星や雨粒など、細い点々をきれいに打ちたい時…なんかいい筆ないかなと探していたときに、名村さんにおすすめしていただいたNDBセーブルという筆。とっても使い心地よかったので、ご紹介します。アクリル用にも何本か買い足すかも?
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NDBセーブルとは
いままで「みやこ」や「ビューライナー」、コリンスキー筆の細めのものなど、色々な細筆を使ってきて、どれもそれぞれに使い心地がよいのですが、悩みがありました!
それは…
ふむふむ?
よい筆ほど先が尖っていて、細い線をひいたり、入り抜きを生かした塗りにはとてもよいのです。
が、先が尖りすぎて、点々を打ったり、安定した均一な線を描くのが難しいということ!
むむっ 点々をうつのが得意な小筆もあったりするのかな?と思い、名村さんに相談してみたところ、なんとなんと丁寧な回答を頂けましたー!!
どうやらNDBミニセーブルという小筆が、私の求める用途に合っていそうです!名村さん、神対応✨ありがとうございます❗️
よし、購入するぞ!
少し時間が空いたのですが、実際にNBDミニセーブルを購入して検証してみました。
購入したのはこちら!
私が購入したのは2号です。NDBミニセーブルはもともと小さいサイズの筆しかありません。000号、00号、0号、1号、2号の5種類です。小さいサイズに特化してるんですね。
ラインナップ、価格はこちら↓
実は000号でも2号でもあまり価格は変わりません。単純に好きなサイズでいいと思います。わたしはしっかりしたサイズの点々を打ちたかったので、この中では一番大きいサイズの2号にしました。
素材はナイロン茶毛と馬とありました。どうやら、デザイン筆のカテゴリーみたいですね
NDBミニセーブルの特徴
NDBミニセーブルの特徴は、コシが強めで安定感があり、均一な線を描きやすいことです。
コリンスキーやセーブル系の獣毛の小筆と比べると、水含みには欠けますが、そのぶん安定した描きごこちです。獣毛は少し柔らかさもあるので、毛先のコントロールが難しいこともありますが、NDBミニセーブルは、均一な塗りが得意です。
毛先の違い、みやこやビューライナーは毛先が尖っています。先が細いほど、細い線が描けますし繊細な塗りもできます。強弱をつけた線も得意です。ですが、線がかすれてしまったり、点々をうつのはあまりうまくいきません。点々ではなく線になってしまうんですね〜。
一方NDBミニセーブルは、毛先が丸っこいです。なので、強弱をつけた線は描けないのですが、均一で同じ太さの線を描くのが得意。力も伝わりやすいです。そして何より点々がきれいにのせられる♪
今まで、筆で点描はきれいにできない!と思い込んでいましたが、持っている筆が点描向きではないだけでした。NDBミニセーブルならきれいにできる!
NDBミニセーブルと
ビューライナー、みやこは
違ったタイプの小筆なんだね
もちろん細部を塗ったり、線をひくのにもとてもよいです。とくに初心者さんにおすすめ。意外にコリンスキーの小筆が合わなかった、という人にもおすすめです。獣毛は線がかすれやすかったりもするので、もっとしっかり線をひきたいときにはNDBミニセーブルの方が描きやすいかもしれません。
あとは透明水彩だけではなくアクリル絵具にも向くので、アクリル用にも何本か買い足したいなあとも思うのでした。
追記:最初2号を購入しましたが、結局0号も買い足しました!アクリルでも使っています。よき✨
短い軸がかわいい
何気にお気に入りなポイントは、この短い軸!
かなり短いです。長いのは個人的に重たくて好きではないので、これは嬉しいです。
このサイズだと…筆箱にも楽々入ります。持ち運びにも便利ですね。
通販はこちら
店舗も探してみましたが、ちょっと大きい画材屋さんでないと見つかりにくいかも…(最終的には世界堂で発見しました)
通販のほうが購入しやすいかもしれません。
手頃な価格なので、サイズ違いでいくつかあってもいいかも〜。
他にも色々小筆あります!
この名村さんの細筆比較のツイートが分かりやすいので、もっと色々な小筆を知りたい人はぜひ読んでみてください↓
私の記事でもビューライナーの記事に数本の小筆比較をのせているので、ぜひごらんください。
また改めて小筆の比較記事を作りたいなあと思っています。
最後に
今回、あらためて思ったのは「やりたい技法に合っている道具が超大事!」ということです。今まで筆できれいな点描はできないんだと思っていたのですが、やっぱりそれと相性のいい筆があったんです。(なかなか、ユーザーがその情報に到達するのが難しいんですが…メーカーさんによる商品の情報発信が頼りのことも多いです)
やりたい技法から向いている道具が逆引きできるといいな、と思います。
色々試してみないとだね!
高い道具ほど優れている、というものでもなく、「自分のやりたいことに合っているか」の方が大事かもしれませんね。そのやりたいことがそれぞれ作家さんによって違うので、「おすすめの道具」も変わってきたりします。
今回今までと違ったタイプの小筆をゲットできたのでよかったです。これで、悩みがひとつ解決しました!刺さる方がいれば嬉しいです〜〜!