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名村大成堂Normeノルムシリーズを試してみた!バランスに優れた万人向けの筆

先日、文房堂で、ナムラの水彩筆を購入したので、その感想を書いていきたいと思います。

初心者にもおすすめの筆、ノルム

今回は名村大成堂のノルムという筆をご紹介します。ノルムは人工毛の筆なのですが、適度にしなやかさや水含みもよくて、とても塗りやすい筆です。

透明水彩で筆は、とても大切です。特に初心者は毛先がまとまらないような筆だと、細かい部分がうまく塗れません。また、コシがなくて柔らかすぎる筆だと、コントロールが効きづらく、思ったように塗ることができません。

ひよこ
ひよこ

きれいに塗るには筆も大事なんだね

なので、使いやすい筆が一本手元にあると、作業が圧倒的に楽になりますし、何より色塗りがとても楽しい作業になります。

透明水彩において水彩筆は「手の代わり」といっても言い過ぎではありません。

ノルムとは

ノルム(Norme)は名村大成堂の筆です。こちらは比較的新しい筆ですが、獣毛ではなく人工毛の筆です。

最近よく見かける、毛の表面を加工し、まとまりや水含みをよくした、新開発の人工毛が使われているとのことで、従来のナイロン筆よりもしなやかさがありますし、水含みがよいです。

私が愛用しているのは8号丸筆です。どんな筆なのかもっと詳しく見ていきたいと思います。

サイズ展開と価格は?

サイズは0号、2号、4号、6号、8号、10号、12号、14号、16号の10サイズ展開です。

おすすめは8号サイズか6号サイズです。(8号サイズは、大きすぎず小さすぎず何でも描けるサイズなので、基本の1本としてオススメです)

価格を記そうかと思いましたが、名村大成堂にリンクを貼りましたので、そちらからご覧ください↓

ナムラ Norme  ノルム   | 水彩・油彩などの各種画材筆は名村大成堂

8号で1700円+税なので、そこそこ高価な筆といえるかもしれません。

かれは
かれは

ノルムはナイロン筆の中では、高価だけど
その分使いやすさがあります!

コリンスキー筆は、最近とても値上がりしていて、安いものでも5000円以上するようになってしまったので、ノルムの価格は現実的かつちょうどいいかなと思います。

ノルムの描き心地

ノルムの8号を使って、試し塗りをしてみました。これはハガキサイズの紙に試しています(ホワイトアイビス)

ノルムの水含み

一番上のベタ塗りが水含みを試しているものです。

長く途切れず塗れている筆ほど、水含みに優れています。

ノルムはナイロン筆の中では、かなり水含みが良い方だと思います。よく筆が絵具を吸うので、たくさんの面積を途切れずに塗ることができます。コリンスキーと同じくらい(もしくは僅かに及ばない程度)水を含んでいる印象があります。

最後の方がさすがに色が薄くなりましたが、かなりいい方です(目安は大体、紙の端から端まで塗って、その後、2列目まで塗れている筆は水含みに優れているという感じ)

弾力とコントロール性

また、Normeノルムは水につけたあとも、きれいにまとまります

そして、弾力があり、戻りの良い筆です。柔らかい筆というより、やや硬めの筆です。なので獣毛筆に慣れた人には、少し硬く感じるかもしれません。ただコントロールしやすいので、初心者向きではあると思います。うまく力を抜くと、細い線も描くことができますが、先の尖った入り抜きには、同じ素材のラフィーネの方が得意かもしれません。ただ、力加減のコントロールで、葉っぱの先端もきれいに尖らせることができました。

追記、ノルムの弱点

ナイロン筆の弱点として、先端にクセがつきやすい、というものがあります。どうしても耐久力の面でイタチや羊など獣毛筆より劣るのです。

ノルムは現在2本目を使用していますが、ノルムはナイロン筆の中では耐久性が優れています。同じナイロンでも、値段の高い筆の方が長持ちだと感じます。

ただ、やはりコリンスキーに比べると毛先にクセはつきやすいです。なので、どこかで買い替えのタイミングは来るように思います。もちろんコリンスキーも永久に使えるわけではないのですが、やはりナイロン筆の方が先に寿命がきます。

耐久力のイメージ

一般的なナイロン<<ノルム<コリンスキー

総評、おすすめ!!

実は買うときは、「ナイロンなのにちょっと高い筆だな」と思ったのですが、使ってみてから考えを変えました。手持ちのコリンスキーと同じような感じで使うことができるので、むしろコスパはよい!

今まで筆はコリンスキーが一番よい、と思っていたのですが、もうこれからはコリンスキーにこだわらなくてもよいのかも…と思っています。最近はナイロンでも特殊加工のおかげで、十分描き心地がよいです。

かれは
かれは

コリンスキーよりもやや硬めですが、
かなり近いイメージです!

今まで愛用していた、アルテージュのキャムロンプロや、インターロンも使いやすいのですが、ナムラのノルムはさらに、コリンスキーの高級筆に近づいたような使い心地です。

これからコリンスキーの筆はだんだん手に入りづらくなっているようですので、その代わりとして使える筆のひとつだと思います。

特に水含みとコントロールの良さを両立しているのが魅力だと思いました。

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↑Amazonのリンクから見ることができますが、3本セットもオススメです。使いやすいサイズが揃っています。

ノルムはナイロン筆にしては、高価かもしれませんが、その価値が十分ある上等な筆です。

特にイラスト描く方は重宝すると思います。

使い心地のいい筆に少し投資してもよい!と思っている方にはぜひおすすめします!

noteはじめてみました!

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