今回はサクラクレパス透明水彩セットをご紹介します。日本で買える透明水彩の中では1番安いのでは??色見本と特徴、また専門家絵具のとの違い、作例も一緒に✨
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サクラ透明水彩について
今回はサクラ透明水彩をご紹介します。サクラといえば、子供用のサクラマット水彩があまりのメジャーなので、そちらをパッとイメージする方も多いかもしれません。あまり知られてはいませんが、実はサクラには透明水彩もあるのです。
あれ?サクラマット水彩とはちがうの?
そサクラ透明水彩はまた別のシリーズなの✨
子供が学校で使うサクラマット水彩は、透明水彩と不透明水彩のちょうど中間くらいの絵具で、やや厚塗りして不透明にも使うことができるし、水で薄めれば透明水彩のようにもなります。ですが、透明水彩的な使い方をするにはやや伸びが足りない面もあります。

ただ今回ご紹介するサクラ透明水彩は正真正銘の「透明水彩」です。
透明水彩といえば、ホルベインやクサカベ、ウィンザー&ニュートンなど専門家用の絵具がメインになります。サクラといえば学童用絵具が有名なので、透明水彩があるとは知らない方も多いのではないでしょうか?私もそのイメージでした!これはまだブログを始めたばかりの時にフォロワーさんに教えていただいたのでした!
今回はサクラ透明水彩の12色をレビューしていきたいと思います。
サクラ透明水彩の色見本
まずは色見本から。こちらがセットに含まれている12色。この他に色はなくて12色のみのようです。
しろ、あか、朱色、レモンいろ、きみどり、ビリジアン、あお、あいいろ、おうどいろ、ちゃいろ、こげちゃ、くろ の12色です。色はこの12色のみです。

全体的に伸びがよくて鮮やかなのですが、ビリジアンだけがちょっとザラザラします。あおはウルトラマリンに白が入ったような青、あいいろはプルシャンブルーまんまの色ですね。黄土色はイエローオーカー、茶色はバーントシェンナの色です。
中身は普通の透明水彩の顔料に使われているものと同じようなものが使われていると思われます。
しろ White…白は本当に普通の白。混色してパステルカラーを作ったり、色を不透明にできます。とはいえ、上から塗って下の色を覆い隠せるほど不透明度は高くないです。
あか Red…鮮やかで明るい赤です。透明感があり伸びもよいです。ただ、色はさほど濃くないです。
しゅいろVermilion…少しオレンジがかった赤ですが、このしゅいろはやや黄色みが強いです。伸びがよくて透明感があります。
レモンいろ Lemon Yellow…鮮やかで澄んだ黄色です。名前の通り、きいろというよりレモン色です。色が鮮やかなので、混色しても濁りにくい黄色です。
きみどり Yellow Green…やや発色は弱いです。鮮やかな黄緑色なので、草や葉の表現にも。
ビリジアン Viridian…フタログリーンっぽい鮮やかな緑なのですが、ちょっと彩度が低いのとなぜかザラザラします。
あお Blue…明るい青なのですが、水色くらいの明度なので、ちょっと使い道が少なめです。ただ青空を塗るのにちょうどいい!混色すると色がくすみがちです。
あいいろ PrussianBlue…プルシャンブルーの名前がついているので、おそらくプルシャンブルーなんだと思います。とても深い発色で、使い勝手がよいです。紺色にも水色にも使える便利な色ですが、色はあまり鮮やかではありません。
ちゃいろ Brown…バーントシェンナくらいの明るい茶色。オレンジがかった赤茶色の色味。
こげちゃいろ Vandyke Brown…焦茶色。渋みが強い茶色ですが、あまり黒っぽくはないです。
くろ Black…真っ黒です。ニュートラルな黒。
サクラ透明水彩の特徴
透明水彩なので、透明感があり、伸びがよい
サクラマットやぺんてるFと比べても伸びが素晴らしいです。やっぱり透明水彩なだけあって、そこが一番違います。
もちろん透明感も抜群で、下絵の線画を隠さずに塗れますし、重ね塗りもできます。

