来ましたよ〜!年末!!パレット入れ替えの記事です。
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パレット入れ替えについて
パレット🎨を入れ替える時がやってきました!
すなわち、年末‼️
パレットの話題が出ると、
年末だって感じがするね
とても楽しみな作業です!
毎年年末のこの時期にパレットのお掃除と色の入れ替えをやっています。この行事はここ7年くらいやっているのですが、ブログスタートした3年前より記録をかねて、毎年記事にしております。だんだん年を追うごとに楽しみにしてくれてる方もいて嬉しいです‼️
その年にパレットに入れている色を参考に、絵具を買ってくださる方も多いみたいなので、毎年ある程度色を入れ替えて新しいチャレンジをしよう、ということも意識してます。
枯葉が愛用するパレットはこちらのアルミ製26色パレット。
26色という数に関しては、絶妙にちょうどよく、1年使っていても飽きません。なぜ、年末に入れ替えを行うのかというと、1年の区切りとしてちょうどいいからです。透明水彩のパレットは、洗わずに絵具を出しっぱなしにしてもよいのですが、ただ、一度作ってしまうと色を入れ替えたり、順番を変えるのが難しいです。同時に色を使い切れないからです。
1年絵具を使うとほこりがついたり、絵具が劣化したりしてボロボロになってしまうので、パレットもきれいにしたいですし、ちょうど色も新しく選びたいので、年末年始の時間を使って絵具を入れ替えています。
絵具の入れ替えを1年に1度と決めているのは、意外と面倒で時間がかかる作業なのと、1年くらいは同じ色をじっくりと付き合いたいと思っているからです。26色とはじっくり1年付き合うので、色々な工夫や使いこなしができるようになっています。
2023年のパレットはどうだったか?
2023年作りたてのパレットがこう。
1年使ってこう。
わあ…
というわけでパレットを洗う前に、2023年のパレットがどんな感じだったか、振り返ってみたいと思います。
まず、スピナルブラウンとセヌリエグレーが有能すぎた!!
やっぱり今年も、去年と同様にスピナルブラウンが大活躍でした。そしてイエローオーカーの出番はやっぱり少なめ。下地に混色に、そのままでもとにかく汎用性が高かったです。あまりに使いすぎたので、今年も後半は継ぎ足しはしませんでした。そして「枯葉さん推しのスピナルブラウン買いました〜!」のお声もたくさんいただいて、ホックホクでした。嬉しい!2024年もやっぱり入れます。顔料濃度が高いのか、よく使っているのに中々無くなりません。ようやく今年使い切りました。
セヌリエグレーも、あまりに使い勝手がよく、色々な色に混色してましたね。青と混ぜたり、緑と混ぜたり。ちょっとくすんだ色味を作るのにとてもよかったです。まだ余っているので来年も使おうかな、と!
青系です。
結果、スマルトブルー以外はほぼ使い切った形となりました。中でも活躍したのはホルベインアーティストパンのフタロブルー(YS)でした。この色に助けられた!ただ、もう少し粒子の粗い色も入れて変化をつけられたら良かったかな、と思いました。このあたりは2024年に生かしていきたいところ。
赤系
中間報告では4色もいらなかった、と書いたのですが、結果的にはどの色もたくさん使いました。2年連続でお世話になっているキナクリドンスカーレットはとても素敵な明るいピンク色で。粒子がとても細かく、ふわっとにじみが広がる感じ、とてもよかったです。軽やかで可愛い赤でした。引き続き使いたい感じもしますが、来年は赤はガラッと変えて、少し深みある感じにしたいな、と。4色の赤は毎年少し多い感じがしてるので、3色にしようかな、とも。
黄色系
黄色はネイプルスイエローが大活躍でした。こんなに自分の絵にハマるとは思ってませんでした。2023年に入れたのはマイメリのネイプルスイエローで、淡い黄色ながらも単一顔料のものでした。来年も使いたいのですが、色々なメーカーで使い比べもしてみたいですね。もし使い切ったら別メーカーのネイプルスイエローを使いたいです。そのためか、カドミウムイエローの出番はちょっと少なめでした。レモンイエローを外してしまったのどうかなあと思っていたのですが、特に問題なかったですね。あまり私の作品では使わない色みたいでした。
茶色系
こちらも大満足!ただウォルナットブラウンはメインパレットに入れるのは今年を最後にしようと思います。廃盤色をパレットに入れるのはやめよう、と。ちゃんと画材屋さんで入手できる色で組みたいと思います。また来年ちょっと違う感じにできたらなと。
来年はこんな色を入れたい!
実は最近あまり年間を通して絵具を買っていません。時々アクリル絵具やキラキラ絵具などは買い足しするのですが、透明水彩に関しては、この年末の時期にしか買わないことにしてます。透明水彩は色にもよるのですが、減りがゆっくりです。買うばかりでは溜まる一方で使いきれないので、最近は買うペースをかなり落としてます。
(とはいうものの、新しい色を試すのはとても楽しいので皆さんはぜひ気にせず買ってくださいねっ!)
