8月5〜14日に行われるGallery Hydrangea さんの企画公募展「月の砂塵」に出展します。またいつものように作品の紹介をさせてください。使用画材の紹介も少しします✨
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メイン作品「銀の夢」
メインの作品は去年の7月に描いた作品です。タイトルは「銀の夢」
描きたいものを描いたものの、サイズがちょっと大きくて展示する機会のなかったので、個展で出すしかないかな、と思っていたので展示する機会に恵まれて嬉しいです。
gallery hydrangea企画公募展の「月の砂塵」のテーマは「旅」だそうです。
「旅」は枯葉の好きなテーマです。このテーマで描いてみたい絵はたくさんあります。
あるのですが、ちょっといつもよりアイディアと作画に時間のかかるテーマ!なぜならば、おのずと「背景の描写」が必要になるからです…。
「旅」を絵にするなら支持体(紙)に大きさが欲しい!小さい紙では描きにくく、ある程度のサイズが欲しいです。
なるほど!
描きたいテーマで、
サイズも変わってくるんだね
できれば人物にフォーカスをあてた絵ではなく、旅の情景や時間を描けたらなあ。(枯葉は人の描写よりも情景描写や時間の描写に興味があります)
新作を描きたい気持ちもありましたが、ちょっと余裕が少なめであることもあり、去年(2021年)に描いた(未展示作品)F6サイズの作品(400×310)を出させていただくことにしました。「月の砂塵」というタイトルなので、夜をテーマにした作品がいい?と思い、選んだのがこの「銀の夢」という作品です。
(枯葉はどうも空を飛ぶというテーマが気に入っているみたいですね。他にもいっぱいあります。しかも左から右に飛んでることが多いです。)
タイトルに「銀」とついていますが、実際の銀色はそこまで使われていません。夜や星、翼の煌めきを感じ取ってもらえれば嬉しいです。主に翼の下部分がキラキラします。パキッとした光沢にしたかったので、こんなものを使っています↓
それと、クサカベのシャインパールも少しだけ使っています。
持ち帰り可能 小作品2点
小作品についてもご紹介します。
嵐の予感
一つ目は「嵐の予感」
最近、背景の色や暗色を濃い青で塗ることが多かったので、今回はシュミンケホラダムのニュートラルチントという色を使っています。
この色、とてもお気に入りなので、また別記事でご紹介したいですが、黒やグレーというより、紫がかったこげ茶のような色です。色はあまり濃くないので、黒として使うには十分ではないですが、ニュアンスのある暗色として使っています。
傾けると飛ぶ鳥は青くキラキラします。墨運堂のパール顔彩のブルーを使っています↓
さらにホルベインのクロマパールも!最近キラキラは2色重ね塗りしたりしています。
今回はミニ額に合わせて、色を決めて、作品作りしました。額は一目惚れして購入したのですが、合う色彩がなかなか思いつかず…。渋みのある中にも明るさのある色彩にしたいと思いました。
作品サイズは70×90mmです。実際に見ると、意外と小さいと感じるかもしれません。
タイトルと共にストーリーを感じていただければ嬉しいです。
月をさがして
こちらはさらに小さい作品です。こちらもミニ額に一目惚れしたのですが、あまりの額の小ささに「このサイズに何が描けるかなあ?」と悩みました。テーマは「旅」なので、人の顔をドン!と描いてしまうとちょっとテーマが活きないかな?
小さいサイズだけど世界観を出せるような絵を、と思って描いてみたのがこれ…
となりに絵具のチューブ(5ml)を置いたので、大きさのイメージをしていただけるかな。
60×80mmなので、ATCよりも小さいかも。
タイトルは「夜の帳」と「月を探して」のどっちにしようか迷っていましたが、フォロワーさまたちの意見を参考に「月をさがして」としました。(ご意見ありがとうございましたー!)
タイトルで絵のイメージも
変わって見えるからふしぎ…
タイトルによって絵の意味合いは少し変わってくるので、どんな小さい作品でもタイトルはつけたいし、こだわりたいと思ってます(また、絵のタイトルのつけ方の記事も描いてみようかと)
額に入れてこんな感じになりました。
こういう感じの絵ははじめて描いたのでドキドキ…。夢の中で月を探して旅する少女と猫。
もっと大きな紙で描いてみたいという気持ちもありますが、仕上がってみると「このサイズだから可愛い」というのもあるな、と思いました。
月の砂塵 展示の詳細
月の砂塵
会期:2022.08.05(金) ~ 08.14(日) ※休廊日:火・水
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access
入場無料
こちらが展示詳細です→gallery hydrangea 月の砂塵
長瀬 萬純さんによるメインビジュアルもとっても素敵ですよね。
gallery hydrangeaさんはとっても素敵なギャラリーです。周りは下町の商店街ですが、ギャラリーの中は静かで幻想的な空気が漂っています。ご都合つく方は、ぜひ足を運んでみてください。