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ウィンザー&ニュートンのマスキング液を試してみた![おすすめのマスキング]

今回は新しく買ってみたウィンザー&ニュートンのマスキング液が、思ったより、良かったので、そのレビューをしてみようと思います。

ウィンザー&ニュートンのマスキング液

マスキング液というと、ミツワやホルベインのものが主流なのですが、ずっと気になっていたウィンザー&ニュートンやマイメリ、シュミンケホラダムのマスキング液。お値段は少し張るのですが、一体どんな感じなのだろう?と思い、ウィンザー&ニュートンのマスキング液を買ってみました。

今回購入したのはウィンザー&ニュートンの「カラーレス・アートマスキング液」

元々、私はマスキングが得意ではありません。そしてマスキング作業自体もあまり得意ではありません。でも、絵の種類によってはマスキングは必要なこともあります。なので、元々の私のマスキング事情とマスキングの特性を踏まえた上で、今回のレビューを書こうと思います。

私のマスキング事情とマスキングの特徴

マスキング自体あまり使わない

そもそも、マスキングの技法自体、あまり使わないです。マスキングで抜いた白はくっきりしすぎてしまい、色を塗ったところと馴染ませるのが難しいと感じることも多いです。

ただ、背景の色が暗い場合などはマスキングをした方が作業も楽ですし、キレイに仕上がります。人物に色がつかないようにマスキングをします。

マスキング作業が苦手(特にリキッドタイプと筆)

マスキング作業がとても苦手です。特に瓶詰めになっているリキッドタイプは匂いもしますので、あまり瓶を開けたくありません。また、リキッド液はすぐに固まるので、塗っているそばから、筆がダメになってしまい、うんざりします。これについては解決方法が見つかったので、後でお伝えしますね。

とにかく、リキッドを別の器にうつして、筆で塗ること自体も面倒ですし、また筆を洗ったりするのも大変です。そして、リキッドは粘度があり、乾きやすいので、キレイな線を描くのが難しいです。ガタガタした不自然な境界ができることもあります。

マスキングリキッドではなく、マスキングペンを使うことが多い。

以上の理由から、どちらかというとマスキングペンの方が使い勝手がいいと感じていました。ホルベインのマスキングペンやpebeoのマスキングペンは細い線も描きやすく、筆を洗う大変さもないのでとても便利です。

ただ、やはり広範囲のマスキングはマスキングリキッドの方がいいです。細いペンで広範囲は塗れません。マスキングペンは境界線も部分や、細い髪の毛の部分や水滴、ハイライトの部分をマスキングするのに向いています。

マスキングペンはとても便利ですが、すぐに固まってしまい、あまり使わないうちに、固まって使えなくなることも多いです。

色のついたマスキングリキッドが苦手

色のついたマスキングリキッドは何となく苦手です。マスキングは、絵にかなり色が入るまで取ることができないのですが、白抜きしたいときは、色を塗ったところが、どのくらい白と差がついたのか、剥がしてみるまでわかりません。また、たまにマスキング液の色が沈着してしまうことがあります。

ただ、色がついていないと、どこにマスキング液がついているか分かりにくいので、難しいところです。

でも何となく水色のマスキング液、好きじゃない…😑

マスキングが使える紙は限られる

マスキングは、全ての水彩紙で使えるわけではなく、表面が強い水彩紙だけです。紙によってはマスキングを剥がすときに、紙が破れてしまうことがあります。

コットン100%紙は、概ね大丈夫という感じがしましたが、その中でも時々剥がれてしまうことがあります。パルプ系の水彩紙は、マスキングNGというものも多いです。

マスキング液によっても、違いがあるらしい?

