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2500円以下で買える水彩絵具12色セットまとめ(5種を比較レビュー)

今回は水彩絵具セットの中から気軽に買える安めのセットをご紹介します。2500円以下で買えるセットを探してきました!

おすすめの水彩絵具を紹介する前に

水彩絵具って、そもそも「売っている場所が分からない」という声も耳にします。子供用の絵の具なら、文具店やホームセンターにも取り扱いがあったりするのですが、もう少し本格的なものを使ってみたいという方もいるのでは?

絵の具ってどこで売っているの?

何から始めたらいい?おすすめはどれ?

これから、水彩絵具のことを紹介しつつ、おすすめのセット商品をご紹介したいと思います。

水彩=透明水彩という認識でOK

そもそも水彩には、透明水彩と不透明水彩の2種類があります。今のトレンドでいうと、水彩というとほとんどが透明水彩のことを指します。詳しくは不透明水彩と透明水彩の違いを説明記事があるので、興味があれば読んでみてください。

私たちが、小学校のとき使った水彩絵具は、透明水彩と不透明水彩の中間くらいのものです。もちろんこれでも絵を描くことはできます!が、専門家用の絵具に比べると、混色で色が濁りやすく、またパレットに色を入れておくと劣化しやすいのです。なのでこれから水彩絵具で絵を描いてみたいという方は、これから紹介する専門家用の透明水彩を買ってみることをおすすめします。

子供の時に使ったサクラマット水彩と、専門家用の透明水彩を比較しています↓

お子さんがいらっしゃる方にもおすすめ!透明水彩は子供用水彩よりも机や衣服が汚れづらいですし、パレットを1つ作っておけば、一回一回チューブから取り出さなくていいので、準備も後片付けも楽。気軽に取り組むことができます。

どこで絵具は売ってる?

残念ながら、本格的な透明水彩絵具は文具店やホームセンター、100円ショップでは売っていないです。

かれは
かれは

売っていればいいのにね〜

水彩絵具は主に画材店で売っています。都市部には大型の画材店があるのですが、住んでいる地域によっては近くに画材店がないということもあります。

私が透明水彩を始めた20年前は、まだ、駅ビルや文具店の隣に「小さな画材やさん」というのがいくつもありました。残念なことに、そういった小さな地元の画材店は少しづつ姿を消していっています。

なので現在だと、水彩絵具が欲しい場合は大型の画材店か、通販の2択ということになります。

通販だとAmazonのような大型のマーケットプレイスは一番多くの人が利用しやすいのですが、バラで1本ずつ買うことはできません。多くがセットでの販売になります。

あとは個別のオンラインショップとしては、世界堂オンライン、ゆめ画材、tools、画材販売.jpなどがおすすめです。こちらでは1本ずつ絵具を選ぶことができます。ある程度買うと送料無料になるシステムなので、まとめ買いするなら、専門店の方が品揃えは豊富です。

ひよこ
ひよこ

オンラインショップだとじっくり選べる🎵

セットとバラ買い、どちらがおすすめ?

Q.セットと1色ずつバラで買う、どちらがおすすめなんでしょう?

時間がない人は、セット買いがおすすめ

  • 近くに画材店がない人
  • 面倒なことは嫌だという人

とにかく絵具選びに時間をかけたくない人は、通販でセット商品を買った方がいいです。圧倒的に楽なのと、セットで買うと安い場合が多いです。

12色セットならAmazonでワンクリックで買えます。ですが、1本ずつ買うとなると、オンラインショップの中から探すのも大変でややこしいです。絵具のラインナップは100色くらいが平均なので、その中から初心者が選ぶのはとても大変。

ひよこ
ひよこ

これは大変💧

ちなみに何色くらいの絵具のセットを買ったらいいのかということになりますが、最初は12色セットでいいです。

理由は2つ。

  • 安いから初期投資が安く済む
  • 数が増えるといらない色も出てくる。ジャンルによって必要かつ好まれる色は全然違うので、18色や24色セットは「いらない色」が確実に出てきます。(どんなによくできているセットでも)12色セットを買って、何枚か絵を描いてみた後に、このサイトで紹介している絵具で気になったものを、様々なメーカーから買ってみるのがおすすめです!