色々な絵具を買いたくなっちゃう…
ということで12月、久しぶりに水彩絵具買いました!楽しみにしてた〜。シュミンケホラダムも最近はすっかり値上げをしてしてしまったので、中々手が出せない💦久しぶりに買ったなぁ。マイメリ、最近お気に入りのホルベインパンアーティストなど。
選ぶ絵具の選定ですが、基本の色(なくてはならない色)➕使ってみたい色で考えています。基本の色は毎年同じような感じで考えていますが、使ってみたい色の方は気分で毎年変えています。ずっと同じような感じだとチャレンジがないと思って、時々変えたり、使ったことのない色を入れています。
来年新しく入れようと思っている色
①オキサイドオブクロミウム W&N
はじめて買う色。割とよく見かける顔料の割に、使っているという人を聞かないので、来年使ってみることに。珍しい黄緑色の単一顔料です。独特の渋みが使えそうです。
②コバルトブルーグリーン マイメリ
はじめて買う色。粒状化する青緑。いろいろ迷ったのですが、この色に。緑系の粒状化する色をパレットに入れたいと思ったので、楽しみ。人魚の鱗に塗りたい。
③コバルトブルー ホルベインアーティストパン
この色をパレットに入れるのは2回目。久しぶりです。澄んだ美しい青。前回はあまり使いこなせた感じがしなかったので、リベンジです。
④コバルトバイオレット ホルベインアーティストパン
この色もパレットに入れるのは2回目。そして前回は15年くらい前で、どういう風に使ったか記憶なし。来年はこの粒状化を生かした作品を描きたいです。
⑤マホガニーブラウン シュミンケホラダム
はじめて買う色。ウォルナットブラウンと同じ顔料なので気になっていました。粒状化する赤みの茶色。すごく楽しみ!!
どうしても24色しか選べずあと2色どうしよう!!となっていたので、長女と次女に1色ずつ選んでもらうことに(人頼み)追加する色はホルベインのリーフグリーンとラベンダーに。どちらも自分では選ばない色なので、こちらも楽しみ。
パレットのお掃除
ではまず、パレットのお掃除から。こんな感じ。かなり汚くなってます。洗う前にとりあえず、塊として残っている絵具を外しておきます。カッターを入れて、持ち上げると…外れるはず。カチカチに乾燥している場合は、少しふやかして、再び乾燥してからカッターを入れると外れやすかったです。
来年も使うものは水で洗うと表面がすぐに綺麗になります。紙パレットの上で乾かしておきます。ボロボロになったものはハーフパンにでも入れてまた使ってもいいし、乾燥が激しいものは、一旦廃棄でもいいと思います。
あとはパレットをお湯で洗い流します。
絵具が落とせたら、あとは染みついた色を激落くんスポンジと消しゴムでこすります。落ちにくい色も消しゴムで大体消せますね。すみっこの届かない部分は綿棒で取れます。
ちょっとカッターで傷がついてしまっているので限界はありますが、一応こんな感じで綺麗になりました!
ハーフパンあれこれ
2023年はハーフパンから出してパレットに入れたものもあったのですが、どれも総じて使いやすかったです。余ってしまった色もあったのですが、あまりハーフパンは乾燥による劣化が少ないので、再びパレットに戻そうと考えています。
なんだかんだで、パレットの上に出しっぱなしにするなら、ハーフパンには入っている絵具の方が使いやすい、という結論が出まして。最近の推しメーカーはホルベインのアーティストパンです(こちらチューブのものとは組成が別物、高クオリティでコスパ最高)値段も安いですし、どのメーカーにもあるような色はホルベインアーティストパンを買うことにしています。
ただ…
ハーフパン、まるまる1個は1年で使い切るにはちょっと多いかも…色によっては使い切れるけど、使い切れない色もあったりします。個人的には使い切れる量をパレットに出したいんですよね!(その方が楽)ならばハーフパンをさらにハーフにしちゃうのもいいのかな、と。
ハーフパンのハーフ…
まず、箱の側面にカッターを入れていき、ぐいっと持ち上げます。ものによってはうまく持ち上がらながったり、絵具がビヨーンと伸びたりすることも。
今年はそれを半分にカット!!カッターで切ってみましたが、包丁で切ってもいいのかなあ笑
これで準備完了。とりあえず、ハーフパンはさらにハーフに。
パレットに絵具をつめていく!
パレットに絵具を入れていく順番は、右下から黄色〜緑〜青、左上に移って紫〜赤〜茶色〜黒グレーへ。一応色相環の順番になってます。
そうするとパレットの下段は青や緑などの寒色系の混色、上段は赤や茶色など暖色系の混色に分けて使うことができ、とても快適なのです。この並びは3年目かな、今年も採用です。こちらの記事で詳しく紹介してます↓
去年と違うのが、来年2024年のパレットは紫系の色が多いので、紫がごっそり上段に移ったこと。ペリレンバイオレットは、くすんだ色味なので、紫から茶色のゾーンに移しました。
というわけで、絵具を入れる前に、間違えないようにチューブやハーフパンを並べてチェック。
これでよさそうなので、絵具を入れていきます。去年の絵具を洗って戻すものとハーフパンから出した絵具は、アラビアゴムで接着です。
チューブから出すものは、奥の方に押しつけるような感じで絵具を出していきます。
思ったより硬くなっているものもあり、焦りました。マイメリのウルトラマリンディープはかなり硬くなっていて色々な意味でギリギリ。使い切りました!またリピートしたい絵具の1つ。スピナルブランとペリレンバイオレットも硬化気味で、何とか出せた!という感じ。そして使い切ったので、またリピートしたいな。
今回も去年同様あまり絵具を出しすぎないようにかなり少なめです。なくなったら、あとで追加していくことにしました。やっぱり絵具はボロボロしてしまうので、そうなる前に使いきれるといいなと思ってます。
アクリル絵具やガッシュの出番も増えそうな予感ですので。このくらいでちょうどいいかなと!
で、完成しました👏
なんか、今年のパレット、見た目が華やかです!!黒っぽい色が少ないこともあって、心が明るくなるような色合いで、テンション上がります⤴️おお、使うの楽しみ!!!これは期待できる🙏
では1色ずつの詳しい記事はまた来年!年始に〜〜✨
前年のパレット入れ替え記事など読んでみたい方はこちらも。