制作過程を写真に撮ろうとして、途中経過の写真を取り忘れるというミス…
今回は黄緑色をメインにフルーツを描いてみました。描いたのは、洋梨、季節はずれのみかん、グリーンレモン🍋
グリーンレモンは貴重な国産のレモンだそう。普通のレモンに比べて香りが強いです。色は濃いめの黄緑で、ライムみたい。
みかんは温州みかんですが、もちろん旬ではない(今は9月)ので、ハウスのみかんだと思われます。明るい黄緑。
洋梨は今が旬。こちらも香りが強いです。一見黄土色ですが、内側に黄緑が隠れています。彩度の低い黄緑という感じかな。
並べます。この並べるという作業が大事です。どのようなバランスで並べるか、で、絵のバランスも変わってきます。舞台役者を配置するように。コツは不規則な三角や四角をつくるようにすることと、向きはバラバラにすること。
早速下書き。いつもは色鉛筆の茶色や赤紫で描くことが多いですが、今日は鉛筆で。あまり描きこまないで、ざっと。線はねり消しで薄くしておきます。紙はラングトンプレステージという水彩紙です。
今回使う色は、レモンイエロー、プルシャンブルー、カドミウムレッド、イエローオーカー、セピアの5色です。レモンイエローはシュミンケホラダムのもので透明感があり、明るい色ながら濃さもあり、とても重宝します。レモンイエローとプルシャンブルーをメインに描いていくつもりです。
下塗りをしました。下塗りは大事です。はみ出すくらいにたっぷりと。みかん、レモンはレモンイエロー、なしはレモンイエローとプルシャンブルーで黄緑色を作って塗ります。
乾いたら色を重ねていきます。
この部分の制作過程を撮り忘れました。いきなり完成に近い状態。
みかんは、レモンイエローとプルシャンブルーの混色で、黄緑を。ヘタの近くはカドミウムレッドを少しだけ加えて、山吹色を作り塗っています。
レモンもレモンイエローとプルシャンブルーの混色メインで塗っていますが、ポイントでカドミウムレッドを使っています。
洋梨は、上からイエローオーカーを塗りつつ、黄緑も重ねています。影はプルシャンブルーを混ぜて濃い色を作っています。ヘタの部分はイエローオーカーとセピアです。
机に落ちている影の色は、プルシャンブルーとセピアとレモンイエローも少し入っています。渋めのうすいグリーンがメインです。少し冷たい感じの影にしました。絵の色のトーンによって変えています。
最後にリフティングでハイライトを作りました。水だけの筆で、色をぬぐって取ります。が、あまりこの水彩紙は色が取れません。水彩紙のせいではなく、プルシャンブルーの着色力のせいかもしれません。レモンにさらに色を加えて完成としました。
ほとんど、レモンイエローとプルシャンブルーで描いています。次にイエローオーカー。カドミウムレッドはポイントに少しだけ。セピアも色を濃くしたいところ、少しだけですね。
今度はもう少し制作途中で写真を撮ります。つい描いていると夢中になってしまうんですね〜反省反省^^;