絵具を通販でバラバラに買うのは、初心者には難しいです。

セット買いのデメリット
セット買いにはデメリットもあります。それは、あまり使わない、白と黒がセットに入っていることです。特に白はほとんど使いません。なので、12色セットでも色のついた絵の具は10色だけなんです。 あとは、購入するセットによっては、クセの強い色が入っていたり、使いづらい色が入っていたりすることがあります。

じっくり無駄なく派は基本7色がおすすめ

  • 画材店が近くにある人
  • 手間がかかっても無駄な色を買いたくない人
  • 画材代を安く抑えたい人

直接買いに行けそうな人はバラバラに絵具を買うのをおすすめします。

その場合は、この基本7色をそろえるのをおすすめします。

もちろん好きに色を選んでもOKですが、初心者は膨大なラインナップから、使いやすい絵具を選ぶのは大変だと思うので、この基本7色をぜひ参考にしてください。これは色づくりの基本色です。

「なぜ7色?少なくない?」と思うかもしれません。最初にたくさん色をそろえることをおすすめしないのは、「混色で色を作る」ということに慣れた方がいいからです。多いほど、使いこなすのは難しくなるので、なるべくシンプルに!

あとは7色だけだと、画材代が安く済みます。最初に初期投資をしすぎない方がいいです。ハマるかどうかは分からないんです。あまり初期投資をしすぎると、だんだん気持ちの負担になってきます。

かれは
かれは

こんなに投資したのに…
なんて思うのはもったいない!
最初は身軽にいこう!

2500円以下で買える水彩絵具セット5選

さて、ここからやっと本題です。やっぱり「セットで買いたいな!」という人のためにおすすめの水彩絵具セットを5つ紹介していきますね。全て12色セットです。おすすめの順番に書いていきます。

価格も初心者が選びやすいように2500円以下で揃えられるものに限定しました。ちなみに全部Amazonで買うことができます。初心者にもぴったり!

ターナー透明水彩12色セット★★★

12色セットの中では、ターナーの透明水彩12色セットが圧倒的におすすめです!

ターナーというとアクリル絵具のイメージが強いかもしれませんが、透明水彩も優秀です。

最大のおすすめポイントは

  • 12色のカラーバランスがよい
  • 鮮やかな色がメイン

初心者にもわかりやすいラインナップです。特に「赤」がイマイチなセットが多いんですが、ターナー透明水彩に入っている「パイロールレッド」はわかりやすい真っ赤です。

鮮やかな色がメインなので、混色で色も濁りにくいのも初心者にありがたいポイントです。とくにフタロブルーイエローシェードやウルトラマリンという青は、絵の中では必要な色なのですが、これが入っているターナー12色セットはとても優秀!(入っていないセットも多い)

そして何よりも値段が安い!!ターナー透明水彩は、専門家用の透明水彩の中では一番安いです。でも安いからといって、クオリティは他のメーカーに負けていません。本当にコスパがよいです。

ひよこ
ひよこ

ターナーの12色セットは明るい色が多く、学生さんやこどもにもおすすめ♪

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ターナー色彩(Turner Color)
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なので、ついつい色々な人におすすめしてしまうのです✨

もっと詳しく知りたい方は、ターナー12色セットのレビュー記事をぜひ↓

クサカベ透明水彩12色セット★★

クサカベのラインナップも中々良いです。初心者に使いやすいラインナップだと思います。

色のバランスはなかなか使いやすいです。クサカベのサップグリーンは黄色っぽい明るい黄緑なのですが、この色は日本の植物を表すのにとてもいい色だと思います。そして入っていて欲しいウルトラマリンがちゃんと入っていますね。

ターナーの12色セットに比べると、少し落ち着いた色調なので、パッと見て「こちらの方が好み」と思う方はクサカベがおすすめです。

かれは
かれは

プルシャンブルーとバーントアンバーの深みのある色合いも素敵!

発色は良く伸びもよいです。絵具の質感は少し硬めです。

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クサカベ(Kusakabe)
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こちらもAmaonで買えますね。2500円をわずかに超えてしまっていますが…ユルシテ🤲

もっと詳しく知りたい方は、クサカベ12色絵の具レビュー記事を読んでみてくださいね

ホルベイン透明水彩12色セット★★

日本で一番普及しているのがホルベイン透明水彩です。一番メジャーなブランドで、愛用者も多いです。技法書もホルベインが一番よく紹介されているので、参考にしやすいです。画材店でも取り扱いが多いので、買い足しのときには一番楽だと思います。

ですが、12色セットに関しては、ちょっとクセがあるので、好みが分かれます。赤がクリムソンレーキとバーミリオンなのですが、どちらも真っ赤ではないので初心者は戸惑うかもしれません。特にクリムソンレーキは好みが分かれる色なので、別に赤を買い足す可能性大。

また黄緑のパーマネントグリーンNo.1も好みが分かれると思います。

あとは青のチョイスも少しクセを感じます。

かれは
かれは

安定のホルベイン!

