質問箱で頂いた質問と回答をご紹介します。誰かの疑問はみんなの疑問!みんなで共有しましょう^^
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質問と回答


買ったチューブはどのくらい使えるのかな?

こんな感じで回答しました!
絵具のチューブは思ったより長持ち
実はお店に並んでいるチューブも、出来立てホヤホヤではなく、売れ行きの悪い色だとかなりの時間が経過していることがあります。
ホルベインやWNのチューブのデザインが一新された時も、ずいぶん長い間、古いタイプのチューブがお店に並んだりしていました。
でも中身は何の問題はなかったりします。
なので、基本的にはしっかりチューブの蓋がしまっていれば、4〜5年単位であれば問題ないと思います(あくまで体感です)

20年くらい前のチューブも大丈夫だったという報告もあり、実際にはもっともつのかもしれません。
10年くらい経つとたまにアルミチューブが腐食したりすることもあるようです。(私のチューブは12年くらい経過しているものもありますが、今のところ問題ないです。中身はちょっと硬くなりますが、どうせ固めて使うのので問題ないと思っています)
アルミは元々腐食しやすいらしいのですが、現代の絵具のチューブはコーティングがされているので、基本的には腐食しません。腐食してしまったものは、何らかの理由でコーティングが取れちゃったんでしょうね〜。
より長持ちさせるために
ただ、チューブの蓋が緩んでいると、すぐ中身は固まってしまいます。ありがちなのは、絵具をチューブから出した時に、入り口のところに絵具がついてしまってそのまま蓋を閉めたりすることです。
そうすると蓋がしっかり閉まらないので、中身の絵具は劣化しやすくなります。

なのでチューブの入り口は使うたびに綺麗に拭いておくといいです。(特に値段が高い絵具は気を付けています)
たまに、買った時にすでに絵具が硬くなっていることがありますが、誰かが店で色を確認しようとしたのか、蓋がゆるんでいたりします(お店でチューブを開けるのはNGです)
あとは、残量が減ってくると、固まるのが早いので、チューブが凹んできたら最後は一気にパレットに出してしまった方がいいと思います。大体残りが1/3くらいになってくると、硬くなってきますね。
蓋が開かなくなったら
もし蓋が開かなくなったら、ペンチなどで開けます。これでほぼ開きます。

開かなくなって、無理に手でこじ開けようとすると、チューブの方がねじれてしまい、余計に開けづらくなります。無理かな、と思ったら道具を使って開けましょう。

ペンチに丸いくぼみがあれば、そこに絵具のチューブを挟んで、回せば簡単に空きます。
どうしても無理だったら、チューブの下の方をハサミで切って出します。が、チューブは破損しますし、全ての絵具を出さなくてはいけないので、あくまでもこれは最終手段です。
私はすぐ、画材に感情移入してしまうので、これは何だか可哀想でなりません。なので、これは滅多にやりません。

できればやりたくない…
最後に
定番の色なら、どのメーカーでも大差ないのですが、やはり高級メーカーにしかないような色もあるので、もし気になっているなら、チューブで購入してしまってもいいのではないかと思います。気をつけていれば、思ったより長持ちです。
ちなみにですが、固形絵具も、経年で乾燥して縮みます。なので、固形であってもそのまま置いておくとそれなりに劣化はします。
なので、チューブでも固形絵具でも、早めに使い切ってしまうのがいいことは確かです。

楽しいお絵かきライフを❗️
今回のお話は、あくまで私の経験による個人的見解です。メーカーさんにお尋ねすれば「もっと早く使い切った方がいい」という回答になるかもしれません。参考までにお願いします。気候条件や保存方法にもよると思います。そのあたりを踏まえて、参考にしていただければと思います。
絵具のチューブはしっかり蓋がしまってさえいれば、意外と大丈夫です。
12年ほど前に買ったシュミンケのチューブが何本かありますが、全く問題ないです。もっと古いものもあります。
ただチューブの蓋が少しでもゆるんでいるとあっという間に中の絵具は硬くなってしまいます。
コツは、絵具の蓋を閉めるときに、チューブの入口をふいてキレイにしておくことです。絵具がはみ出ていると蓋が開かなくなりがちです。 蓋が開かなくなってしまったときも、ペンチかやっとこを使えばほぼ100%開けることができます。
入り口が固まってしまってだせない時は、チューブのおしりのほうをハサミで切って残りの絵の具を救出することもできますが、これは最後の手段です。
チューブは残量が減ってくると固まるのが早いので、2/3くらい使ったら、残りは全部出してしまう方がいいと思います。
シュミンケ、気になっているのなら買うのをおすすめします😊いい絵具と出会えますように!