしていました)

裏に番号と突起のようなものが付いていて、ケースにセットして使う仕様になっているようです。5色セットはケースに収まった状態で売っています。ケースだけで買うこともできるようです。買おうかな❗️

リッチゴールドはこんな色!
とにかく濃い
ファインテックでは、金だけでも色々な種類があるのですが、中でもリッチゴールドは、一番濃い金です。なので隠蔽力がかなり高めです!黒の上にのせても、全く下の色が透けません。名前の通りかなりリッチです。

紙の色が透けていません。
私は、色の絵具で塗った上に、アクセントで金をのせる使い方が多いので、これはかなり嬉しいポイントでした。濃いめの絵具の上でもしっかりのって、主張してくれます。
中々、この濃さを持った金の絵具って、あるようでないのです^^;
不透明水彩やアクリルはそれなりの濃さがありますが、絵具自体がドロっとしていて硬めなので、水で溶いていくと薄くなってしまう。そのため、重ね塗りが必要だったり…ついでに、絵具を出したり片付けたりも面倒です。
その点、このファインテックのリッチゴールドは、固形水彩のように最初から固まっていて、そのまま使えて手軽なのに、ちゃんとした濃さがあるんです。さらっとしているので、分厚くなったりもしません。透明水彩で描いた絵とも、なじみやすいです。
溶けやすい
固形の金属色は、顔彩などでもあるのですが、ちょっと溶けづらいのが難点だったりします。割と、何度もごしごし擦らないと色が筆につかない。(ただ、私の買ったものは古いので、今は少し改善されているかも)
ところが、このファインテックは、とても溶けやすい!
少なめの水でもサラッと溶けます。
この溶けやすい、というポイントはかなり大事なんです❗️時間や手間がかかりませんし、濃いめに絵具が取れてしっかり塗れます。
輝きはやや控えめ
リッチゴールドに関しては、そこまでキラキラはしていないです。他のゴールドは割とキラキラしていました。色によって、粒子の大きさも違いそうでしたので、その辺りはお店の色見本で確認するのが良さそうです。

リッチゴールドは、濃さはありますが、輝きは中程度なので、絵にのせたとき、「重厚感」はでますが、そこまで「派手」ではありません。色自体も、華やかな黄色系のゴールドではなく、真鍮らしい金です。私の絵にはなじみやすくて、かえってよいと思いました。キラキラ感を求める方には、ハイリフレクションゴールドやクリスタルゴールドの方がいいかもしれません。
まとめ
他の色もつい、欲しくなりました😆
特に偏光色のパティナやオータムゴールドなど、気になる色がたくさん。どのような配色の絵に合わせたら、きれいに見えるだろう、と考えてしまいました。
最近の色々なメーカーから、パールカラーやメタリックカラーが発売されていますが、それぞれに気になっています。どれも素敵なので迷います❗️
金は、どの色とも合いやすく、きれいに見えやすいので、金属色に初めてチャレンジする方にはおすすめです。
他にも金絵具を集めた記事がありました↓