でもやはりメジャーなブランドなので、ホルベインで揃えていきたい場合には、こちらの12色セットをおすすめします。

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HOLBEIN
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Amazon安い〜。1本ずつ買うよりお得な気がします。

ただ、ホルベインの12色セットは購入前にレビュー記事を読んでおくことをおすすめします↓

サクラ透明水彩★

こちらはとにかく安さに衝撃を受けた商品です。

とにかく初期投資を低く抑えたい、という方にはおすすめです。ある意味コストパフォーマンスは最高です。

こちらが色見本です↓

色名がわかりやすいのもいいですね。赤とかレモン、であれば、名前でどんな色なのか想像つきやすいです。

単色での色はなかなかキレイだけれど、ちょっと粒子の大きい色があったり、混色で少し色の彩度が落ちてしまいます。でもちゃんと透明水彩なので透明感はバッチリ!

圧倒的安さが魅力♪

サクラ透明水彩のセットを買う場合は、次に買い足す場合はホルベイン、クサカベ、ターナー、ウィンザー&ニュートンなど、別ブランドでするのもおすすめです。水彩同士であれば、混ぜて使うのも問題なしです。

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サクラ透明水彩のみ、一部のホームセンターで購入できるということです!(こちらも情報提供ありがとうございます)画材店以外で透明水彩が買えるのは本当に珍しいです。

こちらもまたレビュー記事を書きたいなと思ってます。

ウィンザー&ニュートン コットマン透明水彩固形

こちらだけ、固形水彩の12色セットになります。こちらも魅力的だったので、入れてしまいました。

ウィンザー&ニュートンにはプロフェッショナルという本格的なシリーズコットマンという廉価版が存在します。プロフェッショナルは、ホルベインやターナー、クサカベの2倍くらいの値段ですが、コットマンはホルベインやターナーと同じくらいのお値段です。

プロフェッショナルとコットマンは、ラインナップ(色数)にはかなり差があり、発色も少し違います。ただ、このセットはお手頃なので、取りあえずこちらを購入してみるのもいいと思います。発色は明るめですが、深みはあまりありません。

ケースはとてもコンパクトです。こちらのセットの魅力は、パレットを別に購入しなくていいこと、持ち運びが楽なことです。

ウィンザー&ニュートンのコットマン水彩固形

この形状に惹かれる…という方にはおすすめ。

わたしの購入したセットには水筆と水彩紙もついていて、セットを買うだけで、すぐに絵を描き始められます。セットには色々なバリエーションがあるみたいです。野外スケッチに持っていって誰かに自慢したい♪

高級な12色セット

12色セットマニアな私は、様々なメーカーの12色セットのラインナップを研究しています(12色の選び方からメーカーの絵具への考え方が透けて見えるような感じがしてます)

なので、もし「もっと予算をかけられるぞ!」という方は、高級水彩メーカーの12色セットも、検討の材料にしてくださいませ✨

まとめ

おすすめのセットについてまとめてみました。

水彩絵具を描くときに、必要になるものはこの記事に書いてあります↓

絵具を買うときにパレットも欲しくなりそうなので、パレットの記事もどうぞ。水彩パレットの作り方も詳しく紹介しています↓

あとは筆ですね↓

透明水彩では、紙はとても大事です!

画用紙では、使える技法が限られてしまいます。ぜひ水彩紙を一緒に購入するのがおすすめです。水彩紙は、本当に出来栄えを左右します。絵具は今回紹介したものなら、どれでも大丈夫ですが、水彩紙はなんでもいいというわけではないので、ぜひ記事を読んでくださいね。

良いものは値段が高すぎて気軽に練習ができないこともあるので、手頃なスケッチブックと、上等な紙を両方買って使い分けるのもおすすめです。

noteはじめてみました!

ブログのサブコンテンツとしてnoteを始めてみました!

ブログでは話せない裏話、制作過程、日々気づき、読書メモ、展覧会や旅の記録などを気ままに記していくつもりです。

こちらもぜひのぞいてみてください✨

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