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文房堂ギャラリーカフェ個展のふりかえり
とりあえず今年の個展が終わりました。11月5日〜11日。場所は神保町の文房堂ギャラリーカフェ。
ご覧いただいた方、ありがとうございました。忘れないうちにふりかえりをしようと思います!
今回はじめてのカフェギャラリーでの個展でした。カフェギャラリーでの個展は、賛否両論あって、それは事前にある程度分かっていたのですが、実際に個展をやってみて思うところがいくつかありました。
その賛否両論については、以下の投稿も参考にしてみてください。
展示空間について
カフェギャラリーだけど作品は見やすい
まず展示空間についてです。カフェギャラリーでの個展は、展示スペースとカフェの客席が近すぎると、絵が見にくいというのがデメリットなのですが、文房堂ギャラリーカフェは、作品が飾られているスペースと客席が少し分かれているので、落ち着いて作品鑑賞ができました。また作品鑑賞のみもOKなので、時間がない場合も作品だけささっと見るのにもぴったりでした。
また在廊していて、お客様と立ち話になっても、カフェ利用の方の邪魔にはならないくらいのゆったりしたスペースがありました。
立原さんの写真がとても会場の雰囲気がわかりやすいので、ぜひご覧ください。(ありがとうございます!)
作品の見え方について
文房堂ギャラリーカフェはとても落ち着く洒落た内装で、作品もギャラリーで飾っているのとは違った見え方でした。
特にいつもと違っていたのは、壁の色。壁の色が大理石風のグレーなので白や黒の額が映えていました。

特に白い額。白い壁に飾っても馴染んでしまって、イマイチに見えることが多いのですが、今回は淡いグレーの壁だったためか、白い額がとても綺麗に見えました!嬉しい。黒の額もいつもは暗く見えることが多いのですが、グレーの壁だとコントラストが緩和されてマイルドに見えました。壁の色で額の印象も変わるので、とても新鮮でした。

あとは照明のせいなのでしょうか。全体的に作品が見栄えしたような感じがします。(何度も見ている作品も今回はとてもよく見えた、という意見があり嬉しかったです)
ピクチャーレールについて
この会場はピクチャーレールでの展示だったのですが、釘打ちに比べて作品を飾るのはとても楽でした。高さを変えたりするのはすぐにできて、微調整ができてよかったです。ただその分、額が手前に傾いてしまいます。いつもだとキラキラする部分が反射して見えやすいのですが、前傾している分あまりキラキラしなかったのが残念でした(とはいってもお客様はキラキラに反応してくれたのでよかったです)

その代わりに作品が前傾しているために、写真を撮った時に自分が写り込まないのでそこはよかったかもですね〜。
会場が思ったより広かった。作品を飾れる壁面長さは16mほどで、片側の壁のみだったのでそこまで長くはありません。ただ、カフェ空間がとにかく広いです。なので、遠くからも作品が見れるのが特徴です。そのためか、いつもより作品が小さく感じました。
自分でも遠くから見た作品の見え方も知ることができて、よかったです。そういう意味では近くに寄っても、遠くから見ても楽しめるような、細かすぎない(繊細すぎない)作品の方が向いている空間かもしれません。

お客さんについて
いつもと違うお客さんとも会えた
毎回違う会場で個展をするとお客さんがガラッと変わることに驚きます。いつもSNSとDM送付で宣伝をしているので、同じ人に情報が届いているはずなのですが、それでも会場によってお客さんがガラッと変わります。(立地などもあるのかも)
今回はいつもの個展よりもやや女性が多めで、毎回来てくださる方だけでなく、はじめましての方も多かったですね。
1階が画材や雑貨の売り場なので、1階の看板を見て気になって3階のギャラリーカフェまで上がってきてくれた人や、カフェ目的で来たけど作品をじっくり見て画集を購入してくれた、いわゆる通りすがりのお客さんもとても多かったのが印象的でした。

一方銀座でギャラリー巡りしているような方の来場は少なめでした。カフェと聞いて敬遠されたのかもね。
カフェを利用しつつ、作品をじっくり見てくれた人と、作品だけささっと見に来て帰った人も半々くらいだったような感じがします。いつものギャラリーだとあまり長時間滞在できないので、いつもよりじっくり作品が見れて良かったという声もあって嬉しかったです。
ただ、カフェスペースはカフェ目的で利用する人が大半なので、混んでしまって着席できなかった来場者もいたようです。文房堂ギャラリーカフェは常に混んでいました。
独特の展示空間
これは備忘録でもあるのですが、このカフェスペースの展示空間はちょっと独特でした。等間隔に柱があって、壁が6つに分かれていたのでした。なので、それを活かし、似たような色の作品を区画ごとに分けて展示してみました。

