[アクリル絵具の種類]マヨ、ソース、しょうゆ?透明水彩風にも使えるのかも解説!

アクリル絵具は種類がたくさんあり、それぞれに描ける絵の種類も違います。

ただ、アクリル絵具は、あまりに色々なことが出来すぎるので、「こういう絵を描きたい!」というはっきりした「ビジョン」がないと、何をどう使えばいいか迷ってしまうかもしれません。

このサイトは、「透明水彩で、絵やイラストを描く!ことがメインテーマになっているので、アクリル絵具を透明水彩風に使うということに焦点を当ててお話ししたいと思います。

ではアクリルの種類を紹介して、どの種類が透明水彩風に使えるかどうか?を考えたいと思います。

アクリル絵具で透明水彩風の絵が描ける?

アクリル絵具というと油彩のような厚塗りのイメージを持たれている方も多いかもしれません。

ひよこ
ひよこ

アクリルで透明水彩っぽい絵、描けるの?

かれは
かれは

描けます!
全く同じではないけどね。

この絵はアクリルで描いていますが、パッとみた感じは透明水彩のように見えると思います。

でも、アクリル絵具で、透明水彩で描いたものに見た目を似せることはできますが…

描き心地はちょっと違います

乾くのが早かったり、透明水彩ほど滲まなかったり…

ただ、透明水彩の代わりにアクリル絵具を使うメリットもあります。

まず、透明水彩にはない、優れた特性についてまずお話ししますね。

アクリル 絵具を透明水彩風に使うメリット

①耐水性がある

まず、透明水彩の重ね塗りの技法。

思ったよりうまくいかない!って人多いのではないでしょうか。

アクリル絵具はもともと耐水性がある絵具です。なので、乾いたら、水で絶対に溶けません。色を何回でも重ねられます。これはかなりメリットだと思います。

透明水彩できれいに色を重ね塗りしていくには、いくつか条件をクリアする必要があります。

この記事を読んでいただければそれが分かりますが↓

アクリルは、そういった諸条件に左右されず、どんな塗り方、紙でも重ね塗りができます。

②どんな紙でも描ける

透明水彩は紙に左右される画材です。

うまく絵具がのらない水彩紙もあり、重ね塗りができない、にじまない、といった悩みはほとんど使っている水彩紙が原因です。うまく塗れるような上質な水彩紙は、値段が高いです。

お高い水彩紙が湿気で風邪ひいちゃうこともある…

それに比べ、アクリル はあまり紙に影響を受けない紙です。紙の表面が極端に弱くなければ、どんな紙でもOKです。

安価な紙でも全く問題ないです。

透明水彩に比べて色々な水彩紙を、使い比べたりする手間や費用がかからないことが多いです。

かれは
かれは

アクリルは紙だけでなく、キャンバス、板、石にだって描ける
とにかく何にでも描ける絵具なんです。

③耐光性がある

透明水彩は日の当たるところに長時間に飾ったりすると、色があせます。アクリル画はお部屋のどこにでも飾れます。日のあたる場所でも色があせません。アクリル絵具は透明水彩に比べて、耐光性が高いです。

なので野外制作や、壁画制作にも向いているそう。

しかも描いた作品に保護材(バーニッシュ)をかけて保護すれば、さらに耐久性もアップするそうです。

ひよこ
ひよこ

アクリルは強い画材なのね

作品を販売することを考えている人は、耐光性が高い絵具で描いていることは、アピールポイントになります。買っていただいた方に、安心して長期間飾っていただくことができます。

透明水彩の方が繊細な画材、アクリルの方がタフな画材であることが言えると思います。

アクリル絵具を固さで分類してみた。

アクリル絵具も色々な種類が出てきて、選ぶときに迷ってしまうのではないでしょうか?

今回は、形状別に分類してみます。

絵具の固さ

そして、アクリル絵具の中には様々なテクスチャーの商品があります。

テクスチャー??

ひよこ
ひよこ

テクスチャー??

テクスチャーというのは質感や固さのことです。

これは言葉で説明が難しいので、調味料に例えてお話しします。

そうすると、ピンとくる人が多いはず!

マヨネーズとソースとしょうゆです。

普通のタイプーマヨネーズ

一番よく知られているタイプ。アクリルといえばこのタイプ。最も一般的で、学校の授業で使ったことがある人も多いのでは?画材店や文具店でも、このタイプの取り扱いがほとんどです。

ターナー、ホルベイン、リキテックスは定番

チューブから出した時の固さがちょうどマヨネーズくらいです。チューブから出したとき、形が崩れないくらいの固さです。

このタイプは、油絵のような厚塗りもできるし、不透明水彩(ガッシュ)のようなマットな使い方もできます。

かなり、盛って分厚く塗ることもできます。

かれは
かれは

傾けても、流れたりしないので扱いやすさはピカイチです!
そしてどこでも買える。

透明水彩的な使い方はできないわけではないのですが、水でサラサラに薄めようとすると、色が薄まってしまう傾向にあります。

ソフトタイプ、フルイドタイプーソース

マヨネーズタイプよりも、粘度が低いタイプです。トローっとした感じのゆるさ。

ちょうどとんかつソースくらいの硬さ。場合によってはもう少し固めかも。

これはゴールデン(廃盤になっちゃいました😭)

