今回はおすすめの色、というより、私が愛してやまない色(これがないと絵が描けないっ!)と感じる特別な色をご紹介します。
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お気に入りの色ってありますか?
もし、これから絵具は1色しか使えないとしたら・・・
と聞かれたら、迷わずシュミンケホラダムの668バーントアンバーにします。それくらい自分の絵に絶対に欠かせない色です。
透明水彩初心者の頃、私はこう思っていました。
茶色なんてどれもどれも一緒じゃない?
色々ある絵具の中で、茶色は一番興味のわかない色でした。地味な色だし、違いがよく分からない、塗ってしまえばどれも一緒じゃないの?
その考えが変わったのは、シュミンケホラダムのバーントアンバーに出会ったとき。。。
バーントアンバー自体は珍しい色ではありません。どのメーカーにも必ずある色で、12色セットに入っていることもあります。超定番の茶色です。色は深めの茶褐色で、とくにクセのない茶色の基本色です。
でもシュミンケホラダムのバーントアンバーは他ではなかなか見かけない絶妙な茶色なんです。
シュミンケホラダムのバーントアンバーはこんな色
シュミンケホラダムのバーントアンバーはこんな色です。
他メーカーのバーントアンバーと比べて一番違うのは、とにかく色に深みがあることです。
色は一見すると普通の茶色ですが、色自体も濃いですし、彩度がかなり低めで渋みがあります。ただ、それが何とも絶妙なんです。(一般的なバーントアンバーは色が明るすぎる)
そして少し不透明気味。色自体も濃く着色するので、絵の中で重みやインパクトを加えやすいです。
とにかく綺麗な茶色!!
シュミンケホラダムのバーントアンバー、使い方
茶色は、人物の髪の毛、肌、目などにも使いますし、背景の建物や木、岩、動物など、様々な場面で使います。とても使う頻度の高い色。深みのあるシュミンケホラダムのバーントアンバーは、ちょっと落ち着いたイメージになりますが、他の色ともなじみやすく、単色でも混色でも大活躍。
薄めて使う
薄めたところもいいですね。柔らかくて落ち着いたベージュです。
独特の渋さがいいです。シュミンケホラダムのバーントアンバーは塗りムラができにくいので、重ね塗りしても綺麗です。
混色して使う
もちろん混色するのもとても良いです。茶色の基本色なので、青や紫、赤など混ぜて色を微調整できます。
色々な種類の茶色ができます。茶色系は粒子が大きいことも多いのですが、シュミンケホラダムのバーントアンバーは滑らかなので、混色しても綺麗に混ざって色も美しいです。
青やグリーンと混ぜるのがお気に入りです。紫もいいね!
下地に使う
シュミンケのバーントアンバーは深みのある美しい色なので、ベースに使うと、いい感じに落ち着いた雰囲気になります。
一時期、茶色系のワントーンの絵にはまっている時期があり、その時にもバーントアンバーを下地に使っていました。
現在でも建物や建造物はバーントアンバーをベースにすることが多いです。その上から、さらに深みが出るように色を足したりしています。
シュミンケホラダムの茶色は種類が多い
シュミンケホラダムは、もともと茶色系の種類がとても多いブランドです。新色が大量追加された時も、たくさんの茶色が追加されていました。同じような色でも透明度の違う茶色があったり、珍しいビスケットのような明るい茶色があったり、とにかく種類が多いんです。
シュミンケホラダムのバーントアンバーを使うようになってから、茶褐色の大切さとその違いについて、とても意識するようになりました。
地味な色なので、絵の中では注目されないけれど、ベースになることが多い色。使う頻度や、絵の中に占める割合も意外に多いのです。
まさに縁の下の力持ちという感じです。
他にも、シュミンケホラダムは、使いやすく、単色でも美しい茶色がたくさん。鮮やかな色の絵具は、他メーカーでも色々あるので、困らないのですが、茶色系だけはシュミンケホラダムのものが欠かせません。2021年のパレットも(というかここ10年ほどずっと)茶色は全てシュミンケホラダムで揃えています。
使用色が気になる方はこちらへどうぞ↓
この色だけはモデルチェンジしないで欲しい
この色だけは廃盤とか、色の変更とかしないで欲しいな。。
愛用している画材が、廃盤になったり、さりげなくモデルチェンジした時の、絶望感は半端ないのです。
この色だけは!変わらないで!!
ということで、ぜひ他の色の記事もおすすめなのでぜひ〜↓