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バーントアンバー比較。推しのシュミンケホラダムのバーントアンバーを中心に

今回は透明水彩で定番の茶色、バーントアンバーをご紹介します。

バーントアンバーとは?

バーントアンバーは、透明水彩では定番中の定番の茶色です。色は、赤茶でもなく、焦茶色でもない。まさにみんなが思い浮かべる、いわゆる茶色です。

私は若い頃はあまり茶色が好きな色ではなく、どの茶色でも同じような感じだと思っていました。ですが年を追うごとに、絵を引き締める暗めの茶色の重要性に気づくようになりました。

世の中に茶色のものが多すぎます。木の幹や枝、土の色、動物の毛並、木材、建造物、他にも人物の髪の毛や目の色にも…

なので、少しずつ茶色に注目して、色々な茶色の絵具を買い集めるようになりました。

そこで気づいたのは、とりあえずの定番は「バーントアンバー」でそれを軸に何色か買い足していけばいいということです。

なので今回はバーントアンバーのメーカー比較をしていきたいと思います。

バーントアンバーの顔料

バーントアンバーの顔料はPBr6。土由来の顔料です。

この色は、どのメーカーにも必ずあるほど定番です。が、土由来のせいなのか、メーカーごとに色の濃さや粒子感がかなり異なります。

かれは
かれは

色見本だけでは分かりにくいかな?

なので、意外とこの色を選ぶ時は、ちゃんと確認が必要なんです。

ちなみにローアンバーという色もあるのですが、対の存在のような絵具で、バーントアンバーは焼いた土、ローアンバーは生の土 由来の顔料だとか。色はローアンバーの方が淡く優しい色味。

バーントアンバー、メーカー比較

これがちなみに色々なメーカーのバーントアンバーの比較です。「本当に同じ色?」と思うくらい色が違うと思いませんか?

ミルクチョコレートのような茶色が一番多いのですね。少しムランになったり、粒子感が出ています。塗り心地も差があります。その中でも私のお気に入りは一番左のシュミンケホラダムのバーントアンバー。

ピックアップしてみました。こんな色です。

他メーカーのバーントアンバーと比べて一番違うのは、とにかく色に深みがあることと滑らかな塗り心地です。

色は一見すると普通の茶色ですが、色自体も濃く着色するので、絵の中で重みやインパクトを加えやすいです。絵の中に取り入れやすい、深みのある茶色なんです。

この色を知ってから、私はすごく茶色に興味を持つようになりました。何をどう塗っても上品にまとまる!というわけで一応リンクを貼っておきましょう。

ちょっと値上がりしてしまったのでね〜。おいそれとおすすめしにくくはなりましたが…。でも愛用し続けていく色の一つです。

バーントアンバー、使い方

茶色は、人物の髪の毛、肌、目などにも使いますし、背景の建物や木、岩、動物など、様々な場面で使います。とても使う頻度の高い色。深みのあるバーントアンバーは、ちょっと落ち着いたイメージになりますが、他の色ともなじみやすく、単色でも混色でも大活躍。

薄めて使う

薄めたところもいいですね。柔らかくて落ち着いたベージュです。

独特の渋さがいいです。バーントアンバーはそこまで不透明の絵具ではないので、重ね塗りしても綺麗です。

こちらはバーントアンバーだけで描いた作品なのですが、深みのある茶色だからこそ、1色でも濃淡が出せるのだと思いました。

混色して使う

もちろん混色するのもとても良いです。茶色の基本色なので、青や紫、赤など混ぜて色を微調整できます。

色々な種類の茶色ができます。茶色系は粒子が大きいことも多いのですが、使い勝手はメーカーごとに微妙に違ってきますが、確実に混色でも生きる色です。

青やグリーンと混ぜるのがお気に入りです。紫もいいね!

下地に使う

バーントアンバーは深みのある美しい色なので、ベースに使うと、いい感じに落ち着いた雰囲気になります。

一時期、茶色系のワントーンの絵にはまっている時期があり、その時にもバーントアンバーを下地に使っていました。

現在でも建物や建造物はバーントアンバーをベースにすることが多いです。その上から、さらに深みが出るように色を足したりしています。

茶色系はシュミンケホラダムが種類が多い

どのメーカーのラインナップを見ても思うのですが、あまり茶色って種類がないんですよね。じっさいそこまで売れる色じゃないと思います。茶色はほとんど使わないという人もいますし。

でもシュミンケホラダムだけは、もともと茶色系の種類がとても多いブランドです。新色が大量追加された時も、たくさんの茶色が追加されていました。同じような色でも透明度の違う茶色があったり、珍しいビスケットのような明るい茶色があったり、とにかく種類が多いのが特徴。

シュミンケホラダムの茶色はとにかく種類豊富!

それもあってついついチェックしてしまいますね。

茶色は彩度も低いし地味な色なので、軽視する人が多いのですが、色彩のベースになることが多い色。使う頻度や、絵の中に占める割合も意外に多いのです。

まさに縁の下の力持ちという感じです。

なので、ぜひこだわって欲しいですね。とりあえず茶色が欲しい場合は「バーントアンバー」を選んでみてください。もし、色がうすくてイマイチ、と感じたら、セピアなど買い足ししてもいいですね。

私はシュミンケホラダムの茶色を推し続けていますが、他にもいいと思う茶色はたくさんあります。

他の茶色が知りたい方はこちらも見てみてくださいね。

その他の基本色もチェック!

ということで定番中の定番の茶色バーントアンバーを中心に紹介してみました。茶色は使わない、という人もいるのですが、茶色こそ作るのが案外難しい色で、狙い通りの色が作れなかったりするので、ぜひ1つはパレットに入れておきたいです。

あとはシュミンケホラダムのバーントアンバーの色が変わらないで欲しいですね!

この色だけは!変わらないで!!

ということで、ぜひ他の色の記事もおすすめなのでぜひ〜↓