また紙だけでなく、マスキング液によっても、粘着力に差があるらしいことが、最近分かってきました。ものすごくベタベタしたものもありますし、剥がすときにスッと取れるものもあるようです。

マスキングテープはOKだけど、マスキングリキッドはNG。

A社のマスキングリキッドはNGだけど、B社のマスキングリキッドはOK。

など、紙の種類が同じでも、使うマスキングによって、キレイにできたりできなかったりします。

ウィンザー&ニュートンのマスキング液の種類

ウィンザー&ニュートンのマスキング液は、3種類あります。

  1. アートマスキング液(普通のマスキング液、薄い黄色の色がついている)
  2. カラーレス・アートマスキング液(無色タイプのマスキング液)
  3. パーマネント・マスキングメディウム(剥がさないタイプのマスキング。塗ったところが耐水性になる。絵具と混ぜることもできる。)

色のついていないタイプのマスキングを使ってみたかったので、②のカラーレスアートマスキングを買ってみました。

③の剥がさないタイプのマスキングも気になっています。パステルやクレヨンで塗るとそこだけ、絵具が弾くのですが、そんな感じになるのだと思います。絵具も混ぜられるなんて便利すぎ!剥がさないので、表面が弱い紙にも使えるはずです。今度はこれを買う!

カラーレス・アートマスキング(W&N)の使用感

サラッとしていて乾くのが早い

まず、液体は、私が知っているものより、サラッとしています。匂いはありますが、そこまで強い匂いではないですね。

サラッとしているので、割と滑らかな線を引くことができます。

思ったよりに塗りやすいです。

そして乾くのが早い!

私はとてもせっかちなので、乾くのに時間がかかると、すぐイライラしてしまいます(笑)

このカラーレスアートマスキングは、粘度が少ないせいか、ペタッと薄くのります。そのせいか、乾くのがとても早いですね。嬉しい。

無色は嬉しいが、やはり見辛かった…

そして、問題の無色ですが。。色がついていないのは、上から色を塗っているとき邪魔にならなくてとても良かったのですが、

やっぱり見辛いので何箇所か、塗り残してしまいました!!

こればっかりはしょうがないですね。よく目を凝らして、確認するしかないですが、意外なところに塗り残しがありました〜!とにかく多めに塗っておく方がいいということがわかりました。

粘着力が弱く、はがしやすい

粘着力が弱いので、簡単にはがすことができました。粘着力が強いマスキングもあり、そういうものはラバークリーナで取るのですが(その方が紙肌を傷めず、安全に取ることができる)、カラーレス・アートマスキングは、手で簡単にはがせました。

なので、マスキングに弱い紙でもギリギリ使えるのではないか?と感じました。

余談、マスキングを快適に使う工夫

マスキングは筆にまとわりつくと、なかなか取れないので、困ったことになります。

水50cc くらいに対して、台所用洗剤1滴を入れた溶液を作っておき、そこに筆をひたしてからマスキング液をつけると、筆にマスキング液がくっつきにくくなります。

一回塗るたびに、筆を洗剤溶液にひたす、を繰り返すことで、かなり快適に描くことができました。

左の水が洗剤溶液です。左から2番目にマスキングを入れています。

わりと一般的な方法らしく、いくつかの技法書に載っていた方法です。

水筆の中に洗剤溶液を入れておくのも、いい方法のようです。(水筆は100均にもあり)

とにかく、ダメになってもよいような安い筆で!

使った後は、すぐにぬるま湯で洗う!油断しない!

おすすめ!ウィンザー&ニュートンのマスキング液

ウィンザー&ニュートンのマスキング液、結構おすすめです!

マスキングのリキッドタイプを購入したのは久しぶりだったんです。ペンタイプは時々使っていましたが、リキッドはどうしても、苦手意識があり…

ただ、今回のウィンザー&ニュートンのマスキング液がとても使いやすかったんです。頻繁に使ってみたいな、と思えるほど。とても気に入りました。気軽にマスキングを使いこなした作品を作りたいです!

ただ、入手がしづらいのと、お値段がちょっと高めです。

こちらは普通のマスキング液↓

こちらは私の購入した無色タイプ↓

パーマンネント・マスキングメディウムはAmazonで見つけられませんでした〜(新宿世界堂にはありました)

他の2点の普通のマスキングはAmazonで買えますね!安心^^

私のようにマスキングに苦手意識がある方も、ぜひトライして頂きたいです!