これは緑のゾーン。

こちらはピンクのゾーン。
あとは壁が広いこともあって、作品同士を離して飾ることができました。いつもだともう少し近くに飾るので、作品同士影響を受けやすいということがありあした。一つ一つの作品をじっくり鑑賞できて、「没入感があった」「世界観に浸れた」というお声も多くいただきました。
これはとてもよかったこと。

ただ一方で展示空間が縦に伸びていて一方通行な感じがあるので、「作品を購入する」という観点で見ると、ちょっと作品同士を比較しにくい感じを受けました。と思いました。特に入り口階段付近に置かれた、小さめの作品の印象が薄くなってしまった気がします。このエリアはちょっとライトも近いので見せ方には工夫が必要だな〜と!
Xでの個展の感想ポストが多かった
今回はXでの感想ポストがとても多くありがたかったです!今までで一番多かったです。なぜだかは分かりませんがとても嬉しいのでスクショしています。特に1日目にたくさんポストしていただいたのが、その後ポストしやすい雰囲気になったのかもしれません。個展期間中応援してくださった方、重ね重ねお礼を申し上げます。ありがとうございました!
Xでの感想のポストを見て、見たくなって来たという方も最終日に多かったです。
全員とお話ししたかったのですが、早い時間にいらした方とはすれ違ってしまったようで申し訳ありませんでした。人が多い時間帯もお話できない方がちらほらいたような感じがします。次回は必ず!
どんな個展だった?
最初ははじめてのカフェ展示ということで、不安もあったのですが、結果終わってみるとたくさんのお客様にお越しいただけて、作品もお迎えいただくことができたのでよかったと思いました。
いつもと違う展示ができたと思います。
今回は、作品の世界観に入り込んで、じっくり楽しめるような展示になったような気がします。いつもより時間をかけてじっくり見てくれる人が多かったです。(人の動きが美術館っぽかった)

一方で「作品を選ぶ」という観点で見ると、展示空間が横に伸びすぎてしまって、比較検討がしにくいという点もありました。特に入り口付近が通り道でもあるので、人が滞在しにくく、奥に人の流れが溜まりがちでした。普通のギャラリーは狭い部屋の四方に作品があり、移動しなくても作品がぐるっと一望できて見渡せる良さがあるなと感じました。
芳名帳もわかりにくい場所にあり、書いてくれる人が少なかったので、どなたか来てくれたのか一部しか確認できていません(来場数も不明)このあたりは次回の展示があれば工夫したいところです。
グッズは画集が好評でたくさんの方に手に取っていただけました。こんなに売れるならもっと刷っておけばよかったです。増刷分も完売しました。途中でサインを求められたので、サインをしますよ!と告知したのですが、最初からそういう告知をしておけばよかったです。(思いつかなかった…反省)

今回は手頃なドローイングや色紙をあまりおけなかったので、それは次回の展示の課題にしたいと思います。マットつきの原画は実は6階の額縁フロアで額装が可能だったのですが、それを活かしたマットつき作品をもっと用意できたらよかったな、と!ご案内もすればよかった。

と、終わってみると、「ああすればよかった」「こうすればよかった」と反省がつきないのですが、また次の展示に繋げていけたらなあと思っています。
会期後通販もしています
会期は終わりましたが、作品の通販がご利用いただけます。一応11月末までの予定です。もしご検討の方いたらどうぞよろしくお願いいたします。
また個展がしたい
原画を見てもらう機会って本当に貴重なので、展示の機会はこれからも大事にしていきたいと思っています。今回はじめて私の個展に来てくださった方は「画面で見るのと、原画ってこんなに違うんですね…」と驚かれている方が多かったです。そう、画像になってしまうと消えてしまうのはキラキラだけではなく、肌の色合い、鮮やかな青、細かい線、絵具の質感、紙肌の風合い…数えきれません。
「想像していたより数倍よかった!」とおっしゃってくださった方もいて、それは次回の個展に繋げるモチベーションにしたいと思います。私の方も貴重なご意見をいただき、とてもありがたかったです。
個人的にはまた文房堂ギャラリーカフェで、また個展ができたらなと思っています。今回は余裕がなかったですが、次回はワークショップもしたいです。
作家さんで「自分も個展やってみたいな〜!」と思う人はこちらの記事もどうぞ。今回の個展でもこの記事を購入した作家さんから「背中を押してもらえた」「全体像が理解できたので、一歩踏み出せた」というお声をいただきました。
