きれいににじむ
発色もよく、専門通うほどの濃さや色の深さはないものの、でもやっぱり透明水彩。なので透明水彩の技法がちゃんと使えます。特に水をしいて、絵具をにじませるウェットインウェットはとてもきれいにできて大満足!
ですが、色によってはあまりにじみが広がりにくいこともありました。

色はそこそこ鮮やかだけど、色は深くない
色もそこそこに鮮やか。ですが、色によっては少しザラザラ感があってしっくり混ざりにくかったです。あかとあおはちょっと色が淡いというか、あまり深さがないので、少し限界があるかなと。
あいいろはとても深みがあるので、黒っぽく塗ることもできます(たぶんプルシャンブルーなんでしょうね)

混色してみた
混色を色々してみました。使い心地は普通の透明水彩と変わらないのですが、発色は専門家用に比べると抑えめなので、しっかり色濃く塗りたい時は絵具をたくさん使う感じでした。顔料濃度はそこまで高くないみたいです。
混色してもそこまで彩度は下がっていないと思います。ただ、青系は混色すると渋い方に寄ってしまいます。フタロブルーやウルトラマリンがないのでね(このあたりは子供系の絵具あるあるではありますが…)
暖色系はとっても鮮やかで明るいです。

透明水彩なのでにじみの感じはきれいで、普通の透明水彩と同じような感じには使えます。
サクラ透明水彩で作品を描いてみた
せっかくなのでサクラ透明水彩の12色を使って作品をいくつか描いてみました。こちらはウォーターフォードナチュラルの荒目に描きました。
意外とにじみも綺麗にできてます!透明水彩で描いた作品という感じがしますよね。ただ、混色で色が渋くなってしまうので、ちょっとコツが必要でした。

こういうときにはてのひらペーパーも手軽に描けていいですよね。ホワイトワトソンにしました。安い絵具を使う時にも、ちゃんと水彩紙を使うことにしています。


黄色や赤は鮮やかなのですが、青系がちょっと渋いのがやっぱりネックでした。あおの発色が弱いのと混色で色がすぐに渋くなってしまうので、この青緑〜青〜紫系の色がちょっと物足りなく感じてしまいました。(作れる色に限りがあって、同じような配色になってしまいそう)
あとは全体的に発色がやや弱めだということです。色がそこまで濃くないので、深みのある表現は、専門家用の水彩の方がよさそうでした。
どんな人におすすめ?
「透明水彩ってどんなものなのか?」気になるけどなかなか手を出せない…という人にはおすすめ。まさに導入にぴったり。とにかく価格が安すぎます。
安いのですが、やはりサクラマット水彩などとは違って透明感があります。この価格で透明水彩が使えるのはとてもよいです!
サクラ透明水彩は、惜しみなくガンガン練習にも使えます。普通の透明水彩は顔料濃度が高く(色がぎっしりつまっているイメージ)、中々なくならないのですが、このサクラ透明水彩はわりとすぐに色を使いきれそうです。
色は12色しかないので、もちろん限界はあります。もっと鮮やかな色が使ってみたければ次にホルベインやターナーで買い足ししてもいいかも。
すでにホルベインやW&Nなど、専門家用の透明水彩を使っている人はわざわざ購入しなくてもいいかもしれません(専門家用の透明水彩の方がしっかりした作りではあります)ですが、サクラ透明水彩は色が濃すぎないので、いつもの透明水彩が上手く使えないと感じる方には案外よいかもしれません。
専門家用の水彩と子供用の水彩の違いが知りたい、という方はこちらの記事も✨
ぺんてるFのレビューはこちらも!こちらは色数も多めです。
12色セットで探しているなら、こちらも!2500円以下で買える12色セットをご紹介しています。どれもおすすめなので、もう少し予算が出せるならこの記事もチェックしてみてください。
























