色見本とは、自分の持っている絵具を紙に塗っておいて、その色がどんな色なのか、確認できるようにするものです。
目次
パレットの色と紙の上の色は違う
透明水彩絵具はパレットに絞りだした色と紙に塗った色は、違うことがあります。透明感の強い色は、パレットに出すと黒っぽい色に見えます。でも紙に塗った色は鮮やかだったりします。

自分の使っているのがどんな色なのか、確認するためにも、色見本をつくってみると役に立ちます。
私は、つい最近まで、色見本をつくったことがありませんでした。
なので、パレットに出ている色がどの色なのか、忘れてしまうこともしばしば。とても似た色を隣に出してしまっていることもありました。
色見本を作るなんて、めんどくさい。。と思っていましたが、ちゃんと作って見て、やっぱり良かった!色を選ぶときにも役に立ちます!
思い込みで色を使っていることもわかりました。
色見本のみほん
私のパレットに入っている絵具の色見本です(2020年現在)

ちなみにパレットの中身は毎年替えています。年末に入れ替えをしています。

パレットでみると黒っぽい色が多いと感じませんか?透明感の強い色ほど、チューブから出した色は黒っぽく見えるんです。実際に塗ってみると鮮やかな色も多いですね。
そして色見本を見てみると、笑ってしまうくらい黄緑が多いですね!黄緑だけで3色?こんなにいらない気がします(笑)でも色見本を作るまで気づいていませんでした。
色見本を作るポイント
他の色の色見本もつくろう
もし、他にも絵具を持っている場合、パレットに入っていない他の絵具の色見本も作っておくと、便利です。色の似たものを近くに塗っていきます。

一覧にして色見本をつくっておくと、自分だけのカラーチャートができます。どの色とどの色が似ているか、分かります。メーカーを飛び越えた比較もできますので。おすすめです。
まとめ
実際に色見本を作ってみると、自分の持っている色が、どんな色なのかよく分かりました。
色だけでなく、不透明だけどしっかりした色だな、とか、透明だけど色が薄くて濃く塗りにくいな、とか色々なことに気付きます。
私の場合、似たような色味の絵具がたくさん入っていて驚きました。特に黄緑の多さにびっくりです。色見本を作る前は、色の偏りにも気づけていませんでした。
来年は違う色を入れて、もう少しバランスの良いパレットを作りたいな、と思います!
色見本を作ったことがない方、初心者の方は、絵を描く前に、色見本をぜひ作ってみてください。
色見本を作る水彩紙は、ワトソンホワイトがおすすめです。真っ白なので色が分かりやすいです。