ホルベイン

これはあまり見かけないかもしれません。大型の画材店には取り扱いがあります。

あまり知らない人も多いかもしれません。でもこのアクリル絵具とてもいいんです。

こちらは、チューブに入ったソフトタイプと、プラスチックのケースに入ったタイプがあります。チューブタイプは少し固めです。

リキテックスの黄色のふたのものは
かなり柔らかめです。

どちらかというと不透明水彩やポスターカラーの代用品のイメージです。絵具はシリーズによっては透明感あるもの、不透明のもの色々ありましたが、かなり廃盤になってしまって、今はリキテックスソフトとホルベインフルイドアクリリックスくらいです。

透明水彩風の使い方はできます。ちょっとトローっとしているので、水で薄めなくてはいけないのですが、使い勝手はよいです。

ひよこ
ひよこ

たしかにとんかつソースくらい。
水で薄めるとちょうどよさそう♪

私が記事の上の方で紹介している絵はこのフルイドタイプで描いたものです。

リキッド、インクタイプーしょうゆ

ソフト、フルイドタイプよりもっと粘度が低く、しょうゆくらいの粘度です。シャバシャバした感じ。

カラーインクのイメージに近いです。

これはほとんど店舗で見かけません。新宿の世界堂で、ホルベインのアククリリックインクが、新宿のtoolsでリキテックスのアクリルリキッドを見かけましたが、他の店舗では見かけませんでした。

左がホルベイン、右がリキテックス

このアクリルはとても可能性のある画材です。やはり、使っている人があまりいないので、情報は少ないかもしれませんね。

透明水彩風の使い方にとてもマッチしています。というか、そういう使い方をイメージして、作られたと思われます。透明度も高いので、重ね塗りの技法がしやすいと思います。

すごいのは、さらさらなのにマヨタイプと顔料濃度が、同じだということ。つまり、さらさらなのに、色が濃いです。

問題点は今のところ色数が少ないことです。

とくにリキテックスリキッド!色数少ない

あと2メーカーしか選択肢がないので、もっと増えるといいなと思います。

使うときもサラサラしすぎなので、どんなパレットがいいか迷います。梅皿のような、深さがある皿の方がいいのですが、アクリルなので、固まってしまうと、洗うのが大変です。

使い捨てのパレットだと楽だけど、紙パレットだと、流れてしまうし、困ってしまう。何かよいアイディアがないか、考え中です。

かれは
かれは

よいパレットがあると使いやすさがアップすると思う!

そういう意味ではソースタイプの方が、使い勝手がいい面も、あります。紙パレットの上で流れないし。混ぜやすいです。色数もたくさんあります。

アクリル 絵具の色のこと

アクリル絵具は、透明水彩と比べて、混色によって彩度が落ちにくいです。

透明水彩に慣れると、アクリル絵具の色合いは、深みがない、鮮やかすぎて安っぽいと感じてしまう人もいるかもしれません。

でもそこはテクニック次第。補色をうまく使って、少し色の彩度を落として好みの色にしていくことはできます

私も色々な作家さんの作品を見ましたが、アクリルの作品でも、重厚感あふれる落ち着いた色合いで描かれている方もいました。

なので、複雑な色を表現することは可能だと思います。

逆に明るく、鮮やかな色を求める人には使いやすいと思います。おすすめです。透明水彩の絵具では、色が濁りやすいなあ、もっと明るめの色で塗りたいという人にはすごくマッチするかもしれません。

まとめ

  • アクリルには、マヨネーズ、ソース、しょうゆの3タイプあり
  • 透明水彩風に使えるのは、ソースとしょうゆのタイプ。
  • ソースもしょうゆも今のところ、情報少なめ。でもおすすめ!

アクリル絵具は、混色しても色が鮮やか

いかがでしたか?

アクリルが透明水彩風に使える、ということを知らなかったという方も多かったかもしれません。

ひよこ
ひよこ

知らなかった!

かれは
かれは

アクリルというと厚塗りのイメージが強いよね。

私もまだまだ、挑戦中です。絵の見た目は、透明水彩と似ていますが、使い勝手はかなり違うので、絵によってはちょっと難しく感じることもあります。

余談ですが、アクリル絵具は透明水彩と比べると、沼は浅めです(笑)

メーカーごとの発色の違いもあまりなく、顔料ごとの違いもそこまで感じません。そこまで画材そのものにハマる要素がないんですね。また、複雑なにじみや分離など偶然要素もあまりありません。色遊びを含めた、画材そのものの面白さは透明水彩の方が上だと思います。

その代わり、「画材を手段として〇〇の絵を描く」のようにはっきり目的意識を持った人には大変おすすめできます。アクリルは画材そのものの複雑さはありませんが、純粋に画材としての機能や堅牢性に優れていて、心地よく制作ができると思います。費用もかかりません。

なので、どちらかというと、アクリルは目的があって合理的な選択を好む人には向いているんじゃないかな、と。

ひよこ
ひよこ

アクリルも楽しそう♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。