2022年のパレットに入れていたグレイオブグレイ。すごくたくさん使ったわけではありませんが、そこそこ減っていたので、何に使ったんだっけ。と思い返したらくすみカラーをたくさん作ったのでした。来年のパレットでは外してしまうかもしれないので、その前にレポート記事を書きました。
Table of Contents
ホルベインのグレイオブグレイ!
ホルベインのグレイオブグレイ。ほとんどの人は「そんな色あったっけ?」と思うかもしれません。あまり存在感のない色。パンフレットでも後ろの方ですよね。
どんな色だったかな?
何でこの色をパレットに入れようと思ったのか忘れてしまったのですが、白の代わりに使ってみたら面白いかもと思ったのでした。
色は、かなり淡めのグレーですが、色はニュートラルであんまり癖がありません。
こんな色です↓
「一体どうやって使うのですか?」という質問をいただいたので、私なりの使い方をレポートしてみました。
この色の使い方は一択!
混色して、くすみパステルカラーをつくる
いま流行のくすみパステルカラーを作ってみましょう!
くすみパステルカラーとは?
少し彩度の低く明度の高い色のこと。もう少し深掘りしてみるとトーンでいうと「ライトグレイッシュトーン」あたりでしょうか。
このくすみカラー、じつは今、世界的に流行しているそうです。(主に女性に人気のある色域だそう。あまり男性はこのあたりの曖昧な色は好まないそうです。)確かに、洋服でもネイルでもこんな感じの色増えている気がします。
ニュアンスカラー、ダスティカラー、スモーキーカラー、ミューテッドカラーなどともいいますが、くすみカラーがしっくりきますね、個人的に。
くすんだ色だからくすみカラー♪
このくすみカラーの代表的な絵具といえば、絵墨じゃないでしょうか?特に絵墨(淡)がくすみカラーにぴったり✨
が、透明水彩ではこういう色あまり売っていないんですよね。
スーパービジョンの絵具はまさにこのくすみカラーのセットですね。絵具とは思えない、化粧品のパッケージでおしゃれ!日本ではこういうのは見かけないですよね。
で、話が少し逸れてしまいましたが、その人気のくすみカラーが、「グレイオブグレイ」で簡単に作れてしまうんですよという話でした!
グレイオブグレイでくすみカラーを作ってみた。
色々な色と混ぜてみました。
実は彩度を下げるのは難しくないので、この方法でなくでもいいのですが、グレイオブグレイを混ぜるのにはメリットがあります。それは色相を維持したまま、彩度だけ下げられること。
色が変わらないのに、
少しだけ渋くなるってこと?
そう、色が変わらないと
いうのがポイント💡
そして黒を混ぜると、彩度と一緒に明度も下がってしまいますが、グレイオブグレイは白っぽいグレーなので明度があがるということ。つまり明るめのくすみカラーになるんです。
百聞は一見にしかずなのでやってみると。こんな感じ。
混ぜるだけだから簡単!
もっとたくさんグレイオブグレイを混ぜると
淡いくすみカラーになります!
くすみピンクとくすみブルー、くすみむらさきは、影色としてべんりなことが多いので、覚えておくといいかも💡
このあたりの色は便利です!↑
お試しあれ〜
ところがです!やっぱり白の入ったパステルカラーがパレットに入っているのが、ちょっと落ち着かなかった笑
枯葉は「白を使うのだめ派」とかではないのです。ときどき教本でも「しろ使っちゃダメ」派閥の先生いらっしゃいます。個人的には透明水彩の白も便利な色だと思ってます。水で色を薄めるのは濃度も難しいので、パステルカラーもうまく活用したらいいと思ってます。
白の活用法はこちら
パステルカラーの是非についても書いています。
メリットもデメリットもよく知っておくと、うまく絵に取り入れられると思います。
が、わざわざ綺麗な色にグレーをまぜてくすみカラーにすることもないかも??とも思っちゃったんです(個人的な意見!)
くすみカラーを作る方法は他にもあって、茶色と混ぜたり、インディゴと混ぜる方法もあります。こちらの方が色の予想がつきにくいので、やや難度が上がるかもしれません。ただ、こちらのやり方の方がグラデーションで絵に取り入れやすいので、色彩感覚が身につきやすいとも思いました。
色々な方法を知ってると便利だね
ただ、グレイオブグレイを混ぜるやり方も、すごく便利に活用できる人もいると思うので、ぜひぜひ試してみてください。主にコミック系の創作イラストを描かれる方に便利なんじゃないかと思います。
どうやら枯葉は、単一顔料かそれに準じた絵具に強いときめきを感じるようです。それぞれ、特色のある子を集めて競合チームを作る楽しさという感じでしょうか。なんか、心が嬉しい。
来年のパレットどうしようかな…
(楽しい悩み)
来年のパレットに入れる色を猛烈に悩んでいます(もうすぐ年末)